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メインストリーム Mainstreem (2020)

メインストリーム[DVD]

WOWOW公式サイトより抜粋

ロサンゼルス。20代の女性フランキーは場末のコメディバーで働きながら、映像作品を動画サイトに投稿していた。アクセス数も増えず、むなしい毎日に嫌気が差していた彼女は、天才的な話術を持った青年リンクと出会う。スマホ嫌いという彼の代わりに、フランキーは作家志望の友人ジェイクを巻き込んで本格的にリンクの動画製作を開始。過激にしてエキセントリックな言動で、リンクはたちまちSNS界のカリスマとなるが……。

以下ネタバレあり

目次

 

ロケ地 リンクと再会したシーン

ロサンゼルス・コスモストリート
車いすを押すリンクと再会をしたシーン。

 

ロケ地 二人乗りをするシーン

ロサンゼルス サウス・ノルマンディ・アベニュー
リンクがスマホを購入し、フランキーの働くバーに現れ、フランキーは仕事を抜け出して自転車の二人乗りをするシーン。

 

ロケ地 半裸で騒ぐ交差点

Hollywood Bl × Cahuenga Blの交差点
リンクがベージュのパンツだけをつけた半裸状態で、「生まれ変わった!自由だ!何も持つ必要はない!」などと言いながら、通行人を煽っていく。最終的に警察官に逮捕されるまでが映し出される。
動画のタイトルは、The Most Best Week of My Life。
この動画を観た有名インフルエンサーからインタビューを申し込まれる。

 

 
 
 
 
 
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ネタバレあらすじ

フランキー
主人公。ウエスト・ハリウッドに住む、映画製作者を目指す若い女性。
夢を追うために学校と中退し、友達のジェイクと共にコメディバーでバーテンダーの仕事をしている。
Youtubeに動画を投稿するも、アクセス数は増えず、挫折しかけていた。

リンクとの出会い
ある日、街中で動画を撮っているときに、ねずみの着ぐるみを着た風変わりな青年リンクと出会う。リンクから勝手に動画を撮っていたことを責められ、フランキーは、リンクの背後にあった絵を撮影していたと主張する。
すると、リンクはその絵を手に取り、通りすがりの人にアートに注目するようスピーチを始め、人が集まってくる。
フランキーは、その時の映像をYoutubeにアップロードし、今までで1番の再生回数となる。

No One Specialの誕生
フランキーは、偶然リンクに再会し、自分の動画に出演してほしいと頼む。
リンクは、フランキーがバーでの仕事を辞めることを条件に、動画に参加しはじめる。
フランキーは、友人のジェイクに作家として参加してほしいと頼み、3人だけの動画制作チームが誕生する。
彼らはまずソーシャルメディアインフルエンサーたちへの風刺動画を製作。リンクは、自らを「No One Special」と名乗る。

ソーシャルメディアの有名人に
No One Specialの動画は、徐々に有名になっていき、有名インフルエンサーのJuanpaのマネージャーから、アドバイスを受け、儲け方を学んでいく。
墓地で開催された深夜のパーティーには、No One Specialのファンが大勢集まるが、ジェイクはリンクが兄弟らしき人物と口論しているのを目撃する。
フランキーとリンクは、恋人として付き合い始めることに。

Your Phone or Your Dignity
3人は、新たに「スマホか尊厳か?(Your Phone or Your Dignity)」というショーを始める。順調に視聴者数を伸ばし、大手スポンサーも獲得していくも、すぐに飽きられ視聴者数が減少していく。
過激さを求められたリンクは、メイク動画で注目されていたインフルエンサーのイザベルをゲストに迎え、彼女はメイクで顔の痣を隠していることを暴露し、痣のある素顔を公開するようプレッシャーをかけていく。イザベラは、泣きながら素顔を公開する。
リンクを止められなかったジェイクは、チームを去ることに。

座談会に登場
有名インフルエンサーが司会をする座談会の番組に出席したリンク。
司会者は、イザベルが登場した「スマホか尊厳か?」の編集前の動画を公開し、リンクが意図的に編集したと責め、怒ったリンクは暴言を吐きながら大暴れし、警備員につまみ出されてしまう。

真実

フランキーは、ジェイクのもとを訪ね、戻ってきてほしいと頼むが断られてしまう。
ジェイクから、リンクが嘘をついていたことを聞かされる。
ジェイクが密かにリンクについて調べた結果、死んだという両親は健在で、実家はお金持ちだが、精神的に不安定で過去に学校を放火し施設に入っていたことが判明する。
ジェイクが、フランキーのことがずっと好きだったと告白するが、ショックを受けたフランキーは、そのまま帰宅する。

イザベルの自殺
リンクのショーで屈辱を受けたイザベルが、リンクへの告発のために自殺してしまう。SNS上では、リンクへの批判動画が次々とあげられていく。
フランキーは、イザベルの自殺よりも世間のイメージを心配しているリンクに、リンクの嘘を暴き「ごめんね、止めてあげられなくて。」と言って立ち去る。
イザベルへの追悼のためのライブストリーム中に、イザベルの死は自分の責任ではないと言い、「自分のことも殺すのか」とソーシャルメディアの毒性と抑圧的な世界に対し怒り始め、自分の本名(アレックス・グッドリッチ)を明らかにし、自分の意見に賛成ならば“いいね”をしてくれと言って舞台を降りる。観衆からは彼を呼ぶ声と歓声があがり、リンクは不敵な笑みを浮かべる。
フランキーは、リンクのライブを観ていたが、イザベルの追悼集会へ向かう。集会にはジェイクも来ていた。
~おわり~

 

 
 
 
 
 
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感想

まさに今を描いた作品だが、意外とベタな展開だった。
挫折しかかった主人公⇒魅力的な人との出会い⇒チーム結成⇒アメリカンドリーム⇒人気が下降⇒非人道的な行為(犯罪)⇒事故(事件)⇒愛を失う(仲間を失う)といった流れ。
一人になったリンクが、自滅orもっと過激なことをしでかすのかと予想していたので、歓声を受け舞台を降りる様子を見て、少しほっとした。

リンクを演じたアンドリュー・ガーフィールドが素晴らしい。
ネジが外れている面白さとカリスマ性。
躁病という設定なのだが、本当のところはどうなのだろう?
スパイダーマンの彼とは別人で面白い。個人的にはこちらの役のほうがはまり役に思えた。

映画の中のYoutube動画で使われているデザインが、レトロでお気に入り。
若者向けな作品かな?と思ったが、わかりやすく楽しめてよかった。

 

 
 
 
 
 
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