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最後通牒 ~クィア・ラブ~ The Ultimatum: Queer Love (2023) 全10話

結婚の準備ができているパートナーと結婚に迷っているパートナー。
女性やノンバイナリー等の5組のクイアの恋人達が、一時的に新しいパートナーと3週間暮らし、その後、元のパートナーと3週間暮らした後に、今後の関係について決断する。

以下ネタバレ注意

 

新司会者  JoAnna García Swisher

 ニック・ラシェイとヴァネッサ・ラシェイに代わり、ジョアンナ・ガルシアが新ホストとして出演した。
これは、ラブ・イズ・ブラインドでのラシェイ夫妻のホストぶりに不満を持つ視聴者が多かったことが原因のようだ。

 

Mildred Woody and Tiff Der

Tiff : instagram

ミルドレッドが、ティフに最後通牒を出す。

ミルドレッドは、オージーを選ぶ。
最初は良い雰囲気の2人だったが、家事をしないオージーにミルドレッドが不満を持ち始め、口論に。部屋での雰囲気は最悪だが、3週間乗り越えようとは思っているようだ。
ティフは、サムを選ぶが、サムが愛犬シャイロを可愛がってくれないと激怒。
冷静になった後に話し合い、一応は関係修復した様子。

2023.5.31追記
ティフもミルドレッドも再会を喜んでいる様子だが、ミルドレッドはティフの話を聞かず、自分の話を押し付け続ける。ラテン系だから仕方がないという言い訳を続ける。喧嘩のたびに仲直りはするが、悪循環に見える。

2023.06.09追記
ティフは、ミルドレッドに結婚を申し込み、ハッピーエンドに終わる。
しかし、1年後の第10話で、二人は結婚する前に破局していたことが判明する。
番組内でも、ミルドレッドは一方的にティフを責め続け、ティフは耐えられず立ち去っていた。
ミルドレッドとペアになったオージーも、「私と同じ。ある事ないこと言われて。」と言い、サムがティフを追いかけ慰めていたが、ティフは帰ってしまった。
ミルドレッドは、怒りをコントロールする努力をしない限り、今後も結婚は無理だろう。

 

Yoly Rojas and Mal Wright

Yoly : instagram

Mal: instagram

ヨリーが、マルに最後通牒を出す。

ヨリーは、ザンダーとカップルになる。最初から良い雰囲気ですぐに恋人の関係に。
マルはレキシーとカップルに。
レキシーとは、スキンシップは無く、語り合うシーンが多い。

 

2023.5.31追記
レキシーとは良い関係だったが、マルはヨリーとの復縁を願っていた。
ヨリーは明らかに、ザンダーとマルとの三角関係に悩んでいた。
すぐにでも子供が欲しいと願うヨリーは、ザンダーの計画性や経済的な部分にも惹かれているようだ。

2023.06.09追記
あんなにザンダーとラブラブだったヨリーだが、あっさりマルのプロポーズを受け入れ、ザンダーファンの私はショックを受け、やはりヨリーは、マルが言うように悪い意味での「恋愛体質」な女なのだと感じた。
番組を観たマルは、ヨリーの嘘にショックを受け、別れたと話す。

 

Sam Mark and Aussie Chau

Sam : instagram

Sam : HP (Youtube, TikTokへのリンクも)

サムからオージー最後通牒を出す。

サムは、ティフとカップルになるが、ティフから愛犬に気遣ってくれないと激怒されてしまう。ティフの怒りが収まった頃に、話し合い、一応は関係修復した様子。
オージーは、ミルドレッドとカップルになるが、ミルドレッドから部屋での暮らし方に関し、あれこれ指示され、辟易している様子。

2023.05.31追記
オージーは、ラテンな女・ミルドレッドからの攻撃に耐えられず、部屋を出て行ってしまうが、番組は続けていた。
サムとの再会にホッとしたようだが、ティフとの経験で強くなったサムに色々指摘され、また部屋を飛びだしてしまう。

2023.06.09追記
1年後、二人は上手くいっている様子だが、オージーはまだ家族にカミングアウトもサムを紹介することも出来ずにいるようだ。
個人的には、サムはオージーには勿体無い人だと思っているので、別の人を見つけて欲しいと願っている。

 

Xander Boger and Vanessa Papa

Xander : instagram

Xander : 仕事(トレーナー)用サイト

Vanessa : instagram

ザンダーからヴァネッサに最後通牒を出す。

ザンダーは、ヨリーとパートナーになる。
顔合わせして早々、ヴァネッサがヨリーの恋人マルを狙ったため、ヴァネッサはヨリーに嫌われてしまう。そのヨリーをザンダーが選んだことにヴァネッサはショックを受ける。
ヴァネッサは、レキシーとマルとレイをベスト3としてデートを重ねるが、ヴァネッサの無責任な発言にレキシーが激怒。
さらに、ヴァネッサがレイとカップルになったことで、ひと悶着起こる。

