服役中のコート・ジェントリーはCIAのフィッツロイにリクルートされ、秘密暗殺者シエラ・シックスとなる。
18年後、ジェントリーは”シエラ・シックス”となり、バンコクでダイニング・カー暗殺を命じられるが、死ぬ間際に彼が仲間のシエラ・フォーであると教えられ、データチップを渡される。
以下ネタバレあり
目次
原作 「暗殺者グレイマン」
マーク・グリーニー
米テネシー州メンフィス在住の小説家。
トム・クランシーの共著者として有名。
上記動画は、映画「ターミナル・リスト」の原作者ジャック・カーのグリーニー氏へのインタビュー映像。
スポンサー
タグ・ホイヤー
主役を演じたライアン・ゴズリングが、タグ・ホイヤのブランドアンバサダーという関係から、映画の登場人物は皆タグ・ホイヤーを身につけています。
アウディ
アウディは、この映画のオフィシャル・カーブランドとして、4種(RS e-tron GT、Q4 スポーツバック e-tron、RS 7 スポーツバック、R8 クーペ)を提供している。
シーシュポスの岩
Σίσυφος
シックスのタトゥーについて、クレアが質問するシーンがありました。
シックスは、ギリシャ神話に登場するシーシュポスの名前だと説明していました。
神を欺いたシーシュポスに与えられた罰は、山頂に大きな岩を運ぶことを永遠に繰り返すという苦行。
シーシュポスの岩=(果てしない)苦行、を意味することわざとなっている。
実写版「バービー」のケン役
シックスを演じたライアン・ゴズリングは、「バービー」の実写版の映画で、バービーのBFのケンを演じる予定。
それにちなんだセリフが、映画の中にありました。
Suzanne Brewer: Lloyd, please, pull everyone out now.
スザンヌ・ブリューワー「ロイド、お願い。撤退して。」
Lloyd Hansen: Extra ten million to the first guy to put a bullet in this Ken doll's brain.
ロイド・ハンセン「こいつの首に懸賞金、1千万追加だ。」
吹き替えや、字幕では、“こいつ(シックス)”と訳されていましたが、実際のセリフでは、ケン・ドールと言っています。
トレーニング頑張りました!
ダニ・ミランダを演じたアナ・デ・アルマスは、007No Time To Dieに引き続き、今回も映画のためにトレーニングに励んでいました。
No Time To Dieでのトレーニング動画は沢山公開されていますが、この作品ではこのインスタグラムの動画しか発見できませんでした。
スタント指導は、Don Thai Theerathada。
アクション女優になっていくのかな?
ロケ地
ルドルフィヌム音楽堂前
ルドルフィヌム(Rudolfinum)音楽公会堂前
シックスが、噴水付近の手すりに手錠でつながれた状態で、派手な銃撃戦がはじまるシーン。
ルドルフィヌム前で撮影されていたが、噴水はセットだったことがわかった。
映画の制作予算2億ドルと言われているだけあり、このシーンは無駄に派手すぎて、なんとなく引いた。
プラハ共和国広場
Náměstí Republiky
最後の戦い
Château de Chantilly
クロアチアでの最後の戦いのシーンは、フランスにあるシャンティイ城で
撮影されました。
ネタバレあらすじ
CIAシエラ・プログラム
主人公:コート・ジェントリー 父のDVから弟を救うために殺害し、服役中。
CIA本部長のドナルド・フィッツロイから、CIAのシエラ・プログラムで、暗殺者として働くことを条件に釈放すると言われ、彼の下で働くことに。
コードネームは、“シエラ・シックス”に。
18年後バンコク
ターゲット:国家安全保障に関する情報を売ろうとしている人物
協力者:CIAエージェント ダニ・ミランダ
ターゲットは死ぬ間際に、シエラ・プログラムで働いていたシエラ・フォーと名乗りCIA本部長のダニー・カーマイルの不正を暴くデータが入ったドライブをシックスに託し、死んでしまう。
シックスは、カーマイルの部下たちとバンコクを発つことを止め、独自に動き出す。
シックス暗殺計画
ドライブ⇒元CIAロンドン支局長 マーガレット・ケイヒルに送る。
カーマイルは、ドライブを取り戻すため、元CIAエージェントの傭兵ロイド・ハンセンを雇うことに。
ロイドは、ドナルド・フィッツロイの姪クレアを誘拐し、フィッツロイを脅迫し、シックスをはめようとするが、シックスは機上から逃走する。
シックスの首に懸賞金
カーマイルは、部下スザンヌ・ブリューワーをロイドの補佐役として送り、ロイドは、シックスに多額の懸賞金をかけ、世界中の傭兵や暗殺者らを雇いシックスを追い詰める計画を立てる。
シックスは、偽造パスポートを入手するためにウィーンのラズロ・ソーサを訪ねるが、ラズロは彼を裏切り、落とし穴に閉じ込める。
すぐにロイドのチームが到着するが、ダニ・ミランダがシックスを救出し、プラハに住むマーガレット・ケイヒルのもとへ向かう。
マーガレット・ケイヒル宅
シックスとダニ・ミランダは、ケイヒルの家へ訪れる。
ケイヒルは、余命わずかで自宅療養をしていた。
シエラ・フォーから託されたデータを確認し、カーマイルの不正を確認。
しかし、すぐに追手が現れ、ケイヒルは2人を逃がし、敵に囲まれた瞬間、自爆する。
シックスは、地元警察に逮捕されるが、彼を追う暗殺者たちが次々と現れ、地元警察と銃撃戦に。
スザンヌ・ブリューワーがロイドを止めようとするが、ロイドは暴走。
シックスは銃撃戦をかいくぐり逃走し、ダニ・ミランダに助けられ追手を振り切る。
2人を救出
2人は病院へ行き、クレアのペースメーカーからの情報をもとにクレア達の居場所を特定し、2人を救出しようとするが、フィッツロイが致命傷を負い、フィッツロイはシックスにクレアを託す。
シックスとロイドの一騎打ちになるが、暴走するロイドにキャリアを潰されかけたスザンヌ・ブリューワーが、ロイドを射殺する。
ラスト
クレアの安全と引き換えに、シックスは今後もCIAで働き続けると約束。
スザンヌ・ブリューワーは、全ての罪をロイド・ハンセンに擦り付け、キャリアを守る。
カーマイルは、ドライブを破壊し、お咎めなし。
シックスは、病院から逃走し、クレアが監禁されている屋敷に侵入し、クレアを救出し、2人で逃走する。
~おわり~
感想
何故、皆、凄腕暗殺者が好きなのだろう。もちろん私も大好き。
同じような登場人物が、敵を成敗し、どれだけ傷を負っても生き残っていくという映画を今まで何回も観てきた。
今回の作品も、結末までの流れは予想出来る。だけどわくわく楽しんでしまう。
今回は、Netflixの莫大な予算で作り上げた、ド派手作品。
スカッとしますが、内容は薄い。だけど面白い。それでいいと思う。
カッコいい!
一番のおいしい役は、ダヌーシュが演じた凄腕暗殺者アヴィク・サン。
CIAの腐敗、ロイドの無茶な計画にうんざりし、懸賞金などいらないと言ってダニ・ミランダにデバイスが隠されたネックレスを渡し、去っていった。
暗殺者なりの信条があるようだ。
登場した暗殺者の中でも、ダントツに強く、スマートだった。
カッコいい!