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映画やドラマの撮影地の紹介+レビュー

オールド OLD (2021)

オールド(吹替版)

WOWOWより抜粋

ガイとプリスカという米国人夫妻は離婚前の最後の家族旅行のため、自分たちの幼い子ども、トレントとマドックスを連れ、南国のリゾート地にあるホテルを訪れる。翌日、夫妻らの一家はホテルのマネジャーに勧められ、他の家族たちとあるプライベートビーチに向かう。だがそこで旅行客たちはある女性の遺体を発見。しかも夫妻の子どもたちなどの少年少女が急激に成長する怪現象が発生。旅行客たちはビーチからの脱出を目指すが……。

 

以下ネタバレあり

 

目次

 

Sandcastle

Sandcastle (English Edition)

2010年のグラフィック・ノベル「Sandcastle」にインスパイアされた作品。
フレデリック・ペータース(イラスト)
ピエール・オスカル・レヴィー(著者)
娘たちから、この本をプレゼントされたことがきっかけだそうだ。

 

出演者とクルーに鑑賞させた2作品

youtu.be

ナイト・シャマラン監督は、製作前に出演者とクルーに
映画「美しき冒険旅行」WALKABOUT)(1971年)
映画「ピクニックatハンギング・ロック」(Picnic at Hanging Rock)(1975年)
を鑑賞させたと言われている。
「美しき冒険旅行」は、無理心中を図ろうとした父親の車から逃げ出し、オーストラリアの大地を彷徨う少女と弟が、アボリジニの少年と出会い、言葉が通じないまま、行動を共にしていく…というストーリー。
原作では、飛行機が墜落したという設定からスタートする。
「ピクニックatハンギング・ロック」は、オーストラリアの寄宿学校の女生徒と教師が、ハンギングロックという岩山にピクニックに出掛けるが、数人の女生徒と教師が失踪するという事件が起こる…というもの。
自然の圧倒的な力と闘う人間、というものを表現したかったようだ。
「ピクニックat~」は、殺人場面や恐ろしい場面などは何もないのに、とにかく怖かった印象がある。
シャマラン監督、確かに好きそう。

 

ロケ地 ビーチ

ドミニカ共和国:Playa El Valle

 

ロケ地 Pinewood Dominican Republic Studios

ビーチ以外のシーンで主に使われたのは、ドミニカ共和国にあるスタジオ

Pinewood Dominican Republic Studios”。

 

ネタバレあらすじ

最後の家族旅行

父:ガイ・カッパ
母:プリスカ・カッパ
姉:マドックス
弟:トレント
夫婦は、離婚前に最後の家族旅行をしようと、ある南国のリゾート地で家族旅行を計画する。

 

リゾートホテル

息子トレントは、同じ年頃で、ホテルの支配人の甥イドリブと親しくなる。
友達がいないというイドリブに、ホテルを去ってもリモートで話が出来るし、同じ大学へ行き、ローンを組んで隣同士の家を買おうと約束する。
イドリブは、トレントに暗号で書かれた手紙を渡す。

 

プライベートビーチ

カッパ家は、支配人に勧められプライベートビーチに招待される。
ビーチには、同じように招待された三組の旅行者たちがいた。
①チャールズ(外科医 統合失調症
 クリスタル(妻)
 カーラ(娘)
 アグネス(チャールズの母)
②ジャリン・カーマイル(看護師)
 パトリシア・カーマイル(心理学者 てんかんの持病あり)
③ミッドサイズ・セダン(人気ラッパー 血友病

 

事件発覚

皆、美しいビーチを満喫していたが、女性の死体が発見され、大騒ぎになる。
死体は、人気ラッパーのミッドサイズ・セダンの知り合いだったため、彼が犯人ではと疑いをかけられる。
その後、アグネスが急死。
カッパ家の子供二人とカーラは、突然ティーン・エイジャーに急成長してしまう。

 

ビーチの秘密

このビーチでは、時間の流れが速く、30分で1年経過していると気付く。
ショックを受けた一同は、すぐにビーチから脱出しようとするが、ビーチから離れようとすると、意識を失ってしまい、脱出出来ない。
また、それぞれの家族の中に1人以上、何らかの病を抱えていることもわかる。
成長したトレントとカーラは恋人同士になり、あっという間に妊娠・出産するが、赤ちゃんはビーチでの生活に対応できず、亡くなってしまう。
その後、統合失調症が悪化した、チャールズがセダンを殺害してしまう。

 

脱出計画

ジャリン:海から脱出 ⇒意識を失い溺死
カーラ :崖を登り脱出⇒意識を失い転落死
パトリシア:てんかんの発作で死亡
急激に老化したカッパ夫妻は、視力と聴力が衰え、関係を修復し支え合おうと誓う。
その直後、夫ガイはチャールズに刺されてしまう。
ガイの妻プリスカは、子供らを逃がしたのち、チャールズを錆びたナイフで切りつけ、チャールズは感染症で死亡する。

 

ノート
マドックスとトレントは、ビーチで死んだ犠牲者が書き残したノートを発見。
・ビーチを囲む鉱石の影響で急速に老化が進み、24時間で一生が終わる。
・ビーチでの様子を何者かが監視している。
という事実を知ることになる。
その後、クリスタルが死亡。
ガイとプリスカも、子供達に看取られながら亡くなる。

 

翌朝

生き残ったのは、トレントとマドックスの2人だけに。
トレントは、イドリブから渡された暗号の手紙に
“おじさんはサンゴが嫌い”
というメッセージが書かれていたことに気づく。
2人は、海の中にあるサンゴのトンネルが、ビーチからの脱出経路だと気付き、2人で脱出を試みる。
トンネルの途中で、マドックスの服がサンゴに引っ掛かってしまうが、監視役の男性が、2人がなかなか浮上してこないため、2人とも死んだものと考え、ビーチの全員が死亡したと報告し、監視を止め、研究所へ戻る。

 

大手製薬会社の研究所

リゾートホテル=大手製薬会社の極秘研究所
ビーチの鉱石を発見した製薬会社は、新薬の研究のため、基礎疾患を抱える人々をホテルに招待しウェルカムドリンクとして新薬を飲ませ、プライベートビーチで臨床試験を行っていた。
24時間で一生分の治験が出来ることが、目的だった。
支配人は、ビーチで死亡した人々の履歴を削除し、ホテルとの繋がりの記録も削除。
新たな治験者をホテルに迎えることに。

 

ラスト

ホテルに到着した新たな治験者らにウェルカムドリンクを飲ませようした瞬間、ビーチから脱出した2人が、飲ませないよう邪魔をする。
ホテルに滞在していた警察官グレッグ・ミッチェルには、発見したノートを渡し、事態を説明。
グレッグの調べで、ノート書かれた人々が全員行方不明になっていることが判明。
すぐに、リゾート関係者が全員逮捕され、製薬会社にも捜査が入ることに。
トレントとマドックスは警察のヘリコプターで、叔母の元に向かった。
~おわり~

 

感想

ナイト・シャマラン監督作品なので楽しみにしていた。
シンプルな展開で、どんでん返し等もなく、普通に楽しめた。
「ヴィレッジ」の頃は、詰め込み過ぎ感があったけれど(個人的にはそこが好きだったのだが)今回は、実にシンプル。
ただ、最後に支配人たちを懲らしめたかった。
一生分の治験を1日で終えられるなんて効率良いよね、って!怒