2023.05.31追記
ザンダーは、荒ぶるヴァネッサに対し、落ち着いた対応を続けるが、明らかにヨリーとの未来だけを考えている様子。
ヴァネッサは、気球ツアーに連れて行ったり、父に会わせてみたりと、あれこれ手を尽くしてみるが、うまくいかない。

2023.06.09追記
ヴァネッサは、自分の浅はかな行動を反省するが、時すでに遅し。ザンダーは、ヨリに夢中だったため、二人は別れることに。
ヴァネッサに別れを告げたのち、ザンダーはヨリーに会い、彼女がマルのプロポーズを受けたことを知る。
1年後、ザンダーとヨリーは一度だけ再会したようだが、進展は無かったようだ。

 

Raelyn “Rae” Cheung-Sutton and Lexi Goldberg

Raelyn : instagram

Lexi : instagram

レキシーから、レイに最後通牒を出す。

レキシーはマルを選び、レイはヴァネッサを選ぶ。
レキシーは当初、ヴァネッサと良い雰囲気だったが、ヴァネッサの言動から彼女の本音を知り、決別。
しかし、レキシーの恋人であるレイは、ヴァネッサとカップルになってしまう。
さらに、ヴァネッサとレイが肉体的にも関係を持ったことを知り、レキシーは大激怒。

2023.05.31追記
レキシーは、いまだレイとヴァネッサとのことを根に持ち、怒りが静まらない。
自分の両親の前でも、レイを責め続けていた。

2023.06.09追記
レイは、レキシーにプロポーズをし、ハッピーエンドで終わる。
1年後も、二人は幸せそうで何より。


4話までの感想

わかりやすいヴァネッサという悪役が登場し、リアリティショーらしい戦いが繰り広げられている。
ヴァネッサは、恋人のザンダーに結婚or別れを迫られての出演という状況を忘れ、出会いの場として積極的に楽しみ始める。それは、ザンダーが自分に夢中だという確信があってことだった。
そんなヴァネッサと当初良い雰囲気だったレキシーだが、ヴァネッサの度重なる能天気な発言を指摘し、適当に言い逃れしようとするヴァネッサを論破。
パートナー選びの際も、その後の顔合わせの際も、ヴァネッサはレキシーに論破され続ける。
後先考えずノリ重視。自分大好き!あははははー。のヴァネッサ、後半も大活躍して欲しい。

個人的な予想としては、ザンダーはヴァネッサと別れ、ヨリを選ぶかもしれないが、ヨリはマルと別れるだろうか?
個人的には、レキシーとマルの美しいカップルのその後が楽しみ。


サムが、途中からガンバレルーヤのよしこさんにしか見えなくなり、それからは「よしこちゃん、頑張れ!」と一番応援するように。
続きが早く観たい!

8話までの感想

3週間のお試し期間が終わり、元々の恋人との3週間がはじまった。
明らかに心が離れてしまったザンダーを取り戻そうと、ヴァネッサはあれこれ手を尽くすが、ザンダーはヨリーとの未来だけを思い、ヴァネッサに対し冷静に対処しているようだった。
ヴァネッサの行動や発言の変化は、ザンダーへの愛ではなく、失いかけているものを取り戻したいという意地だけのようにも見える。

ラテンの女・ミルドレッドの癖が強く、当初はオージーに同情したが、オージーもなかなかの曲者だった。
ミルドレッドとの関係に踏ん切りがつかないティフにはあまり同情しないが、サムはオージーにはもったいない相手のように思える。(サム推し)

恋愛体質ヨリーは、二人に愛され困りつつも、揺れるヒロインを演じているようにも思えた。マルに対し踏ん切りがつかないように思えたが、ザンダーと出産後の計画等も具体的に話していることがわかり、経済的に安定しているザンダーを選ぶ確率は高いかもしれない。

レキシーとレイはもう駄目だろう。
レキシーは、レイの一夜の過ちを今後も責め続ける気がする。
正論を押し付けすぎる人は、みな苦手。
2人には幸せになってほしいが…。

 

最終回までの感想

最後通牒を出された側のメンバーは、元の相手にプロポーズをし、ハッピーエンドとなる中、ザンダーとヴァネッサだけは、別れることになる。
ヴァネッサの態度というより、ザンダーがヨリーに夢中だったことが原因。
しかし、ヨリーはマルを選び、ザンダーは失恋。
マルが当初から言っていたように、恋愛体質のヨリーは、ザンダーとの新しい恋を楽しんでいただけだったのかもしれない。

放送を観たマルは、自分もザンダーもヨリーの嘘に翻弄されていたことに気づく。
マルに「信じて!」と訴えた直後に、ザンダーの元へ向かい「会いたかった」と告げる。番組スタート時から、ヴァネッサを敵視していたヨリーだが、ヴァネッサを責める資格などなかった。

美しいザンダーとマルには、すぐに新しい出会いがあるはず!