イーサンが街の真実を住民に明かしたことに動揺したピルチャーは街全体を停電させる。それにより電気フェンスの電源も落ち、住民の安全が脅かされたため、地下室へ避難させようと動くイーサンたち。そこにフェンスを越え街に侵入したアビーたちが襲いかかる。イーサンたちは、メーガンからピルチャーのいる管理施設への行き方を聞き出すが、一方、管理施設の中では、ピルチャーの暴走を止めようとしたパムまでもが捕らえられ…。
以下ネタバレあり 右下Continueより
悪夢は繰り返す。
ベンが目覚めると、目の前に看護師になったのエイミーが。
Ben: How long was I unconscious? ...Amy, how long? 「どのぐらい意識が無かった?」
Amy: 3 years, 4 months. 「3年4か月。」
えー!?
独裁者となったピルチャーを殺害し、監視の無い平和な街になるかと思いきや
エイミーによると、今も盗聴が続いているという。
エイミーいわく
「残りの大人と共にあなた(ベン)も機能停止装置に。
早く助けたかったけど、無理だった。
あなたの父親を恨んでる。救世主(ピルチャー)の命を奪ったと。
彼らがあなたも同じだと言うから、私が説得したの。
あなた(ベン)と父親(イーサン)は違う考えだとね。」
病院を出て、街を歩くベン。
街並みは同じだが、何か違和感がある。
ジェイソンが保安官になってる!アイス食べてる!
ジェイソンって、この男。撃ち殺しておけばよかった。。。
ピルチャーの銅像を作り、預言者として崇め、その周りに裏切り者らを公開処刑後さらし者に。
首には『DO NOT TRY TO LEAVE』(街を出るな)というメッセージ。
ぞっとする光景の横で、幼い子を遊ばせる両親。
傍にあるメリーゴーランドで遊ぶ親子も。
詳細は語られないが、どうやら第一世代が支配する街になった様子。
(あの程度の人数の若者たちがどうやって大人を支配していったのか?
アビーをどうかたづけたのか?
箱舟と呼ばれたスペースにはどの程度とどまっていたのか?)
現在の街の監視も、第一世代が行っているのだろう。
生き残った大人達は、働いて子育てするしか生き残る道はないのかもしれない。
2000年後の地球がこんなことになってるなんて、人間として悲しい。
アビーになってたほうが、ましなのかも。
ちなみに
三部作になっている原作の、3巻目の
ブレイク・クラウチ『ラスト・タウン 神の怒り』
は、早川文庫から8月7日に発売予定です。