映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

さかなのこ (2022)

さかなのこ

WOWOWより抜粋

魚のことが大好きな小学生のミー坊は、他の子と違うことを心配する父、ミー坊を信じて応援してくれる母に見守られながらのびのびと育っていく。高校生になってもマイペースで魚への愛が深まる一方のミー坊は、町の不良たちとも友達になってしまう不思議な魅力でいつもみんなの中心にいた。やがて高校を卒業したミー坊は、魚に関係した仕事をしたいと願って上京、水族館や寿司店で働くものの、なかなか思うようにいかず……。

以下、ロケ地など

 

原作

さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~

原作は、2016年に出版された自伝エッセイ「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!」。

 

(実話)カブトガニの人工孵化に成功

上記サイトには、中学時代にカブトガニの人工孵化に成功した時の地元新聞の記事や、当時のさかなクンの写真等が紹介されています。

 

ロケ地

坂田漁港

映画冒頭、ウエットスーツを着たミー坊が、漁船に乗り込むシーンで撮影。

 

学校のシーン

綾瀬市立北の台中学校
映画に出演した鈴木拓さんは、中学・高校ともさかなクンの同級生。実際に、さかなクンのことを「ミー坊」と呼んでいる。その縁もあり、二人の母校である綾瀬市立北の台中学校で撮影が行われたという。

 

自転車のシーン

総長らヤンキーと共に自転車で滑走する海沿いの道。(千葉県館山市

 

布良漁港

ヤンキーらとの乱闘シーン。
カミソリ籾(もみ)との出会い、幼馴染のヒヨ(狂犬)との再会など、映画の名場面のひとつ。

あわしまマリンパーク

水族館でのアルバイトのシーン。

 

海人

町田市にある日海センターでの撮影。
撮影に使われたのは旧店舗で、現在、店舗は移転している。

 

ラスト

映画のラストで、小学生らに「ミー坊じゃねぇ?」と言われる場面。
ミー坊は、魚の絵が描かれた白衣とハコフグちゃん帽子をかぶって立っている。

 

ロケ地紹介サイト

上記サイトでは、名場面の画像と共にロケ地に関し詳しく紹介されています。

 

ひとことふたこと

WOWOWにて視聴。
余韻がものすごく、何度も観返してしまった作品。
あえて詳細を描かずにいる部分もあるため、色々と想像も掻き立てられていく。

のんさんがはまり役、というより、ミー坊にしか見えない。
さかなクン本人も登場するが、ギョギョおじさんという魚好きの怪しい男性として描かれている。
ギョギョおじさんは「さかなクンの影、もしも歯車が1つズレていたら…。」と想像して作られた架空のキャラクターだという。
確かに、ハコフグの帽子をかぶり「ギョギョ!」と言う大人がいたら、明らかに警戒するだろう。
小学生の頃、”〇〇〇じじい”という虫取り網を持つ謎の老人が隣の学区内に出没し、親や教師から「知らない大人についていかない」と何度も釘を刺されたことがあった。特に事件を起こしたわけではなさそうなのだが、地元では異質の存在として扱われていたのを思い出していた。

のんさんはもちろん、ヒヨや総長、カミソリ籾等の脇役もみな素晴らしかった。
岡山天音さん演じるカミソリ籾には特に笑わせてもらった。
個人的には、ヒヨ役の柳楽優弥さんの演技にひきこまれた。
あのレストランでの彼の表情から、色々なことを想像させられた。


見る人のいないこのブログを続けることは、人生の無駄なのでは?と思うことがあるが、この映画を観て、堂々と楽しめばいいのだと気づかされた。
ミー坊とは違い、誰の役にもたたないが、楽しく今日も入力している。

楽しいは正義。