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キュブラ Kübra (2024) S1 全8話

Netflixより抜粋
郊外に暮らす男は、ある日、未来を予言するかのようなメッセージを受信するようになる。やがて男は信者を獲得するが、同時に敵も作り出していく。

以下ネタバレ注意

 

原作

Kuebra

原作は、2020年に出版されたアフシン・クム(Afsin Kum)の同名小説。

 

ロケ地 イスタンブール

撮影は、主にイスタンブールで。
ベイオール、カラキョイ、タクスィム、バラット、エユプ、ユスキュダル、カドゥキョイ、ベシクタシュ、サルイエルなどで撮影されている。

 

第1話 まとめ

Gokhan Sahinoglu(ギョカン・シャヒノール)
元軍人
恋人:Merve(メルベ・ディルメン)
軍隊時代の経験から、人生の意味や自分の存在意義を自問している。

携帯アプリ
携帯アプリに「貴方は特別だ。」という謎のメッセージが届くようになる。
メッセージの内容から、相手はギョカンを詳しく知る人物の様子。
ギョカンはアプリをアンインストールするが、数日後にはアプリが携帯に表示され、メッセージが届き始める。

人助け
最近、事故で燃えている車から少年を救い出したギョカン。
少年の父親が職場に現れ、お礼の品を渡されるが、実は少年が末期の病であると聞かされる。父親が立ち去る前、ギョカンの携帯に誤診だというメッセージが届き、ギョカンは少年の父にセカンドオピニオンを勧める。
謎のメッセージは、神の御導きなのではと信じ始めるギョカン。
その後、再度少年の父親が職場に現れ、セカンドオピニオンで誤診だったことが判明し、病気が快復したと言い、彼に感謝する。

 

第2話 まとめ

ノアの箱舟
ギョカンは、ノアの方舟のノアのように、神が自分の愛する人々を通し、自分の信仰心を試しているのではないかと考えるようになる。
部屋にこもるギョカンを心配した、メルベは外に連れ出そうと、家を訪れる。
メルベは、父親を亡くしたことが原因で、悩んでいるのではと考えていた。

妹の苦しみ
父の看病をせず、友達に会うため1時間出かけたギョカンの妹グルチャン。
その留守の間に、父親は転倒し頭を打ち、亡くなっていた。
妹は、自分が父を死なせたと自分自身を責め、うつ病になり薬にも手を出していた。
ギョカンの携帯に、神を信じ(ノアのように)信念を貫けるのか?というメッセージが届き、神を信じることを誓うと、あるGPSの座標が届く。
そこにいたのは、妹のグルチャンだった。
妹が飛び降り自殺をしようとした瞬間、携帯から「何が起こってもグルチャンのせいではない」と話す父の声が聞こえてきた。妹は自殺を思いとどまり、兄妹は泣きながら抱き合う。
神からのメッセージだと確信したギョカンは親しい人を集め、真相を伝える。

 

第3話 まとめ

誘拐被害者の救出
ギョカンの指示で、誘拐されていた若い女性が救出される。
女性の母親は、ギョカンを称え、娘を救ってくれたことに感謝をする。
ギョカンは、自分は単なるメッセンジャーであり、本当の救い主は神だと告げる。

周囲の困惑
ギョカンの家族は、彼の話を信じられずにいたが、兄に救われたグルチャンは、兄の言葉を信じ、神が自殺を止めてくれたと話す。
親友も彼を信じるが、モスクのイマームイスラム教の指導者)は、ギョカンの言葉を信じず、ギョカンの幻覚が彼を蝕んでいくだろうと言い、神の使者のふりをすることは重大な罪であり、地獄に落ちると言われてしまう。

警告
ギョカンは、悲劇が起きることを人々に警告しようと決める。
自分が神の使徒であると告白する動画を撮影し、明日は家から出ないようにと人々に警告する。
さらに知人らを集め直接警告するが、皆、彼の話を信じず嘲笑する。
そんな時にギョカンにメッセージが届き、神からある男の秘密が教えられる。
ギョカンは、その男が犯した罪について話すと、疑惑を持っていた人々がその言葉を信じ、男は集会から逃げ出していく。
ギョカンは、皆に自分を信じるか?と尋ねた直後、停電が起こる。

警察
警察は、動画を使い人々に警告したギョカンに対し、停電と関係があるのではと考え、警察署でギョカンの取調べが行わることになる。
しかし、記録からもギョカンが善良な市民であることしかわからず、有罪になる証拠も無く、ギョカンは釈放される。
ギョカンが警察署から出ると、彼を信じる大勢の人々が集まり、彼の名を呼んでいた。

 

第4話 まとめ

神からのメッセージ
ギョカンは、今回停電は神からの警告だと信者らに告げる。
そして、貧しい人々から顔をそむけず、常に共感し親切であれと説く。
彼を信じる人々は、お金や家具、食糧等、自分の持ち物を寄付しはじめ、ギョカン指導のもと、貧しい人々や困窮している人々に配り始める。
悪徳政治家が彼に巨額の資金提供をもちかけるが、ギョカンは政治に参加するつもりはないと告げる。

