#5
ジュリーの証言から、ジェレミーと友人のマーカスが逮捕される。
マーカスには当日のアリバイがあり、タフはジュリーの証言を信じず、ジェレミーにフラれた腹いせから偽証したと、2人を釈放してしまう。
#6
新たな証拠が見つかり、ジェレミーは再逮捕され、裁判が始まる。
遺体は既に火葬されているため、ジェレミーとジュリーのどちらの言葉を信じるかにかかっていた。
判事は、陪審の多数決の結果を受け入れることを決める。
以下ネタバレあり
【ドラマ ロケーション】
ジュリーの家 : Stoneleigh Terrace
ドラマ「ボディーガード 守るべきもの」でも使われた場所だった。
【実際の事件】
1985年、ロンドン郊外の農場で起こった「一家5人射殺事件」を 関係者の回想記やインタビューをもとにITV(イギリス)がドラマ化したのがこの作品。
事件に関するウィキペディア(英)や海外の記事などを確認したところ、ドラマは、事件をほぼ忠実に再現しているように思える。
第5話
ジュリーが警察に出頭し、ジェレミーが両親の経営するオートキャンプ場の事務所からお金を盗んだことや、両親殺害に関する話しをしていたと証言。
事件当日も、ジェレミーは「今夜しかない」と話していたという。
ジュリーの証言で、ジェレミーが殺害を依頼したマーカス・マクブライドを逮捕するが、マーカスにはアリバイがあった。
タフは、ジェレミーにフラれたジュリーが腹いせに偽証したと言い、ジェレミーとマーカスを釈放してしまう。
お金になるものは何でも売りさばこうとするジェレミーと友人ブレッドは、シーラがモデルの仕事の宣材写真として撮影した裸の写真を新聞社に売り込もうとするが、後日、新聞社はジェレミーが亡くなった姉の裸の写真を新聞社に売り込もうとしたと記事にしてしまう。
ジョージ・ハリス警視正は、事件を担当した捜査員を集め、意見を求めると全員が犯人はジェレミーだと挙手し、タフに代わりマイク・エインズリー警視正が捜査の指揮をとることになる。
第6話
改めて、事件現場等、徹底した再捜査が始まった。
1階の浴室の窓にあったひっかき傷を発見し、傷と一致するのこぎりの刃が窓の近くでゴミに紛れて発見される。
ジェレミーがのこぎりの歯を購入したことが判明し、改めてジェレミーを逮捕。
ジェレミーは、旅行に必要な書類を取りに、のこぎりでこじ開けて入ったと主張する。
遺体が火葬されたため、裁判の行方は、陪審員たちがジェレミーとジュリーのどちらの言葉を信じるかにかかっていた。
裁判で証言したジュリーは、1か月たって警察へ行ったのは、真実を知っていることに耐えられなったからだと涙ながらに証言する。
ジェレミーは、最後まで殺害を否定し、弁護士も無実を主張する。
評決にいたらず、判事は、陪審の多数決の結果を受け入れると決める。
陪審は、全員の殺害について被告人ジェレミーを有罪にした。
スタンは、ジュリーのもとを訪ねると、彼女はニューズ・オブ・ザ・ワールドから25000ポンドという破格の値段で独占インタビューを受けようとしていた。
~終~
【映画エピローグ】
Colin Caffell(シーラ元夫 双子の父)
心理療法を学び、死別の相談に乗りつつ
彫刻家・陶芸家を続けている。
1999年に再婚して新たに家族を持った。
Stan Jones(スタン)
1991年退職 2014年死去
ジェレミーの件で、警察から正式にたたえられることはなかった。
Jeremy Bamber(ジェレミー)
5件の殺害でそれぞれ終身刑の判決を受け最低25年の収監を勧告された。
後に内務大臣は生涯釈放を認めないと修正した。
ジェレミーは現在も無罪を主張。
支援者は未開示の証拠があったとして3度にわたる再審を求めるものの、裁判所は有罪判決を支持しこれを却下している。
ドラマでは、ジュリーのその後に関しては紹介されていなかったが、ネットで検索してみると、カナダで暮らしている様子が紹介されていた。
裁判後、かなり下品な内容の記事もあったりしたようで(2人の肉体関係に関する記事と共にセクシーなジュリーの写真が掲載されていたり)、ラストのジュリーとスタンのシーンは、あえて入れたように思えた。
ちなみに、ジュリー本人は、今回のドラマに関して、テレビ局側から何の話もなかったと話しているようだ。
ブレッドのその後も気になったので検索してみたところ海外のネット記事に、ニュージーランドに住んでいると紹介されていた。