引用:Netflix
冷戦後のヨーロッパを舞台に、旧東ドイツの元工作員クレオが再び大暴れ。一方で、女は心ならずも自身の過去に深く引きずりこまれていく。
以下、ロケ地ほか
主な登場人物
- クレオ Kleo Straub
東ドイツ・シュタージの元暗殺者
前シーズンに引き続き、赤いスーツケースを追う。
CIAとKGBもスーツケースを追う。
-
スヴェン Sven Petzold
西ベルリンの警察官 引き続きクレオを追う。 -
マーゴット Margot Honecker (実在する人物)
クレオの叔母
東ドイツの指導者Erich Honeckerの妻 共産党の高官 -
ティロ Thilo
クレオの同居人 西ベルリンから来た青年
前シーズンのラストで、UFOに連れ去られる。(シリウスBに連れ戻される?) -
シアナ Ciana
ティロが宇宙人(お姫様)と信じる女性。S2から登場。
シュタージとは
シュタージ(ドイツ語: Stasi)は、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の秘密警察・諜報機関を統括する省庁である。シュタージの通称は「Staatssicherheit」の短縮語に由来する。
徹底的な相互監視網を敷いて国民生活の抑圧を行ったほか、対外諜報として西ドイツをはじめとする西側諸国にスパイを送り込んだ。
上記動画は、シュタージに関してわかりやすくまとめられています。
ウーヴェ!(Uwe Mittig)
タランティーノ作品をオマージュしていると言われているこの作品。
クレオの次にタランティーノ感があるキャラクターといえば、このウーヴェ。
シーズン2でも大活躍しています。
ウーヴェを演じるVincent Redetzki、タランティーノ本人に顔が似てませんか?
まさか、そんな理由でのキャスティングは無いですよね?
ロケ地
クレオの自宅
ポツダム・ドナール(ドナル)通り沿い
上記記事より、ドナール通り沿いでの撮影と判明。撮影風景の画像あり。
スタジアムのシーン
ベルリン・オリンピアシュタディオン Olympiastadion Berlin
S2 #1で、死体を車ごと爆破するシーン。
事件後、犬を連れたクレオが現れ、CIAの女性と対峙する。
KGB本部外観
Universität Potsdam - juristische Fakultät, wirtschaftliche- und sozialwissenschaftliche Fakultät ポツダム大学 法学部・経済学部の建物
KGB本部のシーン。
S2 #2で、絶体絶命のクレアをスヴェンが救出するシーン、最高でした。
ベオグラードの集合住宅
Источна капија Easten City Gate
S2 #3でクレアがベオグラードに行き、忍び込む集合住宅Rude。
ベオグラードの建築家Драгољуб Мићовић設計で、1976年に完成したもの。
屋上バトルシーン
Genex-Turm Western City Gate
S2 #3で、キンバリーを屋上に追い詰め、対峙するシーン。
建築家のミハイロ・ミトロヴィッチが、ブルータリズム・スタイルで設計。1977年に工事が始まり、1981年にオープンした超高層ビル。ウシュチェ塔に次いで市内で2番目に高い建物。
エルンスト・テールマンの巨大像
エルンスト=テールマン=デンクマール Ernst-Thälmann-Denkmal
ドイツの政治家。1944年、ブーヘンヴァルト強制収容所にて親衛隊 (SS) に銃殺される。
社会主義国・東ドイツ成立後、「ナチスの犠牲となった共産主義の闘士」として顕彰されるようになる。これ以外にもいくつか銅像や胸像などが建てられている。
ドラマでは、S2 #4の冒頭、クレオとスヴェンの張り込みシーンで映る。
ひとこと
シーズン1ではドイツの主要な賞(Grimme-Preis他)の多くを受賞しているこのドラマ。待ちに待ったシーズン2が公開されました。
今回も赤いスーツケースをひたすら追っていく展開。キーになるのは、クレオが少しずつ思い出していく幼少期の記憶です。
史実をからませた歴史フィクションにティロのファンタジー(UFOなど)が加わり、観る側を飽きさせない展開は、シーズン1に引き続きお見事。
アクションも、爆破シーンに、カーチェイス、屋上でのバトル、車ごとつり上げられての戦いなど、楽しめるシーンが満載です。
音楽も凝っており、ポップなファッションやインテリアなども楽しめて、見ごたえ充分。
エンディングは、続編を予感させるものでした。(あえて詳細はふせます。)
まだ、決定はしていないようですが、あると信じて待ちたいと思います。
ホワイトスネイク
S2 #2で、KGB本部内でクレアが銃を向けられ絶体絶命の中、スヴェンが車で登場し、クレアを救出するシーンで使われていたのが、ホワイトスネイクの”Here I Go Again”。
いい選曲!お気に入りのシーンになりました。
歌詞の内容も、ドラマに合っており、クレアのテーマのようだなと感じました。
こちらのサイトでは、この歌について詳しく書かれており、歌詞の翻訳も紹介されております。興味がある方は是非。