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キュブラ Kübra S2 全8話

Netflixより抜粋
新たな力を得る一方で、いくつもの問題が降りかかる。果たしてギョカンが信者たちを導く先にあるのは救済か、それとも破滅か。

 


以下ネタバレ感想

 

キュブラとは

KubraKnowledge Unit Based Reasoning Automation(AI:人工知能
元々は、投資先など重要事項に関するアドバイスのために作り出されたAI。
ネット上のあらゆるものにアクセスできるようになったKubraは、神のふりをして様々な人に「あなたは特別だ。」というメッセージを勝手に送り始める。
ギョカン以外の受信者はメッセージを無視したが、ギョカンはそのメッセージを神からのメッセージだと信じ、行動し始める。
シーズン1のラストで、ギョカンはKubraの真実を知りながらも、Kubraが完成したのも、そのAIをアデムらに作らせたのも、神の御意思だと考え、指導者として行動し続けた。


ネタバレ感想

前シーズンのラストでギョカンはKubraがAIと知りながらも、全ては神の御意思だと考え、メッセンジャーとして行動をし続けていく。
ギョカンのように、“神の御意思”と考えはじめたら、何でも説明が出来てしまう。こうなったらもう、止められない。
観る側は、ハッピーエンドでは終われないと気づきながらラストを迎えることになる。

Sen farklısın.(直訳:あなたは違う。)=「貴方は特別」
こんなメッセージを、何故彼は神のお告げだと思い込んでしまったのか?

ギョカンは、戦場で死んだふりをして、1人だけ生き残ったことにうしろめたさを感じていた。最後の1人になっても、戦うべきだったのでは?と葛藤していたようだ。
誰にも言えない彼の苦悩を、Kubraが肯定してくれたのだ。
貴方は特別。(=生き残ったのは、神の御意思だ。)

そもそもKubraの最終目的は何だったのだろうか?
いつか本当に人間vsAIになるかもしれない。