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スーパーロペス Super López (2018)

Super Lopez

 

一見平凡な男に見えるロペスには、ある秘密があった。
スーパーマンのように、超人的パワーが備わっていたが、周囲に溶け込むため、子供の頃からパワーを隠して生活していた。

以下ネタバレあり

 

 

原作は、スペインでは有名なコミック。
作者は、Jan ジャン(ジャン・ロペス・フェルナンデス)。
1973年に、スーパーマンのパロディ作品を依頼され、描きはじめたという。

 

 (あらすじ)

惑星チトンの科学者ヤンは、独裁者スコルバと戦うため「究極の武器」としてスーパーマン(の赤ちゃん)を生み出す。
ヤンは、スコルバに奪われる前に、赤ちゃんを宇宙船に乗せ、地球に送りだしてしまう。
アメリカに着陸する予定の宇宙船は、衛星にぶつかり、スペインに着陸。
自動車の修理工をする男性とその妻に助けられ、彼らの子供として成長していく。

30代になった現在も、人に見つからないように能力をつかい、平凡な生活を送っていたが、ある日、暴走する鉄道をを止めるためにパワーを使ったことで、ニュースとして取り上げられ、彼を追い地球にやってきていた独裁者スコルバの娘・アガタに見つかってしまう…。

 

(感想)

映画ポスターには、安そうなスーパーマンの衣装を着たマリオなおじさんが映っていた。B級作品の匂いがしたが、気になって観始めた。
怪力、透視、瞬間移動、目からビーム等、意外と能力備えているのだが、本人全く才能を生かさず、平凡なサラリーマン生活をしていた。
邪念がない良い人。
先日観た「ブライトバーン 恐怖の拡散者」のブランドン君と生い立ちが似ているのだが、奴は能力が開花した途端に悪魔のようになってしまった。
ロペスの場合は、両親から宇宙船を見せられても、今までと何も変わらず家族でドタバタしていたので、安心した。

コメディ漫画が原作なので、登場人物たちも実に漫画的。
敵さえも、どこか抜けていて、憎めない。

 

ロペスは、何故か罵られると能力がパワーアップするという設定。
昭和な私はすぐに「噂の刑事 トミーとマツ」を思い出しました。
気弱なトミーは、マツに「おとこおんなのトミコ!」と罵られると途端にカーっとなって人格が変わるという設定でした。

 

 

【映画ロケーション】

ほとんどが、バルセロナでの撮影のようです。

 

 ルイサとロペスのシーン 背後にバルセロナ凱旋門が映っていました。

  

なんと、バルセロナvsビジャレアルの試合中のグランドに出現!?
実際は、カンプ・ノウで、ユニフォームを着た数名の役者さんとの撮影でした。

 

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