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コールドケース S4 #17 ダンサー COLD CASE “Shuffle, Ball Change”

Cold Case

番組オフィシャルブログより

1984年9月15日。スーパーを経営するパットは店で、レスリング選手である息子グラントがジュニア・オリンピックの強化選手に選ばれたことを誇らしげに発表する。そして店にいたグラントの弟モーリスは、父パットから将来の目標を持てと説教される。そんなモーリスは行方不明になってしまう。

そして現在。ゴミの投棄場からモーリスの白骨遺体が見つかる。遺体の損傷の仕方は、モーリスが何者かに殺されたことを語っていた。リリーはコールドケースの扉を開く

以下ネタバレあり

 

映画「リトル・ダンサー」を思い出す人が多いはず。
設定がとても似ています。
家族構成や、ダンス(バレエ)への偏見など。
映画のようにハッピーエンドになってほしかった。
(それではコールドケースになりませんが)

現在の兄グラント役には、なんとドン・スウェイジが!
あの映画「ダーティ・ダンシング」で有名なパトリック・スウェイジの弟です。
スウェイジ兄弟の母親は、バレエ教室の経営者で振付師。
映画「アーバン・カウボーイ」でダンサー役などで出演していました。

また、ダンス・コーチのリロイが、モーリスが
「This isn't the steel mill!」(ここは製鉄所じゃない!)というセリフがありましたが、これは映画「フラッシュダンス」で、ジェニファー・ビールス演じる主役のダンサーが製鉄所で働いていたというところにかけてのセリフだったようです。
(事件は1984年、映画「フラッシュダンス」は1983年の作品です。)

殺された原因が、父親の愛情を独占したという嫉妬からという理由が物悲しい。
そのように育ててしまった父親にも原因があるとも言えるでしょう。
それまでは、レスリングの選手である兄を溺愛していたので。
ただ、父親が弟モーリスのダンスの才能に気づいたところで、この事件が起こったことが悲しいです。
それぞれの才能に気づいて、2人に愛情を注いでほしかったです。

リロイコーチとモーリスのシーンは、とてもステキでした。
ダンスが好き!楽しい!というモーリスを温かく見守るリロイ。
イチオシのシーンでした。