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ダンプリン Dumplin' (2018)

Dumplin' (English Edition)

ウィローディーンは、忙しい母の代わりに、ドリー・バートン好きなぽっちゃり体形のおばに可愛がられ、本人もぽっちゃり女子に成長する。
元ミスコン女王の母は、現在もミス・ティーン・ブルー・ボネットという美人コンテストを主催し、体形維持のため、ダイエットに明け暮れていた。
皆がウィルと呼ぶ中、母だけは彼女を「ダンプリン(ぷにちゃん)」と呼び、そのことが原因で、同級生にからかわれてしまう。

以下ネタバレあり

 

【映画ロケーション】

ウィル(ウィローディーン)とエレンのプールシーン
Briar Creek Apartmentsのプール (ジョージア州コンヤーズ)

 

 ウィルたちの学校 (Marietta Middle School ジョージア州

 

 亡きルーシーおばさんの馴染みの店 Southern Comfort Restaurant And Lounge

 

 ミスコンの会場 (Cobb County Civic Center)

 

(あらすじ)

テキサスの小さな町に住むウィローディーン・ディクソン。
彼女は、友達からは"ウィル"というニックネームで呼ばれていたが、母親のロージーだけは、彼女を「ぷにちゃん(ダンプリン)」と呼んでいた。
ロージーは仕事で忙しく、娘ウィルの世話は、おばのルーシー任せ。
ルーシーおばさんの知り合いの娘、エレンと出会い、すぐに気が合った2人は、今でも大親友。
ドリー・パートンの大ファンのルーシーおばさんは、ドリーの歌を聴かせ、太った外見でからかわれるウィルを、ドリーの言葉で励ましていた。
母ロージーは、元ミスコンの女王。

現在も当時の体形を維持し、ミス・ティーン・ブルー・ボネットという美人コンテストを主催する田舎ではちょっとした有名人。
そんな母といつも比べられるウィルは、1年前にルーシーおばさんが亡くなった後、関係が悪化していく。

始業式の日、母に車で送ってもらったウィルは、車に携帯電話を忘れ、母に「ダンプリン!(ぷにちゃん!)」と呼び止められ、皆に笑われてしまう。
すぐに、からかってきた男子らを無視していたが、ミリー・マイケルチャックもデブとからかわれているのを見て、頭に来たウィルは股間を蹴り攻撃。
停学となってしまう。

おばの遺品の整理をしている時に、彼女も町のミスコンに出場していたことを知り、母を困らせるために、親友エレンと共にミスコンに出場する。
ウィルが出場することを知ったミリーも、憧れていたミスコンに出場を決意。

ミスコンへの抗議のためだけに参加したウィルは、出場するための準備を怠り、参加を積極的に楽しむエレンが許せず、彼女と喧嘩をしてしまう。
しかし、おばの行きつけだった店に行ったことがきっかけとなり、ショーに出ていたドラァグクイーンらに協力してもらいながら、ミスコンの準備を真剣に取り組むようになる…。

 

 ルーシーおばさんの行きつけの店のドラァグクイーンたちがカバーするドリー・パートンの名曲「ジョリーン」。
ドリーは、LGBTの人達に人気の歌手であることは有名。
私もドリーファンなので、ルーシーおばさんと是非お友達になりたかった。
本当にあるならば、この店に行ってみたい!

 

この映画で、主役を食ってしまったのが、ミリー・マイケルチャック役のマディ・ベイリオ。
ウィルと同じぽっちゃり女子なのだが、ミスコンを憎んでいたウィルと違い、いつも笑顔で、素直に「ミスコンに出るのが夢!」だと話し、参加を楽しんでいる姿がとても可愛かった。
そしてこの歌のシーン!
映画の中でも、第2位に選ばれるのだが、本当に美しく輝いていた。

 

外見にコンプレックスがある女性に観て欲しい作品。
もちろん、ドリー・パートンファンにも!