カーソン・スプリングスの町外れで撃たれた男の遺体が発見される。現場に駆け付けたリグスビーは、近くの小屋で胸を撃たれた父親スティーヴを見つける。スティーヴは病院に運ばれ一命を取り留めるが、弾は心膜に食い込んだままで、予断を許さない状況だった。
以下ネタバレあり
スティーブ・リグスビー(リグスビー父)死す。
悪党な父親でしたが、最期は息子の腕の中で亡くなることが出来ました。
直前に孫の顔(写真)を見ることが出来、幸せだったのではと思います。
ダメ父を反面教師にし、息子は立派に成長したと、思っていたことも知りました。
会うたび悪態をついていましたが、心の中では自慢の息子だったのでしょう。
病院での父。
ベッドの上で動けなくても、口は達者。流石です。
肝心な事件のほうは、街を牛耳る二つの組織を故意に対立させ、共倒れになった後を乗っ取ろうとした、一見良い人なFletcher Mossが真犯人でした。
海外ドラマに多数出演するMax Martiniが演じていたので、最初から真犯人であろうと推測出来てしまったのが残念。
でも今回は、犯人探しは後回しなストーリーだったので仕方がないけれど。
武闘派を演じることが多いMax Martiniは、日々体を鍛えてらっしゃる。
凛々しいイケメンなので、軍人役がはまります。
映画「プライベートライアン」の伍長役が一番有名でしょうか?
「パシフィックリム」、最近では「キャプテン・フィリップス」にも出演。
ドラマ冒頭、リグスビーが連行されるシーンからスタート。
事件がメインではなく、リグスビーが何故内務調査をされているのかということが重要なエピになっています。
お馴染みラローチェが、リグスビーから供述を取り、結果としてはリグスビーは御咎めなしとなります。
しかしラローチェは、罪に問われないように、リグスビーに父親の仇を取らせてあげたことは判っているとリズボンとジェーンを責めます。
気付いて観ていた方もいらっしゃるでしょうが、ほとんどの方はここで初めて、リグスビーが父の復讐をしようと躍起になり、交渉の場に乗り込み、真犯人を殺害したと思っていたのが、実はジェーンがリグスビーに仇が取れるようお膳立てしていたことを知ります。
そこまでうまく誘導できるか?とも思いましたが、ラローチェの言うとおり、ジェーンであればそこまで考えていたことになるのでしょう。
しかし、復讐は相手を同じように殺せば終わるというものではない…とつい微妙な気持ちに。
そして、銃社会では簡単に復讐出来てしまう(正当防衛と言えば済む)のはどうなんだろう?と、何となくモヤモヤした気持ちでエンディングを迎えました。