引用:Netflix
深い悲しみのなか人里離れた森を訪れた女性が、殺人鬼に遭遇。筋弛緩(しかん)剤を打たれ、全身に麻ひが広がっていくなか、サバイバルをかけた闘いが始まる。
以下、ネタバレ注意
ロケ地
アイリスの自宅周辺
カリフォルニア州シーサイド
映画冒頭、主人公が自宅から車で出発するシーンに映るのは、カリフォルニア州の住宅街。遠くにモンテレー湾が映る。
しかし、映画のほとんどは、ブルガリアでの撮影。
橋のシーン
Bixby Creek Bridge(カリフォルニア州ビッグサー海岸)
山に向かうアイリスが車で渡る橋は、観光名所として有名な橋。
様々な映画やドラマでロケ地として使用されている。
山のシーン
Zlatnite Mostove(Златните мостове)
山のシーンは、ブルガリアのヴィトシャ山周辺。
ヴィトシャ山にある有名な巨石の川が映っている。
山の頂上のシーン
Belogradchik Fortress(Белоградчишка крепост)
山の頂上のシーンは、ブルガリアのソフィアにあるベログラトチク岩山(要塞)。
主人公アイリスが、リチャードという男性と出会う。
ねたばれあらすじ
ラストのネタバレあり。観ていない方は注意。
息子の死
主人公のアイリスは、家族でハイキング中に亡くなった息子マテオの死を乗り越えられずにいた。アイリスは、その山に向かい、自殺をしようと考えていた。
そんなアイリスに、リチャードと名乗る男性が声をかけ、崖から少し離れたほうが良いと言い、身の上話をし始めた。
リチャードの豹変
アイリスはリチャードと話しをし、自殺を思いとどまり、リチャードの後に続いて駐車場へ向かった。
リチャードは突如、アイリスをスタンガンで襲い、手首と足首を結束バンドで縛り、車の後部座席に押し込み、発車する。
意識を取り戻したアイリスは、持っていたポケットナイフで手首の紐を切り、リチャードを襲い、車をクラッシュさせ、車から逃げ出す。
しかし、リチャードに筋弛緩剤を打たれ、20分後に全身が動かなくなると脅される。
逃走
アイリスは森の中に逃げ込み、リチャードはゆっくりと彼女の後を追っていく。
徐々に全身が麻痺しながらもアイリスは川にたどり着き、下流へ流されていった。
岸に打ち上げられたアイリスは最後の力を振り絞り、陸地へ這い上がる。
救助
アイリスが辿りつたのは、ビルという男性の所有地で、芝刈りをしていたビルに発見され、救助される。
ビルは、アイリスが体は動けないが、目が動かせることに気づき、瞬きでYes Noのコミュニケーションを取ろうとしてくれた。
ビルが911に電話をしようとした時に、リチャードがアイリスを追って現れる。
アイリスが瞬きし続ける様子を見て、リチャードが犯人だと気づいたビルは、警戒しながらアンドリューと名乗る男を家に入れ、話を聞くことに。
ビル殺害
ビルは、アンドリューと名乗る男を信用せず、彼と格闘し、911に通報。
しかし、ビルはリチャードに殺害され、リチャードは家に火をつけて立ち去ろうとしていた。ビルの家のソファーの裏に隠れていたアイリスは、仕方なく窓のブラインドのコードを動かし、気づいたリチャードに連れ出される。
警察官
リチャードは、助手席にアイリスを乗せ、ガソリンスタンドで給油をする。
そこで、アイリスの様子に気づいた子連れの女性が、車のナンバーを確認し、通報。
その後、荷物を取りに、自分の車に戻ったリチャードは、通りがかった警察官に状況を問われ、アイリスに話しかけようとする。
車内に注射針と沢山の結束バンドがあることに気づいた警察官を、リチャードは撲殺し、パトカーを炎上させ、逃走する。
ボート
リチャードは、アイリスをボートに乗せ、自分の山小屋に連れて行こうとしていた。
アイリスは動けないふりをしながら、リチャードのナイフをこっそり奪い、リチャードの首を刺し、船を揺らしてリチャードを船から落とした。
リチャードが船内に落とした銃を拾い、船に乗り込もうとするリチャードを射ち、リチャードは再び湖へ。しかし、発砲が原因でボートに穴が開き、ボートが沈み始めてしまう。
ラスト
アイリスが何とか岸にたどり着くと、リチャードも瀕死の状態で岸にたどり着いていた。
アイリスは、リチャードを見下ろし、彼が死ぬ間際に彼に感謝を伝える。
彼に襲われ、奮闘することで、生き続けようという思い直せたからだ。
~おわり~
ひとこと
よくある話しで先も読めるが、ハラハラしながら楽しめた。
サイコパス気質な犯人だが、雑に証拠を残しまくっていたので、形勢逆転はじゅうぶんありえると予想出来た。
居合わせてしまったビルと警察官がお気の毒でならない。