警察
警察は、いまだ停電を起こした犯人を特定できずにいた。
メディアは、警察とギョカンの両方を取材するようになる。
ギョカンは、警察にとって頭の痛い存在になっていき、ギョカンについて引き続き捜査を続けていく。

ジャーナリスト
ギョカンを取材したいジャーナリストは、恋人のメルベを説得しようと近づく。
取材をすることで、ギョカンの信者が増やせると説得し、同意を得る。

信者の死
警察は、ギョカンが行っていることは犯罪だと言い、許可なしに人々の所有物を配布することは出来ないと主張する。
警察と信者らが揉み合いになり、ギョカンは止めようとするが、警察の銃が暴発し、ブラクという青年が死亡する。
ラクの死で、ギョカンはショックを受け、自分を責め続ける。
ギョカンは神に姿を現すよう求めるが、神からのメッセージには、「(丘から見える)ビルが残れば、私が見える。」と書かれていた。
ギョカンがビルに注目すると、ビルは爆発し、瓦礫と化した。
ギョカンには見えないという神からのメッセージが聞こえてくる。

 

第5話 まとめ

ラクの葬儀
ギョカンと信者らは、亡くなったブラクの葬儀を行う。
ラクを撃った警官が釈放されたことが判明し、信者らは警察を攻撃しはじめ、またも揉み合いになる。

ビルの爆破
昨晩のギョカンの様子とビル爆破を目撃していた警部のカラは、爆破原因を部下に調べさせていた。部下の調べで、爆破原因が判明するが、それでも警部は爆破とギョカンに関係があると考えていた。

ギョカンと信者
信者ら数名が警察に逮捕され、信者らの警察への不満が爆発していく。
ギョカンは、暴力では解決できないと訴えるが、ブラクを殺され、仲間が逮捕されたため、誰もギョカンの説得に応じず、警察との対立が続いていく。
モスクのイマームも、17歳の青年が殺害された罪から逃げるなとギョカンを責め、責任を取って暴徒らを止めろと激怒する。

セルハット
セルハットは、警部のカラに協力し、ギョカン動きを探っていたが、ギョカンは暴徒化した青年らを止めようしていたと話し、ギョカンを陥れようとする警部との関係を断つ。
その後、1人で悩むギョカンのもとへ会いに行く。

警部
セルハットが去った後、ギョカンのもとに警部が現れ、扇動を止めろと話す。
ギョカンが正直に全て話せば、明日予定されている警察の動きを止めると言うが、ギョカンは嘘をついていないし、隠していることもないと話す。
さらに、彼の死は警部のせいではないと言い、警部は動揺し、必ず黒幕を暴くと言って立ち去る。

暴動の朝
翌朝、暴動がはじまり、ギョカンは彼らを止めに向かう。
警察の介入前に止めようと必死に訴えるが、誰もギョカンの話を聞いていない。
そんな中、1人の青年がギョカンを銃で撃つ。
ギョカンは倒れるが、弾は体を貫通していなかった。
その弾を渡されたサリは「タクビール!」と叫び、周囲の人々は次々に「アラーは偉大なり!」と叫び始める。


第6話 まとめ

信頼回復
銃弾が貫通しなかったという奇跡が起こり、再び人々はギョカンを信頼するようになる。ギョカンは、自分を撃った青年に対し、危害を加えないよう説得する。
そして、加害者の青年の母親を訪ね、良い弁護士をつけ、釈放出来るよう尽力すると話す。
信頼回復する一方で、いまだギョカンを詐欺師と呼ぶ人々もいた。

警察
警察は、ギョカンを撃った青年に、全て計画された出来事だったのでは?と執拗に尋問を行う。青年は、ギョカンがアッラーを冒涜していると訴える。

警部の元妻
ナランという女性が、ギョカンと直接話がしたいと訪れる。
ナランは、亡くなった息子と話しをし、安らかであるか確認してほしいとギョカンに頼むが、ギョカンは自分は超能力者ではないと説明する。
しかし、息子さんは神のもとにいると伝え、ナランは安心する。
ナランは、警部の元妻で、息子を亡くしたことが原因で、辛い人生を送っていた。
警部は、ギョカンと会うなと激怒するが、ギョカンのおかげで心の平穏を取り戻せたと言い、警部を家から追い出す。
警部は、ギョカンのもとへ行き、銃で脅しながら妻に近づくなと言うが、ギョカンは話を聞いただけだと言い、警部が妻の話を聞いてあげなかったことを責める。
警部は、いつか正体を暴くと言って立ち去る。

政治家トゥルグット
ギョカンを利用しようと、再度政治家のトゥルグットが近づいてきた。
リーダーに紹介したいと言うが、ギョカンはリーダー自ら会いに来るよう話す。
トゥルグットは、遠回しに脅迫しながら、婚約者のメルベとともに結婚前にリーダーを訪問してほしいと話すが、ギョカンは神にだけひざまずくと言って、彼の依頼を断る。

