マイアミのラテン系住民が多く住む地域で、立て続けに3人が殺害された。
いずれの死体にも目と口にコヤス貝が置かれ、逆さの十字架が飾られ、
最初の2人は指を、3人目は両手を切り取られている。
コヤス貝の供え物はアフリカ・カリブ系の宗教でよく使われるが、
これらの行為が特定の儀式を示唆しているか、それともシリアルキラーの署名的行動なのか、
判然としないままチームはマイアミに向かった。
以下ネタバレあり
リード君の頭痛は大丈夫なのか?
私も片頭痛持ちなので、眩しすぎると辛かったりするのは良くわかる。
心因性といっても、単に疲れ等からくる場合もあるから
医者の判断も、リード君の反応も極端なような気もするが、
リード君の母親が妄想型統合失調症のため、「心因性」という言葉に
特別拒絶反応してしまったのだろう。
リード君の幻覚シーンと怪しい宗教の儀式(のような殺人事件)が重なり
「ミディアム」風な少し変わったエピソードとして楽しめた。
冒頭のシーン。
病院の待合室で貧乏ゆすりをしながら(リズムを取っているのか?)待つリード君と
夜のマイアミの風景と事件現場の様子が映り、いつものクリミナル・マインドと比べ
一風変わったエピソードになるのだろうと予感させるシーン。
遅刻したことがないリード君が、(病院に立ち寄ったため)遅刻してきたので
プレンティスが大丈夫?と声をかける。
マイアミへ向かう機内での様子もおかしい。
フリオを取り調べ中、フリオに神が降りてきてリード君にメッセージを伝えてきたシーン。
じっとフリオの瞳を見つめ続けるリード君を見て、リード君もおかしくなってしまったのか?
と思いきや、フリオの言っていた謎の言葉をしっかり覚えていただけだった。
犯人の部屋の写真を見たリード君は、被害者達が監禁されていた場所に気付き
1人乗り込んでいってしまう。
犯人に銃をつきつけられ絶体絶命のリード君だったが、頭痛に苦しむフリをして
犯人の隙をつき、殴り倒す。
観ている側をドキドキさせながらも、解決に導いたリード君。
ホッチもリード君の様子がおかしいことを心配していた。(以下の訳はてきとうです。)
Hotch : "Are you ok?" 「大丈夫か?」
Reid: "What? Yeah oh I uh...I pretended to have a headache in order to distract him."
「え?大丈夫です。犯人の気を散らすために頭痛のふりをしていたんです。」
Hotch : "Pretended?" 「頭痛のふり?」
Reid: "Yeah, pretended."「はい、そうです。」
犯人は、幼い頃虐待された父親に、最近見下す発言をされたばかりだった。
アフリカ宗教関係の専門家である父親と同じ道を選んだ犯人は、
父親に対する復讐+自分の研究した本の宣伝のために
殺人事件をおかしてしまった。
酷い父親なのに、それでも子供は父親に認められたいという気持ちになるものなのか?
確かに恐ろしい事件を起こした犯人が一番悪いけれど
裁かれない父親に憎しみを感じる。
今回の格言
「悪を悪として選ぶものはいない。悪を善きものであると誤解するのだ」
"No man chooses evil because it is evil; he only mistakes it for happiness, the good he seeks."
Mary Wollstonecraft Shelley
「人生でもっとも素晴らしく美しいものは、目に見えないし、触れることもできない。心で感じるしかないのだ」
"The best and most beautiful things in life cannot be seen or touched, but must felt by the heart."
Hellen Keller
リード君の頭痛は、今後もドラマの中で続くことになるのでしょうか?
リード君の体調がとても心配です。