一度にギャング5人が殺される事件が起きた。
仲間の裏切りに気付いた"ローリング・シックス"のリーダー、タイ(タイロン・
ジャクソン)が指名手配されるが、クレオという名の女ギャングの名前も浮上する。
クレオの実家に残された彼女の持ち物の中に、9つの橋がいっぺんに見渡せると
いうお気に入りの場所について書かれた詩が残っており、チームが場所を特定
すると、その屋上のタンクの中で、タイの死体が発見される。
以下ネタバレあり
【ドラマ ロケーション】
地下鉄Brook Av駅出口
クレオとシェリル・バーンズが落ち合う場所。サンドラが乗り込んでくる。
(角のThe Chocolat Beauty Barrが映る)
クレアたちの車が駐車された場所:Allsorts, Inc.外観のみ
(ネタバレ感想)
今回の犯人、クレオは、持病(発作)のことで子供の頃いじめられていた。
ジャンヌ・ダルクやカエサル、ルーズベルト大統領等の伝記を読み
自分と同じような持病を持ち、克服した偉人達のように、
いつかカリスマ的な大きな存在になろうという野望を持っていた。
ジェス・ラクロイは、クレオが求め続けた“カリスマ的な存在”という部分を
刺激し、逮捕に成功する。
皆にあがめられるとラクロイにのせられたクレオは、逮捕後、意気揚々と
手錠された手を掲げながら歩きだすが、野次馬らから罵られ、現実に気づき
肩を落とすという場面が印象的だった。
今回、シェリル・バーンズが潜入捜査をしていた頃に出会った
サンドラという女性が登場する。
サンドラは、愛情深い女性で、バーンズも彼女を愛していたようだ。
バーンズの身を案じ、危険を顧みず乗り込んでいったサンドラ。
彼女は、お咎めなしになってもらいたい。
裏切り者を容赦なく殺していくクレオと対照的な存在として描かれており
見ごたえあるエピソードだった。
『私のことを愛していたなら、ママは何故あんな危険な場所へ行ったの?』
というラクロイの娘の問いも重要なテーマだった。
クレオに接近するため危険な潜入捜査に自ら名乗り出たシェリル・バーンズにも
愛する人、幼い娘がいる。
ラクロイの亡くなった妻は、危険な任務につき、命を落としていたようだ。
大切な人達を守るために、危険を脅かす悪者たちを捕まえたい、というのが
答えだったが、ラクロイの娘は納得出来ただろうか?
スピンオフドラマなので、あまり期待していなかったが
意外とはまってしまった。
新シーズンが始まる日のインタビュー映像です。
シーズン1は全14話、シーズン2は現在11話まで放送中。(2021/04/28現在)
来週も楽しみ!