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TwIxt  Virginia/ヴァージニア

Virginia/ヴァージニア [DVD]  

 

サイン会を開くために、ある寂れた田舎町にやって来た作家が、夢に現れた謎めいた少女とエドガー・アラン・ポーに導かれ、身元不明の少女の死体が胸に杭を打ち込まれた状態で発見された殺人事件と過去に起きた凄惨な殺戮事件の真相に迫るとともに、ボート事故で娘を亡くした現実と向き合い、新作を完成させるまでを描く。

Wikipediaよりあらすじ抜粋

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

主人公:作家のホール・ボルティモアヴァル・キルマー

舞 台:呪われた時計台があるアメリカ郊外の田舎街(サイン会で立ち寄る)

事 件:少女が、吸血鬼退治のように胸に杭を打ち込まれ殺害される。

 

ミステリー小説好きの保安官ボビー・ラグレインジが、ボルティモアのサイン会に現れ

一緒に少女殺害事件捜査し、小説を書かないかと誘ってきた。

保安官をあしらいつつも、お金に困った妻やエージェントから新作を書くよう促され

小説の題材を探しに街を歩くことに。

すると、かつてエドガー・アラン・ポーが宿泊したというチカリング・ホテルにたどり着く。

 

その日の夜、Vと名乗る少女と出会い、チカリング・ホテルへ行く夢を見る。

ホテルのオーナーから、ホテルの床下には12人の子供が埋められていたことを聞く。

1人だけ逃げ出した子供がいたが、地獄に落ちたという。

ホテルを出ると、殺された子供たちと、子供らを見守る男が現れる。

Vが男を罵ると、男は子供たちに地下室へ戻るよう促す。

ホテルからの帰り道、橋が崩れ落ちそうになったところをエドガー・アラン・ポーに助けらえる。

 

翌朝、街の図書館で新聞記事を調べ、実際にチカリング・ホテルで12人の子供達が

殺害される事件があったことを知る。

保安官とともに執筆に取りかかることにしたホールは、睡眠薬で再び夢の世界へ…。

 

夢の中で、ボルティモアは、ポーから事件の話を聞く。

牧師が子供達を殺した理由が、吸血鬼になることを阻止するためだったこと、

牧師のもとから逃げた少女が、街にある湖岸にいるグループのリーダー・フラミンゴに似た

男に助けられたことを知る。

 

翌日、保安官(ボビー)が、胸に杭を打たれ殺された少女の殺害犯を探るため、

降霊板を使おうと言いだす。

Bの文字で装置が止まるのを見た保安官は、慌ててフラミンゴが犯人だと騒ぎ出す。

保安官と一緒に、フラミンゴに会いに行くと、少女が数日前から行方不明になっている

ことを知らされる。

 

ボルティモアは、呪われた時計台に向い、時計台に登りはじめるが

階段を落ち、気を失ってしまう。

夢の中で、ポーと共に二つの事件の真相を知らされることに…。

 


 

夢と現実の境があいまいに表現されている作品なので、色々な解釈が出来てしまう。

 

 

個人的な解釈は、

 

・この田舎町には昔から吸血鬼が存在していた。(停泊していた。)

 

・昔、孤児ら12人を育てていた牧師が、彼らが吸血鬼になってしまうことを恐れ

 薬を盛って、のどを切り殺害し、地下室に隠した。

 

・牧師の元から一人逃走した少女ヴァージニアは、吸血鬼フラミンゴに助けられ、自らも吸血鬼に。

 

 

・現代

 

 街の湖岸に、フラミンゴ(吸血鬼)らが住み始める。

 

・彼らが、吸血鬼だと知っていた保安官は、吸血鬼(ヴァージニア)を退治。

 

・ヴァージニアを殺されたフラミンゴは、保安官を自殺に見せかけ殺害。(一緒にいた助手も殺害。)

 

・フラミンゴは街から出ていく。

 

・町にサイン会のため立ち寄った作家ボルティモアは、事件に遭遇し、

 ポーゆかりの街になぞって、ポーが登場する吸血鬼小説を書き上げる。

 


 

とはいえ、映画の雰囲気を考えると、現実と夢の世界をもう少しあいまいにとらえて

解釈するのが正解なのでしょうね。

 

吸血鬼よりも気持ち悪かったあの保安官。

吸血鬼を退治する機械(手作りミニチュア)、保安官事務所の降霊板など

あのシーンほうが悪夢での出来事のように感じられた。

 


 

フラミンゴが言っていたボードレールの詩は、「悪の華」の「Spleen(憂愁」の一節でした。

 

 

「憂愁」

 

重く低い空が蓋のように覆い

 

倦怠に蝕まれた私のうめく心にのしかかり …

 

 

悪の華 (新潮文庫) 悪の華 (新潮文庫)
(1953/11/03)
ボードレール

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トリビアネタ

 

この作品の監督は、フランシス・フォード・コッポラ監督。

彼の一番有名な作品といえば、やはり

 

 

地獄の黙示録」Apocalypse Now

 

 

この映画で、マーロン・ブランドが語る有名なシーンを、ボルティモアが真似ていました。

 

有名な“I watched a snail crawl along the edge of a straight razor”をもじり

 

"The Fog on the lake was like the straight edge of a razor." と。

 

 

ボルティモアを演じるバル・キルマーのアドリブでしょうか?

それとも監督が故意に!?

 

ComicConでのインタビュー映像