大手投資銀行(リーマン・ブラザーズをモデルとしている)の24時間を舞台とし、
2007年に発生した世界金融危機に焦点を当て、金融危機のあいだに従業員たちが
取る行動が描かれる。(Wikipediaより)
以下ネタバレあり
ケヴィン・スペイシーが主演、ということだが
ずっとザカリー・クイントが主演だと勘違いしながら観ていた。
海外ドラマ「HEROES」で、サイラーを演じたザカリーだったため
途中で、残酷な人間に変わってしまうのか?と思いながら観ていたが
最後まで彼だけは“善”の人だった。
日本では映画公開されずDVD発売だけされた作品だが
色々なことを考えさせられる大人向けの素晴らしい映画だった。
派手なアクション、お金をどれだけつぎこんだのか?というCG大作だけが
映画じゃないと言いたくなる。
屋上のシーンが秀逸! あのギリギリ感がなんともいえない。
本当はこんな美しいサラリーマンはいないのでしょうけど。
悪役を演じておりますが、はまってます。
鼻につく感じがたまらない!
みんなに嫌われているのに、最後まで生き残るところが見事。
CEO!
あんな状況でも、一人で役員食堂で優雅にお食事をするところがCEOで
ある所以です。結局誰も彼には勝てないと知らしめる場面。
一応主役のケヴィン。(他の方がイケメン過ぎちゃって)
CEOと戦おうとするけれど、結局負け。でも、それが現実。
最後に愛犬を埋める場面の無力感が、最初はよくわからなかったけれど
観なおすほどに唸らせる演技でした。
プレミア会場でのインタビュー中、ポール・ベタニーに抱き着く
サイモン・ベイカー。二人の間に入りたい!