映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

こんにちは、私のお母さん 你好,李煥英 HI, MOM (2021)

中国人気映画『袮好、李煥英』こんにちは、お母さん DVD-BOX 玲ジアリン Hi Mom 中国盤

WOWOWより抜粋

大好きな母が喜ぶことを何もできていない自分を許せずにいた冴えない高校生の少女シャオリン。あるとき、交通事故で母が意識不明の重体に陥ってしまい、病院で泣き崩れたシャオリンは、ふと気が付くと20年前、1981年にタイムスリップしていた。工場で働いていた独身時代の母、リ・ホワンインと出会ったシャオリンは、たとえ自分が生まれなくなろうとも、母の夢を叶えて幸せな人生を歩んでもらおうと奔走するのだが……。

以下ネタバレ注意

 

主演・監督 ジア・リン

映画のタイトルにもなっている、主人公の母の名前”李煥英”は、主人公を演じたジア・リン監督の母親の本名。2001年10 月12 日に、事故により48歳でお亡くなりになられている。
映画の最後にも紹介されているが、襄阳胜卫东化工で働いていた母・李煥英の実話を元にした内容になっている。

 

浙江衛星テレビ「喜劇物語」

浙江卫视(浙江衛星テレビ)のコメディ勝ち抜き番組「喜剧总动员」(喜劇物語)用に作られた喜劇が原作。2016年9月10日、番組第1回で放送されている。
放送後、ジア・リン監督が3年かけ準備をし、2019年9月25日クランクイン、2020年1月7日に映画が完成した。

 

ロケ地

中国・湖北省襄陽市

主な撮影は、湖北省襄陽市で。
襄陽市は、国内でも有名な歴史文化都市で、映画のロケ地としてよく利用されている。
湖北威東控股有限公司、603文化創意園区、湖北化学繊維工場などで撮影されたという。


卫东球场

映画公開後、観光名所になっている。

 

撮影風景

 

ひとこと(ネタバレ注意)

コメディ作品だが、母の愛、母娘の絆でラストで泣かされてしまう素敵な作品だった。
主演・監督のジア・リンは、彼女の活躍を見る前に亡くなってしまった母に、映画の中で今の自分の姿を見せたかったのだと思う。
そして、いつも自分の味方でいてくれた母のために、自分も応援したかったのだろう。

ラストのオープンカーのシーン。
最初は、母と娘での楽しいドライブのように見えるが、実はジア・シャオリンが1人で母を思い出しながら運転していることがわかる。
車のナンバーは、HY1012。母の命日の数字が付けられていた。

映画の最後には、
~平凡で偉大なすべての母親に捧げる~
というメッセージが。

泣かせるよね!