ウェンディは、小学生の頃、ある事件を起こしてから、定期的に病院へ行き
ある青い錠剤を服用し続けていた。
現在は、夫と息子との3人暮らし。
息子がいじめられても、勤めているファーストフード店の上司に罵られても、
言い返すことが出来ない気弱な性格。
ある夜、謎の浮浪者から、実はウェンディには超人的な力があり、同じ能力を
持つ仲間がいることを知らされる。
以下ネタバレあり
(あらすじ)
壁に大きな穴が開き、血が付いた瓦礫が散乱した小学校。
スターン博士は、倉庫に隠れ震えている少女、ウェンディを発見する。
現在、ウェンディは、夫ラースと結婚し、息子カールは小学生。
憧れだった一軒家に住み、ファーストフード店で働いていた。
気弱な性格のウェンディは、威圧的な上司に罵られ、息子がいじめられても
何も言い返せない。
ある夜、勤務するファーストフード店のゴミ箱をあさるホームレスから、
ウェンディには超人的な力があるが、精神科医のスターン博士から処方された
青い錠剤を飲み続けることで、その力が抑えられていると説明される。
ホームレスの男は、自分の力を証明するため、走るトラックの前に飛び降りる。
彼は、生き返る力を持つ超人だった。
錠剤を飲むのを止めたウェンディは、自分に超人的なパワーがあることに気づく。
スターン博士のオフィスに忍び込み、カルテを調べている時に
同僚のエルマーも同じ薬を飲んでいることを知る。
エルマーの前で、ATMをけ破り、彼にも超人的な力があると話す。
エルマーには電気を生み出す力があることが判明するが
彼は、自分の力を欲望のままに利用するようになる…。
スーパーヒーローものは、あらゆるパターンが作られているので
よくある話だと思ってしまうが、残虐なシーンが無いため、安心して観ていられる。
気が弱く、低所得者の女性が、パワーを手に入れ、チンピラらをなぎ倒し
お金も手に入れ、仲間のために戦おう!という使命に燃える。
そこに、ダークサイドに落ちた仲間の裏切り、自分のために命を落とす仲間、
など 様々な経験をし、愛する家庭を守るためにあえて離れ、
新たな仲間と共に 立ち上がろう!と決意しエンドロール…になる。
見逃せないのは、エンドロール後のシーン。
息子にもパワーが受け継がれていたが、母とは違いサイコキネシスだった。
続編に期待大!
有名なアメコミ原作の作品に近づこうとせず、
今ぐらいの映像技術で楽しませてほしい。