映画とドラマとロケ地 MOVIES, DRAMAS & LOCATIONS

ねたばれ感想 + ロケーションの紹介

グッバイ、リチャード! The Professor Richard Says Goodbye (2018)

グッバイ、リチャード!(字幕版)

大学で英文学を教えるリチャード・ブラウンは、医者から末期の肺ガンだと

告知される。リチャードは、その夜、妻と娘に告白しようとするが、娘オリヴィアが

同性愛者だとカミングアウトをしはじめる。

その上、妻ヴェロニカと口論になり、妻が自分の上司と不倫していたことを

知らされ、完全に告白するタイミングを失ってしまう。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

【映画ロケーション】

 

リチャードの大学:Royal Roads University(カナダ)

撮影でよく使われている大学です。関連ページ:Over 80 Years of Filming

 

リチャードと親友ピーターのシーン:The Blackbird Public House(バンクーバー

関連記事:Johnny Depp spotted filming 'Richard Says Goodbye' in Vancouver (PHOTOS)

 

自暴自棄になり池の中で叫ぶシーン。

大学の近くにあるHatlayparkの池だろうか?(不明)

 

 

(以下、ネタバレあらすじ)

 

余命半年

主人公:リチャード・ブラウン 英文学の大学教授

肺ガン ステージ4 余命半年 治療すれば1年~1年半(痛みを伴う治療)

ショックを受けたリチャードは、町や大学内をさまよい歩く。

 

(家族への告知)

妻:ヴェロニカ 芸術家

娘:オリヴィア  学生

3人集まった夕食時に告白しようとするが、その前に娘が突然、レズビアンだと

カミングアウトをするも、母親の態度に激怒し、家を飛び出してしまう。

リチャードと妻は口論になり、妻が自分の大学の学長と不倫をしていることを

知ってしまう。

 

(研究休暇の申請)

同僚であり親友のピーター・マシューに、研究休暇として長期休暇を手配して

ほしいと頼むリチャード。

無理だというピーターに対し、肺ガンだと告白するリチャード。

ピーターは、リチャードのために尽力すると約束する。

 

 

英文学の授業

楽に単位が取れる科目として英文学のクラスを受講しようとした生徒らを批判し

出ていけと説教するリチャード。

クラスにいた大半の生徒らは受講を取りやめたが、逆にリチャードの授業に

興味を持った10数名が受講することになる。

 

(型破りな授業)

リチャードは、各自に課題を出し、発表させていく。

授業は、パブでお酒を飲みながらであったり、大学の芝生の上でマリファナ

吸いながらだったりと、破天荒な授業スタイルを続けていく。

 

(生徒との交流)

ゲイの男子学生ダニーは、リチャードに大麻入りの “ポット・ブラウニー”を

プレゼントし、部屋でいかがわしいことも!?

学長の姪のクレアとは、お酒を飲みながらチークダンスも!?

しかし、確実に病魔がリチャードの体を蝕んでいた。

 

(最後の授業)

世界には君らのような人間が必要だ。

君らが住むような世界は消えかけている。

その責任を背負って行動しろ。

それで金を稼ぎ、世界に貢献しろ。

簡単ではない。1人で闘うことになるだろうが、強く生きるんだ。

お願いだから凡庸さに屈するな。他の98%の人間に迎合するな。

それは、君ら自身にとっても、世界にとっても大きな損失だ。

君らの才能を無駄にしてはならない。

人生で巡ってくるチャンスは一度しかない。

そのチャンスを逃すな。全力でつかみとるんだ。

一瞬一瞬を一度ごとの呼吸を大事にしろ。

人生とは鳥のさえずりだ。

 

 

ガンを公表

学長主催のパーティーに出席したリチャードと妻。

学長の妻は、明らかにリチャードの妻が夫の不倫相手と気づいているようだ。

リチャードは、そんな学長の妻に熱烈なキスをする。

 

学長は、リチャードを妻ヴェロニカの横に座らせず、奥の席に案内し

自分がヴェロニカの横に陣取る。

リチャードは、突然、乾杯の挨拶をはじめ、学長が不倫していることを語り

親友ピーターへお礼をし、最後に自分に死期が迫っていることを公表する。

最後に妻に愛を伝え、会場から出ていく。

 

帰宅したリチャードは、失恋した娘オリヴィアを励まし、病気のことを

説明し、愛を伝えて旅立つことを告げる。

リチャードは、雨の中、娘に見送られながら、愛犬と共に車で出発。

分かれ道(T字路)で停車し、右でも左でもなく、道ではない場所を車で突っ切って

走っていく。

~おわり~

 

 

 

海外の映画サイトでの評価が低い。

だが、執着していたものを手放していき、前向きに1人で死んでいくことを

選んだ主人公にとても共感した。

同じぐらいの年代だからだろうか?

 

妻が自分に既に興味が無いことも、英文学を学びたくて受講している生徒が

ほとんどいないことも、リチャードは前からわかっていたが、あえて見て見ない

ふりをしていたのだろう。

ところが死を目前にし、周囲がどう思うかなど関係無く、自分が思うままに

行動したくなったのだろう。

妻を愛しているが束縛も執着もせず、お互い好きに生きて行こうと告げ

受講生をえり好みし、残りの半年は仕事をせず、愛犬と自由に生きていこうと

決めたリチャード。

 

あの体調では、医師が伝えた通りの余命になるのだろうが

全てのことから肩の荷が下りたリチャードは、思うままに悔いなく生きて

いけるだろう。

生きるときも1人、死ぬときも1人。

私もこんな風に潔く死んでいけるだろうか。