フランク・ヴァレラは、刑事事件専門の弁護士。
言葉を武器に無罪を勝ち取り、成功を収めていた。
愛する妻スーと娘オリビアと豪邸に暮らしていたが、家庭を顧みず、
仕事に明け暮れていた。
娘の晴れ舞台にも仕事を優先し、自宅で二人の帰りを待っていたが
2人は帰宅途中、何者かに殺害されていた。
以下ネタバレあり
アントニオ・バンデラスのアクション映画?、何やらB級な匂いがする…(失礼)
と思いながら観始めた作品。
意外にも面白くて、ノンストップで観終えました。
犯人と戦いに備え、トレーニングをはじめていくシーンは、
映画「イナフ」のジェニファー・ロペスを思い出しました。
上記動画の4:06以降、主人公のフランクが、空手や柔道を習うシーンが
あるのですが、日本人であれば感じる違和感に一時停止。
日の丸、漢字、障子、鳥居などがある道場に失笑。
特に、日本の国旗の赤い丸の部分だけ、妙に皺が寄っており、明らかに縫い付けた
形跡が見て取れます。雑すぎる。
空手シーンで、フランクに指導しているのは、なんとこの映画の監督である
カール・アーバンが出ている時点で、あ、犯人…と思えるキャスティングが
本当に残念。彼以外に、好敵手になりそうな俳優が出てこなかった。
もう一人ぐらい怪しげなキャストを入れておくべきだったと思う。
しかし、ローマの五賢帝であるマルクス・アウレリウスの「自省録」の言葉を引用し
展開していく流れが、とても面白かった。
腿をナイフで刺され、手元にあった本で急遽止血、それが「自省録」だった
という設定。
「自省録」をマンガ化したものがあるようなので、一度読んでみよう。
ロケーションは、ブルガリアでの撮影ということで、場所は特定できませんでした。
残念!