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FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~ S4 #19 醜い真実 Bad Seed

WOWOWより抜粋

地方テレビ局のリポーター、ローレンが局の駐車場で射殺される。バッグと車を奪い逃走した犯人はストーカーと判断された。捜査班が身元を特定して自宅へ向かうが銃撃戦となり、容疑者は死亡。だがその後、彼にアリバイがあったことが判明する。捜査が振り出しに戻る中、トレデイト製薬の研究開発担当副社長ソフィアが射殺される事件が発生。ローレン殺害現場から検出されたDNAが一致し、マイルズを犯人と特定するが……。

以下ネタバレ注意

 

セシル・ジェイコブソン

今回の事件は、実際の事件をベースにしている。
1991年、医師のセシル・ジェイコブソンは、詐欺と偽証罪計53件で起訴され、全ての裁判で有罪となり、懲役5年の判決を受けた人物。
人工授精を施した患者(15人)に、自分の精子を受精させていたことが判明。
夫の精子をすり替え、受精させれた被害者家族も二組いるという。

1994年、この事件を基にドラマ映画「ベイビーメーカー:セシル・ジェイコブソン医師の物語(意訳)」がつくられている。

ドナルド・クライン

2022年5月にNetflixで公開されたドキュメンタリー作品「我々の父親」(Our Father)も、上記と同じような事件を扱っている。
不妊専門の医師として、1974年から1987年の間に患者女性に精子提供し、94人の子供の生物学的父親だと判明。1年の執行猶予付き有罪判決を受け、被害者家族から訴えられた民事訴訟の和解に135万ドル以上を支払い、2022年現在3件係争中だWikipediaで紹介されていた。

 

ロケ地

銀行強盗のシーン

First Central Savings Bank(NY)
実際の銀行での撮影。

銀行前の道に駐車しているシーンで映る。

ガソリンスタンド

モービル Mobil(ガソリンスタンド)
向かいの店舗も看板そのままで映っている。
銀行強盗時に負傷した妻のため、マイルズが立ち寄ったガソリンスタンド。
妻は夫を残し、1人で復讐を果たそうと、マイルズを置きざりにする。

 

 

ひとこと

今回は、犯人に同情する事件だった。
事件解決後、被害者だが加害者でもある医師に対し、スコットは「せいぜい刑務所ではらわたを抜かれればいい。」と言い放っていた。
ドラマの中だけなら良いが、実際に上記のような事件が起こっていて、ゾッとする。