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THE BAY 4 ~悲しき炎~ 全6話

WOWOWより抜粋

海辺の町、モーカム。ある晩、一軒家で火災が発生し、屋外に脱出した長男マットら子どもたち、家にいなかった父ディーンや長女イジーは難を逃れるが、母ベスは命を落としてしまう。放火と考えた警察は殺人事件として捜査を開始し、家族サポート官であるジェンとカレンは遺族から話を聞く。4人の子どもたちは母親を亡くし途方に暮れた様子だが、どうやらディーンは何かを隠しているようで、ジェンたちが調べを進めると……。

以下ネタバレ注意

 

ロケ地

オープニング

Eric Morecambe Statue(Morecambe Bay)
ドラマ冒頭、海沿いの街が映し出され、銅像が見えてくる。
これは、コメディアンのエリック・モアカムの銅像。1999年に女王によって除幕されたことでも有名。

警察署外観

Morecambe Police Station
警察署の外観は、実際の警察署が使われている。
署内のシーンは、マンチェスターにある元警察署の建物を利用しているという。

 

役所外観

Morecambe Town Hall
役所外観も、実際のモーカム市役所の外観を使っていた。

 

ねたばれあらすじ

#1 災厄

メトカーフ家の火災

夫:ディーン・メトカーフ(土木業者 オーナー)
妻:ベス・メトカーフ(看護師)
長男:マット 大学進学予定
長女:イジー 
次男:ジョナス
次女:エイミー
夫ディーンの帰宅前、妻ベスは窓ガラスが割れる音を聞き、1階へ降りる。
ドアを開けると火災が起きており、子供達を外に出し、愛犬を助けようとして、逃げ遅れ、家族の目の前で炎に包まれて亡くなる。

放火容疑
放火の可能性があるため、メトカーフ一家は何者かに狙われた可能性を考えB&Bにかくまうことになる。
火災現場から弾薬が発見されるが、夫ディーンから、数ヶ月にわたり会社への不法侵入続き、防犯のために所持していたと説明される。
従業員(Mal Haworth)には犯歴があったが、その日はアリバイがあった。

#2 険悪

SNSでの脅迫
ベスのスマホの履歴から、彼女がSNSで脅迫メッセージを受け続けていたことが判明する。ブロックをしてもIDを変え、何度も送信されていた。
夫ディーンは、妻への脅迫に関して全く知らなかったが、末娘のエイミーはママは悲しそうな時があったと話す。

検索履歴
ベスのスマホの検索履歴から、彼女が離婚に関して調べていたことが判明する。

高利貸
夫ディーンの会社の経営状態を調べ、彼が高利貸(レン・リード)から借金していることが判明する。

火災当日の目撃情報
元ギャングのOzzie Peelからの情報で、火災が起きた夜にメトカーフ家のそばで車を目撃しており、エンジンがかけたままで、車内に人影があったと証言する。

マディへのいじめ
ジェン・タウンゼントの娘のマディは、同級生のルイスから突然イジメを受けるようになるが、恐怖から教師にも誰にも相談出来ずにいた。

 

#3 秘密

情緒不安定なディーン
B&Bに閉じ込められ、仕事にも行けないディーンは、イライラが爆発し、B&Bの食器を叩き割り、ドアに穴を開け、B&Bから出ることになる。

募金集めイベント
メトカーフ家のための募金集めイベントが開かれる。
参加を渋っていたディーンも、子供達と共にもイベントに参加し、ディーンは皆に感謝のスピーチをする。
イベント会場にベスの兄アレックスが現れると、ディーンはアレックスを外に連れ出し、帰れと言って喧嘩になる。

高利貸のレン・リード
レン・リードから話を聞くが、ディーンがお金を借りた理由は、重機のレンタル代だと判明し、またお金の返却前に、放火をして一家を脅迫する理由がないと説明する。

ベスへの告訴状
新型コロナのパンデミック中、ベスが患者の娘から告訴状が提出されていたことが判明。面会を断られ、死に目にも会えなかった患者の娘から、逆恨みされていた。

更なる放火
何者かが、ディーンの会社の重機に放火をする。

マディへのいじめ
ルイスの悪質ないじめが続き、コナーに問い詰められたマディは初めて打ち明けるが、母をこれ以上心配させたくないと、口止めする。

#4 標的

仕事再開
リースした重機が燃やされ、ディーンはショックを受ける。
立て続けの放火事件により、警察では休日返上で捜査が続けられた。
ディーンは、借金返済のために仕事を再開し、新たな重機をリースし、従業員のマルとフロンティアランドの整地作業に着手する。

