主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るべからず」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。
しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住む自称金星人のニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しとしてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。
荒川の橋下では常識から外れた人々がたくさん住んでいた。行は「リクルート」(通称「リク」)という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に……。
実写化できるのか?と原作ファンとして不安だったが、意外と皆はまり役で楽しめた。
初めて観る方は、
“何故、カッパ? 何故、☆?”
と最初は驚きつつも、意外とすんなり受け入れられてしまうのがこの作品の良さ。
小栗旬は、もともと原作ファンで村長役を志願したというが
映画からも彼が楽しんで演じているのが伝わってきて、観ている側も楽しめた。
(小栗ファンではありません。)
はちゃめちゃながらも、意外と泣かせるシーンもあり
大人は深読みしながら、子供は単純に楽しんで観ることが出来る作品。
村長が何者なの?
という謎は、謎のままでいい。よね?
極端な設定を楽しめない人もいるかもしれませんが、
楽しめた人には、あの河川敷の村が桃源郷に思えるのではないでしょうか。
色々な事に行き詰っている人にお勧め。
癒されるかも!
シスター役はぴったりでした。
主題歌も良いのです。
元気が出ます!