ある朝、愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)の家に警察が突入、殺人の容疑で妻のララ(エリザベス・バンクス)が逮捕されてしまう。それから3年。ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪は確定。絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンはある決断を下す。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」それは命を懸けた決断だった。ジョンは生活の全てを犠牲にし、孤独や恐怖に苛まれながら、綿密な脱獄計画を練り上げていく。(MOVIEWALKERより)
ラッセル・クロウ、あまり良い作品に巡り合えていないようで残念。
良いけれど地味!、という映画が多い気がする。
今回も日本ではあまり話題になっておらず、あまり良い評価ももらえていないようだったが
最後までハラハラさせてくれる、隙の無い見事な作品だったと思う。
ラッセル・クロウは、今後は主役ではなく脇役に徹していったほうが良いかも。
あの問題作「バーチュオシティ」のような、変なキャラを演じたりして、
俺はまだ尖ってるぜ!とかつてのようにワイルド押しするとか。
アカデミー賞授賞式に初めて出席した時を思い出して!
斜に構え、ニコリともしない、あのラッセルよ、カムバ~ック!
以下ネタバレあり
平凡だけれども幸せな日々をすごしていた男の妻がある日いきなり冤罪で逮捕されてしまう。
妻に不利な証拠ばかりが発見され、無実を証明することが出来ず、殺人罪が確定。
妻はショックで、刑務所内で自殺未遂をはかる。
妻を取り戻す方法が無くなった時、男は妻を脱獄させようと決意する。
大学教授だけあって、脱獄について学び成長していく姿が見もの。
インターネットの情報を頼りに、綿密に計画を立てていく。
かつて脱獄経験がある人物に会いに行き、アドバイスをもらう。
このシーンのためだけに、リーアム・ニーソン登場!贅沢な~。
脱獄には成功するけれども、今後どう生きていくのかが心配。
いくら海外逃亡をしていても、気持ちが休まらない。
リーアム・ニーソンが演じた脱獄をした男性が、
逃亡生活が一番つらく、結局自首したと話していた。
生活が困窮したり、夫婦仲がうまくいかなくなった時、後悔してしまいそうで怖い
。
最後のシーンで、残念ながら無実の証拠も消えてしまったのは、
逆にニクい演出なのかもしれないけれど
あそこは、ベタに無実の証拠を発見してほしかったな。
奥さんが冤罪だっても、主人公は人を殺してしまったし…。
ハッピーエンドのようで、苦い苦いエンディングでした。
ラッセル・クロウ インタビュー動画
脱獄シーン
映画『スリーデイズ』特別動画 ~リーアム・ニーソンが教える脱獄術