映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

雪の峰 Tata muta muntii The Father Who Moves Mountains (2021)

The Father Who Moves Mountains

youtu.be

ミルチャ・ジャヌのもとに、息子が雪山で行方不明になったという情報が入る。

ミルチャは、SRI元情報局員。

山岳救助隊の捜索方法に疑問を持ったミルチャは、コネを使いルーマニア情報局

を呼び寄せ、息子の捜索を指揮していくが…。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

目次

 

 

 

実際に起きた遭難事故

PRO・TV インターネット記事より

2008年 ルーマニアのBucegi Mountainsで2人の若者が、行方不明になる。

遭難者 Andrei Jora(24)

     Anei-Maria Coman(失踪3日後24歳の誕生日だった)

元将校のアンドレイの父親のVasil Jora氏は、オーストリアから山岳救助隊を

呼び寄せた後、ルーマニア情報庁に秘密裏で専門家を山に送るように説得したと

言われている。

捜索を諦めたというニュース記事

この記事には、遭難者の両親からどんな状況でも捜索するよう圧力を

かけられたと書かれている。

他のニュースサイトでも、懸賞金がかけられたという噂などが紹介されていた。

かなり異様な状況だったのだろう。

Hotel Silva

Hotel Silvaの裏に、SRIの捜索本部が設置されたといわれている。

ホテルがあるブシュテニは、ルーマニアで人気のある山岳リゾート地のひとつ。

 

 

 

ネタバレあらすじ

 

息子が山で遭難

ミルチャ Mircea:元将校(諜報員? 情報局員)

アリーナ Alina :ミルチャの二人目の妻 妊娠中(臨月ぐらいか?)

最初の妻であるパウラ(Paula)と暮らす、息子コスミン(Cosmin)が

山で、ガールフレンドと行方不明になったという連絡が入る。

2人の最後の目撃情報は、冬の期間は閉鎖されている小道を通っていた時だった。

 

山岳救助隊

捜索を担当した地元の山岳救助隊は、可能性のある場所はくまなく探したが

2人を発見することが出来ず、2人は雪崩に巻き込まれたのではと考えていた。

父ミルチャは、総動員で捜索するよう訴えるが、断られてしまう。

 

情報局の精鋭部隊

山岳救助隊の捜索方法に業を煮やしたミルチャは、コネを使い諜報機関に助けを求め

情報局の精鋭部隊が現場に現れ、捜索を指揮することになる。

彼らは特殊な機材を持ちこみ、遭難した2人の携帯電話を探し始める。

しばらくすると、二人が遭難した直後の携帯の音声が確認され、山小屋に

新たな基地を設置し、捜索に乗り出すが、やはり2人は雪崩に巻き込まれ

雪の下10メートルに埋もれていることが判明する。

 

 

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Voodoo Films(@voodoofilms.ro)がシェアした投稿

捜索中止

SRIに山岳捜索隊らが、必死に雪を掘り返すも、遺体は発見されず

途中、捜索隊のメンバーが新たな雪崩にが巻き込まれ、命を落とす事態も。

山岳捜索隊は捜索打ち切りを決め、情報局側も「借りは返した」とミルチャに言い

撤退していく。

息子と行方不明になった女性の両親も、諦めて家に帰っていく。

身銭をはたいて集めた捜索メンバーも去り、ミルチャは一人で息子を発見

するために雪を掘り続ける。

~おわり~

 

 

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Alma Nicole Boiangiu(@almanicoleofficial)がシェアした投稿

 

 

感想

嫌な余韻が残る映画だった。

もやもやしながら、映画に関する情報を検索し、実話だと知り驚いた。

日本でもしそんなことをしたら、ネット上で炎上しまくりだろう。

前の妻と別れた原因は、家庭を顧みなかったと説明があった。

家庭を大切にせず、結果、別れて暮らす息子のため、父親として、何としてでも

助けたかったのだろうが、暴走しすぎ。

ラストで一人雪を掘っている姿は、まさに狂気の沙汰。

実話だから仕方ないが、あのバッドエンドに気分が悪くなった。

 

 

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Daniel Sandu(@danielsandu01)がシェアした投稿