1975年8月13日。アフリカ系の少女シュリースは自宅の窓で1通の手紙を受け取ると、笑顔で家から飛び出す。行き先の森はシュリースと友達の白人少女メラニー、ふたりだけの場所。シュリースが“夏が終わるともう会えなくなる”と嘆くと、メラニーは、自分たちは“永遠と1日、友達だよ”と約束する。“夏が終わるとホタルは天国へ行くのかな”“そうだね、もしかしたら……”。やがて10月、メラニーは行方不明になり、殺された可能性が高いと考えられる。
以下ネタバレ感想
今回のエピソードは、意外にも被害者が生存しており、事件後久々の再会を果たすというもの。
救われた気がしました。
小さな歯車が少しずつずれていく事件でした。
娘メラニーが隣に引っ越してきた黒人の少女シュリースと親友になったことを責められた母親が、引っ越したいがために自ら自分の家に書いた落書き。
その落書き犯人だと誤解された、家族でみそっかすの青年は、怒りの矛先を、シュリースと仲良くしているメラニーへ向ける。
銃を向けられ、銃声に驚いて逃げたシュリースは、自分が森にメラニーを呼びんだことでメラニーが殺されてしまったと勘違い。
ショックを受け、また時代背景もあり、事件のことを言い出せなかった。
そして、銃で撃たれながらも一命をとりとめたメアリーは、記憶喪失になってしまい、里子に出されることに。
再捜査のきっかけもアフリカ系家庭への配達をボイコットしていた郵便局員の遺品にあった手紙からというのも驚き。
黒人差別についての映画やドラマなどは良く観るが、郵便を届けたくないと考えるなんて。人種差別など、人間として一番野蛮なことなのに。
ドラマとは関係ないですが、オバマ氏は黒人初の大統領になるでしょうか?
歴史的瞬間を味わいたいなと思っています。