謎の女性から電話越しにブリーフケースを奪うよう指令を受けた、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ。気合たっぷりに<東京発・京都行>の超高速列車に乗り込むが、それは彼にとって人生最悪な旅の始まりだった。時速350kmの車内で繰り広げられる、決死のバトル!予期せぬ最悪が折り重なり、終着点・京都に向けて<絶望>が加速する―。
以下ネタバレ注意
原作「マリアビートル」
原作は伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』。
株式会社CTBの代表取締役である三枝亮介氏と寺田悠馬氏がソニー・ピクチャーズに直接、映像化の企画を提案したという。(映画Wikipediaより)
サンドラ・ブロックの役名は、原題と同じマリア・ビートル。
豪華カメオ出演
お馴染みのハリウッドスターのカメオ出演も本作の見どころ。
カーバー役で登場したライアン・レイノルズは、映画「アダム・プロジェクト」 のセットでリモートで撮影したと言われている。
「デッドプール2」に、ブラッド・ピットがカメオ出演してくれたお礼だと語っている。
チャニング・テイタムが演じるレディバグに協力する男が、新幹線の座席で読んでいたのはロレッタ・セイジ作「The Lost City」。2022年制作映画「ザ・ロストシティ」には、チャニング・テイタムとサンドラ・ブロック(作家ロレッタ・セイジ役)、ブラッド・ピットが出演している。
車掌役には、「HEROES」のヒロ・ナカムラ役で有名なマシ・オカさん。
デヴィッド・リーチ監督も、タンジェリン(ミカン)とレモンが、事故で死なせてしまった「17人目」の被害者役で登場している。
「シブミ」
1979年出版のトレヴァニアンの小説「シブミ」。
ジョーイ・キング演じるプリンスが、読んでいた本です。
この本は、デヴィッド・リーチ監督の初監督作品「ジョン・ウィック」でも使われていた小道具です。
At the beginning of 'John Wick,' John drives his car over a small airport field. The security guard who lets him in is reading 'Shibumi,' a novel about a retired killer who at one time in the book kills someone with a pencil
— Film Easter Eggs & Details (@FilmEasterEggs) June 18, 2021
John is a retired killer & killed 3 men with a pencil pic.twitter.com/SLGrMSF2t7
映画の中では、車に乗った警備員が読んでいる本として映っており、「シブミ」の主人公が引退した暗殺者であるため、ジョン・ウィックと重なる内容だと言われていた。
ひとこと
ハリウッドが描く日本のため、日本人が観るとかなり可笑しな部分が多いが、日本という名の架空の国として受け止めるしかないだろう。
アクションコメディ作品だが、真田さんだけは渋いままでいてくれて、真田さんのシーンになるとホッとした気持ちになっていた。
日本人は評価がバラバラな作品だろうが、作る側が楽しそうだから、観る側も楽しまなければ損!という気持ちで観ていた。面白がらせてもらったけれど、ラストで新幹線が脱線し、京都の町中に突っ込んでいく様子は、観ていてあまり気持ちが良いものではなかった。
個人的にはタンジェリンとレモンの名コンビが気に入った。
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渋み何%?