キャロル・ジェニング
亡くなったベスを告訴していたキャロル・ジェニングから話を聞くことに。
キャロルは、ベスに対する恨みは無く、募金集めイベントにも参加したと語る。

マニングの元妻の夫
捜査チームを率いるアンソニー・“トニー”・マニングは、別れた妻と不倫をしており、職場に元妻の夫ポールが現れ、殴り合いの喧嘩になる。

人骨発見
ディーンは、マルと共に整地作業を始めるが、白骨化した遺体を発見してしまう。

#5 人骨

遺体発見
ディーンらが発見した人骨は、20年以上前に遺棄された男性で、頭蓋骨に撃たれた跡があり、殺人事件と断定され、作業を止められてしまう。
ディーンは、借金返済のチャンスを失ってしまう。

殺人事件
被害者:ダニエル・ヒクソン
市議会の職員だったが、20年前に行方不明になっていた。
後頭部から撃たれた痕があり、殺人事件と断定される。
警察は、土地の関係者らを調べる始める。

脅迫メッセージの犯人
亡くなったベスに脅迫していたのが、キャロル・ジェニングスだと判明。
ジェンがキャロルを訪ねると、脅迫の事実を認めたが、最後の脅迫文は自分のものではないと訴える。

最後の脅迫文
最後の脅迫文が送られたインターネット・カフェの監視映像から、送ったのがベスの兄アレックスだったことが判明する。
しかし、放火事件の夜、彼にはアリバイがあった。

入札時の謎
ディーンの会社が入札した、フロンティアランドの整地作業の最終入札にダミー会社が参加していたことが判明する。

レンガが投げ込まれる
ジェンは、クリスの元妻ジャッキーの態度にイラつきながらも大人の対応をしていたが、ついにキレ、ジャッキーに怒鳴ってしまうが、その瞬間、家にレンガが投げ込まれ、ジェンは犯人を追うが、取り逃がしてしまう。

 

#6 再生

ルイスが犯人
近所の防犯カメラ映像から、家にレンガを投げ込んだのが、マディの同級生のルイスだと判明する。そこで初めて、マディへのいじめを知ったジェンは、器物破損で逮捕すると激怒。クリスは、職場の学校に通うルイスを庇い、事を荒立てたくないと訴えるが、ジェンは聞く耳を持たない。

ダミー会社
入札に参加していたダミー会社は、建設業者テリー・マクレガーの再婚相手キムの旧姓だったことが判明し、キムは逮捕される。
ジェンたちは、キムの夫テリーに話を聞きに行くと、そこに義理の息子のルイスが現れ、ジェンはルイスを捕まえ器物破損容疑で逮捕し、連行する。

メトカーフ家放火事件の犯人
ルイスの指紋が、放火事件の容疑者の指紋と一致。
ルイスは、友人のユーセフ(Yousef Awan)に協力してもらい、留守の予定の日に放火をしたと告白する。
放火理由は、母の再婚相手である義父テリーに認めてもらうためだと話す。

重機放火の犯人
テリー・マクレガーの息子カールが、警察に出頭し、ディーンの会社の重機に放火したと自白する。父テリーから、放火をするよう命令されたと話す。

ダニエル・ヒクソン殺人事件
逮捕されたテリー・マクレガーは、父親がヒクソンに賄賂を渡していたが、ヒクソンとの関係が悪化し、射殺。テリーは、ヒクソン死体遺棄を手伝ったことを認めた。

イジメの真相
ルイスがマディにいじめを始めた理由は、ルイスとユーセフが放火について話しているのをマディが聞いたと勘違いし、口止めのためにイジメ始めたことが判明する。


ラスト
クリスは、合い鍵を持つジャッキーと距離を置くため、玄関のドアの鍵を取り換える。
クリスの娘エリンは、父と揉め、一度は母ジャッキーと暮らすことを選ぶが、母親らしからぬジャッキーの対応に呆れ、家に戻ってくる。

~おわり~

 

 

ひとこと

英国ドラマらしく重い展開。
登場人物も癖がある人が多くて、すぐカッとなるディーンや、とことん嫌な女のジャッキーなど、実生活では関わりたくない人が多数登場。
一番明るいキャラクターであるクラークの登場シーンだけホッとしていた。
今度観る作品は、明るいものにしよう。
ほんと、疲れた!でも面白かった。