3人目の子供を妊娠し、疲れ果てていたマーロ。夫は育児を手伝わず、
二人目の子供は、問題があり入学した小学校を転校しなければならない状況。
心配した彼女の兄が出産前に、夜だけベビーシッターをしてくれる
"ナイト・シッター"の存在を紹介してくれる。
出産後、精も根も尽き果てたマーロのもとに、ナイト・シッターのタリーという
若い女性がやってくる。
以下ネタバレあり
映画のストーリーよりも、衝撃なのがシャーリーズ・セロンの役作り。
出産後のシーンでも、お腹が出たままだったので、
あれは合成か作り物か?と思っていたが、調べてみると役作りのために
太ったという記事を見つけた。ずーっと食べ続けていたそうだ。
すぐに思い出したのは「モンスター」でのシャーリーズ・セロン。
デビューしてからその美貌を生かした役どころばかりだったので
衝撃的な役作りで話題になった作品。
アカデミー賞もゴールデングローブ賞も主演女優賞を授賞する。
日本でも問題になっている『ワンオペ育児』という言葉。
(ワン・オペレーション=1人で全ての作業をこなす)
母親が、子育てと家事(+仕事)の一切をこなしている状況。
この映画に登場する夫も、家でなーーーーーーーーーーーーーんにも
していない。食後はさっさとベッドに入り、ヘッドフォンをしながら
ゾンビゲームに夢中。
タリーという名の、あまりに出来過ぎるナイト・シッターの登場に、
最近放送中の「私の家政夫ナギサさん」を思い出したりしていたが
次第に、これは…と気づき始める。
それに気づくと心が痛くて、最後はどうなってしまうのか?と
ハラハラしながら見守っていると、案の定、居眠り運転後に…。
病院の医師から説明され、彼女の状況にようやく気付く夫。
でも、あいつ、絶対心の底まで反省してないな?などと、不信感が否めないまま
エンディングを迎えた。
今までの状況で、どうしても夫が信用出来ないままだった。
映画ロケーション カナダ・バンクーバー べニーズベーグル