映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ブルー・ミラクル Blue Miracle (2021)

Blue Miracle (Music from and Inspired by the Netflix Film)

メキシコの児童養護施設の子供たちが、支払いが滞り閉鎖寸前の施設を救うため、大会で2度連続優勝しているウェイド船長と共に、世界有数のカジキ釣りの大会に出場する。

以下ネタバレあり

 

注意:動画等ネタバレあり

 

2014年9月のハリケーン"オディール"で大打撃を受けたメキシコのロスカボスで行われた世界有数の釣り大会BISBEE'Sで起きた実話をもとに作られた作品。

 

実際のCasa Hogar。(2019年に公開された動画)

Casa Hogarの公式サイトによると、映画の金銭的な収益はないが、メキシコでの民間社会援助に対する意識が高まることを期待しているというような(ざっくり意訳、詳細はHPを)ことが書かれています。

 

彼らが出場したBISBEE'Sの大会は、BISBEE'S BLACK & BLUEという大会。
ハリケーンで大打撃を受けたことで、その年だけ特例の出場条件が出来、孤児院の少年たちが出場出来たという。

 

Ernie Cabo Fissing HP 

デニス・クエイドが演じた船長のウェイドは、映画用の架空の人物。
実際の船長は、Ernie Cossio氏という地元で釣りビジネスしている男性で、映画のおんぼろ船とは違い、立派な船で大会に出場しています。

Facebook 

 

映画の中では、金銭的に追い詰められる主人公に悪魔が二度ささやいてきます。
「借金返済のために、ドラッグ売買で楽に稼げ。」という旧友の誘い。
「漁師からカジキを買った。1位でなくても、これを釣ったことにすればいい。」という船長の誘い。
心が揺らぎながらも、心の悪魔をふりはらったことで、幸運が訪れたという展開になっています。
ベタながらも、ハラハラさせてくれるシーンでした。
結末がわかっていたとしても、子供達が喜ぶハッピーエンドが良かった。

 

 

【映画 ロケーション】 

 主な撮影地は、ドミニカ共和国サント・ドミンゴで。