ある日、ロシアと繋がりのあるダーデン上院議員が何者かによって暗殺される。その手口から、現在は行方をくらましているソ連の暗殺者カシウスによる犯行とにらんだCIA長官ハイランドは、かつてカシウスを追い続けていた元エージェント、ポール・シェファーソンを現役復帰させるとともに、カシウスについて研究しているFBIの若手捜査官ベン・ギアリーと組ませて事件の捜査にあたらせる。
以下ネタバレあり
メキシコ ソノーラ砂漠
国境警備員を殺害し、アメリカに違法に入国する男たち。
6ケ月後 ワシントン
ダーデン上院議員(ロシアと密接な関係を持つ人物)が暗殺される。
首を切って殺す手口⇒ソビエトの伝説のスパイ“カシウス”の仕業か?
CIA長官ハイランド
カシウスをリーダーとする暗殺集団“カシウス7”の追跡のため
引退した元エージェントのポール・シェファーソンを呼び戻す。
暗殺された議員を内偵していたFBIの若き捜査官ベン・ギアリーも捜査に協力させる。
ポール ⇒カシウス死亡説 議員殺害は模倣犯
ギアリー⇒カシウス復活説
ブルータス
“カシウス7”のメンバー
ポールが殺害した⇒生き延びて刑務所に。
暗殺者の掟を破ったカシウスに“罰”が下されたことを話す。
彼が欲しがっていたラジオを差し入れ⇒ラジオの電池を飲み込む⇒病院へ⇒脱走
ポール
脱走してきたブルータスを待ち構えていた。
ブルータスを殺害⇒ ポール=カシウス
ベン殺しに自宅へ。奥さん存在を知り、殺害を止める。
後日、カシウスの捜査を降りるよう説得。⇒ベンは捜査を続ける。
ボズロスキー
半年前のメキシコ、ソノーラ砂漠近辺での国境警備員殺害事件で奪われた車が発見される。
犯人:元特殊部隊でKGBのボズロスキー⇔ポールの妻子を殺害した犯人
ベン・ギアリー
ポールと共に行動するうちに、ポール=カシウスではないかと疑い始める。
同僚に頼み、資料を再調査⇒カシウスのどの事件現場にもポールの姿が!
ポール=カシウス と確信。
ポールがカシウスだと確信したのに、ベンは何故長官に連絡しないのか???と
不思議に思っていると、角のカフェの前にあるごみ箱に新聞(秘密のメッセージ)
を入れるベンの姿が…。
ベン=ロシアの潜入スパイ だったというどんでん返し。
ボズロスキーがカシウスだったと、ポールとボズロスキーの相討ち現場で嘘をつくベン。
ポールは殉職扱いになり、名誉が守られ、一件落着でエンディング…?
と思いきや、気になる人物が。
ベンの嘘を、不可解な表情で黙って聞いていたCIA長官。
ベンに向かって、「うち(CIA)で働かないか?」と誘っていた。
長官は、全て知っていたのだろうか?
警戒心が強い(はず)のポールの自宅に侵入し待ち構えていた様子などを思い出し
ポール=カシウス、ということも前から知っていたのでは?と感じられた。
ベンの素性もわかったうえで、ポールと同じようにCIAで働かせようと考えているのでは?
敵を(知らぬふりをして)囲い込み、身近に置いておく…
CIAの世界ではよくあることなのかもしれない。
ネット上では評価が低い作品のようだが、悪役のリチャード・ギアがなかなか素敵で
個人的には高評価。
【映画ロケーション】
トーマス・ジェファーソン記念堂
ムッシュはつらいよ
寅さん役、面白いけど、長年のファンにとっては少々悲しくもあり。
いつまでもセクシーなイメージのままで。