映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ハート・オブ・ストーン Heart of Stone (2023)

レイチェル・ストーンは、世界平和のために暗躍する秘密組織チャーターの一員で、現在はイギリスの諜報機関MI6に新人エージェントとして潜入していた。
レイチェルのチームは、チャーターが管理する「ザ・ハート」と呼ばれるシステムを狙う謎の組織に襲われる。「ザ・ハート」は、スマホから航空機まであらゆる機械にアクセスできるシステムで、もし悪用されれば世界危機に陥ることになる。レイチェルは、謎の組織を追うことに。

以下ネタバレ注意

 

ロケ地

アルプスのリゾート地のシーン

Glacier Hotel Grawand(イタリア・セナレス)
標高10,538 フィートに位置し、ヨーロッパ全土で最も標高の高い場所にあるホテル。

チャーター本部

Elveden Hall(英・サフォーク)
映画の撮影でよく使われる豪邸。(トゥームレイダー他)
チャーターのオフィス内部のシーンで使われている。

MI6メンバーでの会食シーン

The Fryer's Delight(ロンドン)
ロンドンに実際にあるフィッシュ&チップスの軽食店。
店のFacebookでも紹介されています。

 

コルメシオ広場

Terreiro do Paço (ポルトガルリスボン
カーチェイスのシーンで映る広場。

 

レイチェルが飛び降りた崖

Arco de Albandeira(ポルトガル

 

建物が爆発するシーン

Harpa Concert Hall and Conference Centre
レイキャビックでの爆破シーン。
何百人ものエキストラを使い、建物から逃げ出すシーンを撮影したという。

ラストシーン

チェルシー・カレッジ・オブ・アート & デザイン
Chelsea College of Art & Design

 

スタントシーン

スタント・コーディネーターは、ジョー・マクラーレンが担当。
ガル・ガドットの主演作「ワンダーウーマン」も担当していた。
カーアクションのシーンでは、ロブ・ハント等が担当。
見ごたえあるカーチェイス・シーンが楽しめる。

 

ねたばれあらすじ

MI6チーム
イタリアのアルプスでMI6 チームは、武器商人マルバニーが現れるのを待っていた。
レイチェル・ストーンは、ベイリーとバンに乗っていたが、ハッキングをするためにターゲットがいるカジノへ行くよう指示される。
パーカーとヤンは、秘密の賭博場へ入室は出来たが、マルバニーのボディガードに阻まれ、計画は失敗する。
しかし、パーカーはマルバニーをロープウェイに乗せることに成功する。

秘密組織チャーター
ストーンは足をくじいたふりをして、現場に待機するふりをして、秘密組織チャーターの指示を受けながら、パーカーとマルバニーが乗ったロープウェイを追っていく。
ストーンが実際に働いているのは、平和維持を目的とした秘密組織チャーターであり、MI6で潜入捜査をしていた。
2人が乗ったロープウェイが到着する前に、ふもとで待つマルバニーの手下を始末し、安全にマルバニーを確保出来るよう準備したが、マルバニーは青酸カリを飲み、自殺してしまった。

リスボン
ロンドンに戻ったMI6チームは、作戦失敗を叱責される。
チャーター本部でも、ストーンは、トップのノマドから批判を受ける。
カジノで見かけた若い女性が、ケヤ・ダワンというハッカーだと判明し、彼女を追いMI6チームもリスボンへ向かう。
しかし、リスボンでは敵の待ち伏せに遭い、ストーンは逃げるよう指示されるが、チームが劣勢のため、本来の能力を発揮し敵を倒す。


パーカーの裏の顔
ストーンは、仕方なくMI6のメンバーに、自分がチャーターのスパイであると告白。
すると、突然ピーターが、MI6のメンバーを射殺し、ストーンを薬で麻痺させ、自分が二重スパイだと説明し、チャーターが使用しているAIシステム「ハート」を狙っていると言い、ストーンの腕にチップを埋め込む。

ハートの心臓部
救出されチャーター本部に連れて行かれたストーンは、すぐに腕に埋め込まれたチップを破壊し、何とか本部の機器へのハッキングを防ぐことは出来たが、パーカーらは「ハート」の心臓部を狙い、地上85,000フィートに浮かぶ飛行船へ向かう。
パーカーとケヤは、それぞれの復讐のために「ストーン」を狙っていることが判明する。
ストーンは、単独で飛行船へ向かい、彼らと戦うが、パーカーに心臓部を奪われ、ケヤと共に砂漠へ落下する。

砂漠
砂漠の中2人きりになったストーンとケヤ。ケヤは「ハート」のロックを解除するためには自分の生体認証データが必要だということを明らかにする。
砂漠で女性に助けられた2人だったが、パーカーの手下から賄賂を受け取っていた地元民らに襲われ、ストーンは海に飛び込み逃走する。
命からがら海岸にたどり着いたストーンは、チャーターのメンバーである”ハートの6”に助けられ、ケヤを追いアイスランドへ向かう。

復讐
ストーンは、レイキャビク大学にいるケヤらを追い、現地へ向かう。
チャーターの別のチームは、ストーンより先に現地に向かい、大学内に侵入していた。しかし、それはパーカーらの罠で、チャーターのチームは全滅する。
また、チャーター本部の換気装置を止め、中にいる人々を窒息させようとしていた。
パーカーが、どんな犠牲を払ってでも復讐しようとし、民間人の巻き添えの被害について罪の意識がないことに気づいたケヤは「ハート」を止め、ストーンを助けようと決める。

ラスト
パーカーとの一騎打ちになったストーンは、ケヤと協力し、パーカーを倒し、ギリギリのところでチャーター本部の換気捜査を稼働させる。
その後、ケヤはチャーターの一員になる。
~おわり~

 


ひとこと

よくある設定、よくある展開、よくあるラストだった。平均点な作品だと思う。
ロケ地目的としては大満足。