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パーフェクト・ケア I Care a Lot (2020)

パーフェクト・ケア [Blu-ray]

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WOWOWより抜粋

法定後見人として活動するマーラ。実は彼女は、老人介護施設の経営者や医師らと結託し、金持ちの高齢者たちを要介護者に仕立てては彼らを強制的に施設に送り込み、その財産を横取りする冷徹な悪女だった。老人のひとりが死去し、施設に空きが出来たと通知を受けたマーラは早速、次の獲物を物色し、資産家の老女ジェニファーを例の手段で施設に送り込む。しかしその老女の背後にはなぜか、凶悪なロシアン・マフィアが控えていた。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

目次

 

 

 

ロケ地 冒頭裁判所シーン

Norfolk County Registry of Deeds

裁判後に絡まれ、つばを吐きかけられたシーン。

裁判所ではなく、登記所の入り口。

撮影は、ほとんどがボストンで行われていた。

 

 

ロケ地 Dr. Karen Amosの病院

マサチューセッツ・Wellesley(デンタルクリニック)

マーラの共犯者のドクター・カレンの病院。

実際は、デンタル・クリニック。

 

 

ロケ地 ジェニファーの自宅

ジェニファー・ピーターソンの自宅(Braintree, MA

ドクター・カレンに紹介された次のターゲット、ジェニファー・ピーターソンの家。

映画では、架空の街Shallcrossという住所になっている。

 

 

ロケ地 バークシャーオークス高齢者住宅

バブソン大学(会議室)

ジェニファー・ピーターソンさんを無理やり入所させるBERKSHIRE OAKS SENIOR LIVINGは、マサチューセッツにあるバブソン大学の(会議室がある)施設の入り口で撮影されています。

 

 

ロケ地 ガソリンスタンド

Medfield Auto Center

殺されかけたマーラが、びしょぬれでガソリンスタンドの店に現れるシーン。

個人的に好きなシーン。

 

 

ロケ地 Roman Lunyovのオフィス

601 Congress St, ボストン

Roman Lunyovに復讐するため、オフィスの駐車場で待ち伏せをするシーン。

この後、薬を盛り、裸にして森の道に置き去りにする。

 

 

ロケ地 ラストシーン

AXA Network

ラストで、マーラが出演する架空のテレビ局(WPQX TV)の建物。

 

 

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ネタバレあらすじ

主人公マーラ・グレイソン

表向きの顔は、法定後見人。

実は、老人介護施設の経営者や医師らと結託し、金持ちの高齢者たちを要介護者に仕立て、強制的に施設に送り込み、その財産を横取りしている詐欺師

介護施設に入れた後、鎮静剤を与え、外界との接触を失くした後、高齢者たちの家や資産を売却し、利益を得ていた。

 

裁判に勝訴

母を介護施設に入れ、勝手に財産を売却されたとマーラに対し裁判を起こしたFeldstrom氏だったが、裁判に敗れてしまう。

裁判後、敗訴したフェルドストロームは、マーラの顔につばを吐き、暴言を吐くが、マーラは全く動じず、その場を立ち去る。

 

新たなターゲット

協力者:カレン・エイモス医師

ジェニファー・ピーターソンという近親者がいない裕福な高齢者を紹介する。

ドクターは、ジェニファーが認知症や運動障害等と虚偽の診断結果を作りあげ、マーラは、裁判官から法廷後見人に任命されることに成功する。

マーラは、すぐにジェニファーを介護施設に入居させ、彼女の財産の売却をはじめる。貸金庫の鍵を発見したマーラは、時計や金の延べ棒、ダイヤモンドを手に入れる。

 

ジェニファーの関係者

フラン:マーラの恋人,ビジネス パートナー

フランが、ジェニファーの家のリフォームをしていると、1台のタクシーが止まり、運転手のAlexi Ignatyevから、ジェニファーについて質問されるが、フランは引っ越したと彼に告げる。

アレクシィは、ボスのローマン(Roman Lunyov)のもとへ行き、ジェニファーが引っ越ししたことを説明。ローマンは、ジェニファーの息子で、マフィアのボスだった。

 

ジェニファー救出命令

ローマンは、アレクシィに激怒し、母ジェニファーを見つけ出すよう命令。

マフィアの弁護士のディーン・エリクソンは、マーラに15万ドルを条件にジェニファーを退院するよう交渉をするが、マーラは500万ドル必要だとふっかける。

弁護士は控訴するが、裁判官は訴訟を却下する。

施設に忍び込み、力ずくでジェニファーを連れ出そうとするが、失敗。

その後、ジェニファーは、マーラから「あなたはここ(施設)で死ぬの。」と脅され、マーラの首を絞め殺そうとする。

そのせいで、ジェニファーはより警備が厳しい精神科病棟へ入れられてしまう。

 

ローマンの反撃

ローマンは、マーラに協力したドクター・カレンを殺害。

マーラは身の危険を感じ、フランと共に、別の家に引っ越すことに。

しかし、引っ越し先が見つかり、フランは襲われ、マーラも誘拐されてしまう。

ローマンに脅されても、マーラはジェニファーの釈放に1000万ドルを要求。クロロホルムで眠らされ、車ごと湖に沈められてしまう。

しかし、マーラは生き延び、暴行を受けたフランを病院に連れて行き、復讐を計画する。

 

ローマンへの復讐

マーラとフランは、ローマンを誘拐し、ドラッグを射ち、ローマンの車を燃やした後、裸にして森の道に置き去りにする。

ローマンは、ジョギング中の男性に発見されるが、身元不明の麻薬中毒者として扱われ、マーラが彼の法廷後見人に任命されてしまう。

マーラは、入院中のローマンのもとへ行き、1000万ドルでジェニファーを解放すると交渉をする。

 

ビジネス拡大

ローマンは、度胸あるマーラの手腕を認め、ビジネスパートナーにならないかと提案する。ローマンのお金と人脈を使い、後見人ビジネスの世界を牛耳ろうと言われ、マーラはローマンと手を組むことに。

ジェニファーは、施設を出て、ローマンと再会。

マーラのビジネスは大成功し、大企業のCEOにまで上り詰め、フランと結婚する。

 

ラスト

マーラは、成功した裕福なCEOとしてテレビ番組でインタビューを受けていた。

インタビューが終わり、フランと車に乗り込もうとする時、フェルドストロームに声をかけられる。

裁判後、母親に一度も会えないまま、介護施設で母が亡くなったと言い、フランを銃撃する。フェルドストロームはすぐに拘束されるが、マーラはフランの腕の中で息絶える。

~おわり~

 

 

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感想

あくまでブラックコメディ作品なので、非現実的な内容だが、「ゴーン・ガール」の印象が強いロザムンド・パイク主演ということで、頭が切れる悪女役がはまっていた。

主人公マーラが生き延びてからは復讐する女スパイ的な展開になっていくが、ラストで清算され、映画として丸く収まった感あり。

高齢者を食い物にしている設定は、個人的には苦手。

実際に起こりそうで恐ろしい。

 

 

youtu.be

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