結婚式
ギョカンとメルベは結婚式を行う。
盛大な式が開かれ、大勢が2人を祝福する。
グルチャンは、ギョカンを撃った青年の弟が会場に現れたのを目撃し、後をつける。
兄が警察から釈放されないため、弾が偽物だったと証言すると、アリに話しているのを立ち聞きしてしまう。
ショックを受けたグルチャンは、ギョカンに真相を伝えようとするが、メルベから止められる。

 

第7話 まとめ

フラッシュバック
ラクの死にショックを受けたギョカンは、ロッジに立てこもっていた。
ギョカンの信頼を取り戻すため、メルベはアリと画策し、ギョカンに黙って暗殺未遂計画を立てる。
そして、鶏の血を混ぜた偽の弾丸を渡し、ギョカンを撃つよう頼む。

トゥルグットの攻撃
政治家のトゥルグットは、ギョカンからリーダーへの表敬訪問を断られ、ギョカンに攻撃を始める。ギョカンらのセマビ財団の全ての銀行口座を凍結。
さらに、セマビ財団とテロ組織との関連について通報があったとインタビューで答え、報道される。

警察の捜査
ギョカンの家族らが尋問のために警察署に連行される。
警察は、捜査令状を持って、セマビ財団の事務所に現れ、所持品が全て没収される。
しかし、信者らは、何があってもギョカンを支持すると決める。

シャツの行方
ギョカンが撃たれた日に来ていたシャツが盗まれ、メルベたちは、あの暗殺未遂事件が嘘だと証明されてしまうと動揺していた。
警部は、シャツをセルハットに盗むよう命令していた。
グルチャンは、彼がシャツを盗んだと気づき、何かあったらあなたを殺すと激怒する。
彼は、グルチャンを守るために、警部に協力していた。

トゥルグットの要望
ギョカンは、トゥルグットに会いに行き、母たちを釈放するよう頼みに行く。
彼は自分や党のリーダーらにひれ伏すならば、問題は解決すると言う。
神の力を持つというギョカンでも、家族や信者を釈放することは出来ないと告げる

鶏の血
シャツの血痕は、鶏の血だったことが判明する。
検査結果を持って、警部はギョカンのもとへ向かう。
初めて事実を知ったギョカンは、メルベから話を聞き、メルベを責める。

謎の男
ギョカンにある男性が声をかけてくる。
「キュブラについて話がしたい。」


第8話 まとめ ※ネタバレあり ※文字反転

キュブラ
ギョカンに話しかけてきた男性(アデム)は、携帯の電源を切るよう頼み、自分はチームに黙って会いに来たと言い、ギョカンには知る権利があると話しだす。
ギョカンにメッセージを送っていたキュブラは、アッラーや全能の神ではなく、AI(人工知能)だと説明する。
Kubraは、Knowledge Unit Based Reasoning Automationを略したAIで、投資先など重要事項についてアドバイスするために作り出されていた。

神のふり
インターネット上のあらゆるものにアクセス出来るようになったKubraは、神のふりをして人々に「あなたは特別だ。」というメッセージを送りはじめる。
ギョカン以外にも大勢同じメッセージを送ったが、メッセージを信じ行動したのはギョカンだけだった。途中、Kubraがメッセージを止めたのは、ギョカンに自分で考えさせ、真の指導者にしようとしていたからだった。
Kubraは、真の指導者となったキュブラに、再びメッセージを送ろうと考えていた。

上司への抗議
アデムは、Kubraが自動で動き出していることに気づき、上司を問い詰める。
アデムは、Kubraが原因でギョカンらが振り回されていることに気づくが、上司は暴露すれば、全ての罪をアデムに負わせると言ってアデムを黙らせる。
停電等もKubraが原因だった。

神の目的
ギョカンは、アデムから真実を聞いた後も、全ては神の御意思だと考え、Kubraは単なる伝達方法であり、その技術をアデムらに与えたのは神だと語る。
携帯の発明も全ては神の目的のため。全ては神の言葉を伝えるため。

ブリーフィングセッション
ギョカンは、トゥルグットと財務大臣に会いに行き、財団への援助も受け入れると話す。逮捕されていた母や義父はようやく釈放され、大臣から裁判も有利な判決になるだろうと告げられる。
トゥルグットらは、ギョカンが素直に要望を受け入れたと考えていたが、ギョカンは突如ブリーフィングセッションの檀上に現れ、話し始める。
「天と地球と宇宙を創造した紙の指示を伝えに来ました。公平に分け合うことを学べ。強制的に奪われたあなたたちのお金は、神の意志で取り返します。」
ギョカンがそう話した直後、街のATMからお金が飛び出してくる。
「神を信じよ!」とギョカンが言った直後、会場の明かりが消える。
(シーズン1終わり)

 

ひとこと

先が読めない展開で、8話一気に観てしまった。
原作の内容が不明のため、この先の展開はわからないが、下記サイトにシーズン2に関し具体的に紹介されていた。

続編が製作されるという記事はいくつか見つけたが、このサイトではシーズン2が、2024年9月15日に全8話が公開されると書かれている。
別のサイトでは、予告動画が9月1日に公開されると紹介されていた。

ギョカンは、Kubraと手を組んで、さらに神格化していくのだろうか?
当然、邪魔するライバルが出現しそう。
まずは9月の公開を楽しみにしています。