2002年6月16日。荒廃したストリート。歩道の上のテーブルで賭けブラックジャック。負けたアフリカ系少年マイケルに代わって14歳の弟テランスが席に着くが、意外にも強気な態度でベットを上げていく。カードをめくると計21。テランスはカードを観察し、確率上、自分の勝利を確信していた。そんなテレンスの遺体がビルの屋上で見つかる……。
そして現在、テレンスと生き別れになったという父親カーターが殺人課を訪ね、息子の社会保障番号を知りたいという。詐欺に悪用しようとしているのは明白で、ジェフリーズはカーターに悪印象を抱く。リリーはテレンスの死後、すでに社会保障番号が使われている事実を発見。ジェフリーズたち殺人課はコールドケースの扉を開く。
以下ねたばれあり
生まれた環境によって子供の人生は左右されてしまう。
最近、親の収入が多いほど子供の学力が高い」という調査結果が
日本でもニュースになっていました。
日本では学力程度の差でしょうが、アメリカのドラマや映画を
見ていると、ギャングに入らざるを得ないという状況などが
あり、何故そうなってしまうのだろうかと驚かされます。
今回の被害者テレンスは、聡明な少年。
聡明であれがゆえに、悪人にも狙われてしまいます。
ギャングのボスに、カウンティングに協力するよう命令されるが
ボスを裏切り、わざと負けてしまいます。
怒ったボスは、兄マイケルに弟殺害を命じ、ギャングの中でしか
居場所がないマイケルは、テレンスを殺害…。
「お前には才能がある」と言いながら。
このドラマのエピソードは、悲しい結末となってしまいましたが
その逆が、先日見た映画「しあわせの隠れ場所」。
手を差し伸べる人がいれば、才能が開花するはずなのに。
けれどもこれは“奇跡”に近い出来ことなのだろうとも思います。