映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

LOU ルー (2022)

嵐の日、ハンナの娘ヴィーが、死んだはずの夫フィリップに誘拐されてしまう。ハンナの隣に住むルーと共に、ハンナは娘を救出しに向かうが…。

以下ネタバレ注意

 

撮影スタジオ

Vancouver Film Studios

撮影スタジオは、バンクーバー・フィルム・スタジオ。

 

ロケ地 ユークルエレット

Ucluelet
主な撮影地は、カナダ・バンクーバー島の西海岸にあるユキュレット。

 

ロケ地 ホームセンター

Pioneer Boatworks Fishing Gere
ホームセンターで、男性が買おうとした商品をルーが横取りしていくシーン。

 

ロケ地 銀行

The Crows Nest(ギフトショップ)
ルーが銀行で大金を引き出すシーン。

 

ロケ地 森のシーン

Lower Seymour Conservation Reserve
森のシーンは、ローワー・シーモア自然保護区での撮影。

 

ロケ地 イーグル・ポイント

ラストの対決シーンで撮影された、イーグル・ポイントという名前のビーチは、さすがに見つけようがありませんでしたが、こちらのサイトで特定されていました。

 

感想

みんな大好き“元CIAの凄腕”主人公を、年配の女性が演じるという設定は面白い。
よくあるキレッキレの動き、というほどのスピードは無く、リアリティがある。
男性であれば、クリント・イーストウッドや、リーアム・ニーソンがキャスティングされていただろう。
そんな主人公を演じるのは、名女優アリソン・ジャネイ。渋いキャスティングで期待度が増すのだが、あまり主人公に感情移入が出来ないまま、映画が終わってしまった。

海外のレビューサイトでは、賞賛する人もいれば、そこまでけなす?という人もいて、評価がバラバラだった。好みが分かれる作品なのかもしれない。

中年女性の凄腕の元CIA、という設定であれば、コメディタッチで描くほうが色々と楽そうだが、ハードボイルドな作品に仕上げているところがお勧めポイント。
・人里離れた場所で、最低限の暮らし。
・相棒は、忠犬。
・おんぼろのピックアップトラックを所有。
・地元の保安官からも一目置かれている。
・態度は横柄で、外見に無頓着。

映画を観ていくうちに、いくつかの疑問が浮かんでくる。
・主人公は、冒頭、何故自殺をしようとしていたのか?
・隣人のシングルマザーとの関係は?
・元CIAだが、どんなことがあり、世捨て人になったのか?
徐々に、細かいことが判明していくという展開。

予想がつく展開で、ラストもありがちだが、ハードボイルド好きとして、評価は中の上とさせていただきます。