高機能自閉症だったクリスチャンは、軍人だった父親から
厳しい世界で生き残るためにと、様々なトレーニング(武道)を弟と共に
受けさせられていた。
数字が得意だったクリスチャンは、その後、優秀な公認会計士となり
各国の闇社会の大物たちの裏帳簿を扱い、凄腕の暗殺者としても暗躍していた。
クリスチャンは、久々に合法的な企業で働こうと、リビング・ロボティクスという
義手・義足等を扱う企業の会計士となるが、不正を見つけた途端に、お役御免となり
その後、彼に協力した経理の女性と共に命を狙われることになる。
以下ネタバレあり
クリスチャンの高額コレクションとして、有名な絵画に目が行きがちだが
細かくみていくと、色々面白い品物が映っていて何度か見返していた。
美術品
・ルノアール「日傘を持つ女と子供」
・キャシアス・マーセラス・クーリッジ「ポーカーをする犬」
・ジャクソン・ポロック「フリーフォーム」
貴重なコレクション
・スターウォーズのルーク・スカイウォーカーのライトセーバーのレプリカ
・ACTION COMICS 創刊号 (引き出しの中に)
「スーパーマン」が初掲載されたアメリカの漫画雑誌「アクション・コミックス」
の創刊号は、オークションで約320万ドル(約3億3000万円)で落札されたと
過去、ニュースになっている。
・All American Comics #16 グリーンランタン初登場の号のようだ。
・T206(メジャーリーガー)ホーナス・ワグナーの野球カード
タバコに同封されていたオマケの野球カードだが、非喫煙者のワグナーが
回収後、廃棄を命じたため、トレーディングカード界のモナリザと呼ばれ、
2007年のオークションでの235万ドルでの落札は、ギネス世界記録に。
・T205 Ryan Holblitzell
・1915 Cracker Jack
・1922 E121-120 American Caramel Babe Ruth New York Yankees(右端ちらっと)
番外編としては、冒頭のシーンとラストで登場するモハメド・アリのパズル
有名なソニー・リストン戦の写真のものだった。
映画は、ラストでいろいろな伏線が回収されていく。
上記のモハメド・アリのパズルもそうだが、
クリスチャンのソロモン・グランディ
ハーバー神経学研究所での出会い
PCやスマホを通じてサポートする謎の人物(非通知で電話が来る)
子供の頃の弟と受けた戦闘のためのトレーニング、など。
それぞれが繋がっていくと、まるで霧が晴れていくようだった。
実は、あまりベン・アフレックスが好きではないのだが
この映画の彼は素晴らしかった。
ちょっと好きになれた。
【映画ロケーション】
クリスチャンと会計のデイナ・カミングスのランチのシーン。
ジョージア工科大学で撮影されたとネットで知り、探してみたところ
ここかな?と思う丸い階段のような場所がありました。
リビング・ロボティクス社
ジョージア工科大学 School of Computational Science & Engineering
会社外観は、上のランチの場所と少し離れた建物でした。
バレットM82A1で射撃練習をさせてもらっていた家
ぽつんと一軒家みたいな場所にあるため、他の映画でもロケ地として使われている。
(ハロウィン2など)