解離性同一性障害、俗に言う多重人格を認めない精神分析医のカーラ。ある日彼女は、道で倒れていたデヴィッドという青年の診察を行うことになった。すると彼に突然別の人格らしきものが現れ、態度が豹変してしまう。しかしカーラはこの現象をデヴィッドの愉快犯を演じていると考え、彼の身辺を探ってみることに。調べていくうちに、デヴィッドは25年前にすでに亡くなっていることがわかり……。
以下ネタばれ感想
短いあらすじを読み、多重人格のふりをした悪人が出てくるサスペンス?と
勘違いして見始めたら、オカルトでビックリ!
超こわがりな私は、一気に早送り。それでもなんとか理解は出来たようだ。
一言感想をどうぞ、と言われたら
信じる者は救われる。 かな。
私がはまらなかった理由は、映画「悪魔を憐れむ歌」に設定が似ていたから。
死んだ悪人が悪魔となり、次々に人に乗り移っていくところや
口ずさむ歌があるところなど。
自分なりに解釈したものを書いておきます。
ある山奥にある村で、村人を騙した牧師が、村のシャーマンによって
呪いをかけられ、呪われた魂を取り込む“シェルター”(悪魔)に。
約100年ほどの間、神を信じない人々の魂を奪い、体の中(シェルター)に
次々取り込んでいったのだが、魂を奪った人達の人格がちょいちょい現れるために
多重人格と診断されてしまう。
シャーマンが行った呪いの儀式は、背中に十字架の傷をつけ
口の中に泥を詰めていくものだったため、
悪魔(牧師)に取りつかれた(無信仰な)人間は、皆
牧師が受けた呪いの儀式と同じように、背中に十字架の傷が出来て
最終的に口から土を吐き出し死亡。
ラストで、主人公の精神分析医カーラが悪魔(牧師)を殺すと
死んだはずの娘の意識が戻り、ハッピーエンド!
かと思いきや…。
娘にその悪魔(牧師)の魂が乗り移っただけだった…というBAD ENDでした。
神様を信じない人が殺されていくなんて!
日本には是非やってこないでほしい。