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クリミナル・マインド S4 #19 『連続放火犯』 Criminal Minds "House on Fire”

Criminal Minds - Season 4 [Import anglais] [DVD]

オフィシャルブログより

インディアナ州の小さな町ロイヤル。人口わずか2000人のこの町で、映画館が放火され、観客と従業員19人が死亡した。犯人は、スプリンクラーの元栓を閉じた上で、ロビーにガソリンをまいて火を放ったために、人々は裏口に殺到。しかし扉は塞がれていたうえに、そちらにも火がつけられており、誰ひとり逃げ出すことができなかった。その2日前にはレク・センターが放火され12人が死亡、10日ほど前には犠牲者こそ出なかったがコンビニとレストランが放火されていた。状況から犯人は地元の人間と考えられたが、なにぶん小さな町ゆえに、事情を聞いただけでも周囲から犯人扱いされかねない。そこでホッチは、クワンティコのガルシアに、秘密裏に被害者31人の経歴や人間関係を洗うように指示する。

以下ねたばれあり

 

今回はなんといってもラストシーンのホッチとガルシア!
今回はガルシアにとって辛い仕事だったが、本音をぶつけられるホッチという上司がいるだけ幸せだと思う。
そしてそんなガルシアのことをすべてわかってくれているホッチ。

Hotchner: I just wanted to thank you for your excellent work on this case.
And I understand that what you did was, for you, very difficult, but your contributions are essential to the success of this team.
Garcia: Thank you, sir.
Hotchner: I know you see the good in people, Penelope, always.
And I would never want you to change that.
「君は人間のいい面を見る。それは知ってた。ずっとそのままでいてくれ」

カッコ良すぎ!ホッチ。
リード君は可愛くって大好きだが、いかんせん包容力がない。
だから私はホッチが1番!
「ずっとそのままの君でいてくれ」なんてホッチに言われたらどうしよう。
というか、これ口説き文句なんじゃ?

そして、今回のデレク兄さんのガルシアへのベイビー呼びかけは、
Hey, how's Miss Smart and Sexy doing today?
Miss Smart and Sexy…。
デレク兄さんしか言えないセリフです。


事件のほうは…悲しいものでした。
犯人のトミーの生い立ちを考えると、カウンセリングというものが必要なものだと改めて思います。

トミーの生い立ち
幼い頃
両親の焼死を目撃

精神的に不安定
周囲となじめず、妹のティナだけを溺愛

街の人々
トミーのティナへの溺愛ぶりに異様なものを感じ、噂をたてはじめる。

学校
噂をうのみにした学校が、トミーを退学に。

偏見を持った街の大人
トミーが、ひどい暴力を受け、骨折させられる事件が起こる。

祖父母はトミーをティナからも町からも遠ざけるようと考える
トミーは、コロラドの寄宿学校へ。(その後逃走)

ティナと理不尽に引き離されたトミーは、街を恨み、ティナを奪え返そうと考え始める…。


「私は正気を失うほど人を愛してきた。正気を失うほど愛さないと、愛を実感できなかったから」
"I have loved to the point of madness; that which is called madness, that which to me, is the only sensible way to love."
フランソワーズ・サガンのこの言葉が本当にぴったりだった。