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SKIN (短編) (2018)

トロイ少年の父ジェフリーは、白人至上主義者。
トロイの母クリスティは、そんな夫を心配しながら暮らしていた。
トロイは、父の仲間の白人至上主義者らと共に湖に行き、そこで、銃の扱い方を覚えた。
ある日、家族で出かけたスーパーマーケットで、父がアフリカ系の男性とトラブルになり、仲間を呼び寄せ、彼を半殺しにしてしまう。

以下ネタバレあり

 

【映画ロケーション】

Ashley Thomasが演じる黒人のJaydeeが襲われるスーパーマーケットの駐車場
Fields Market(West hills shopping center内)

 

 第91回アカデミー賞にて短編映画賞受賞した作品。

 

同年、同タイトルの長編作品も公開。
人種差別主義を題材にした作品だが、短編とは関連性のない内容になっている。

 

※ネタバレ注意

 

(白人至上主義)

主人公の少年、トロイの父・ジェフリーは、白人至上主義者。
トロイの母クリスティは、そんな夫の行動を心配しながら暮らしていた。
ある日、同じ白人至上主義者の仲間らとともに、家族は湖に行き、トロイは父から銃の扱いを教えられる。

(暴力事件)

トロイは、両親とスーパーマーケットでの買い物中、おもちゃの人形を持っていたアフリカ系の男性と目が合い、笑い合っていた。
すると、そのことに気づいたジェフリーは、息子が因縁をつけられていると男性に言いがかりをつけ、人種差別的な発言をする。
男性は、ジェフリーに問題があると反論し店を立ち去るが、ジェフリーは、仲間らに連絡した後、男性を追いかけ殴りかかる。
男性の家族(妻と幼い息子)は、車の中から通報するが、すぐに仲間がかけつけ、男性を半殺しにあわせ、車で立ち去っていく。
トロイも、被害者の息子も一部始終を目撃していた。

(父ジェフリーの拉致事件

その後、トロイは父と車で帰宅途中、道路をふさぐようにバンが停まっており、立往生する。
父が車に近づくと、顔に袋をかぶせられ、黒人らに拉致されてしまう。
トロイは、泣きながら車を追いかけるが、あっという間に車は走り去ってしまう。
車内では、あの被害者の息子が、一部始終を目撃していた。

(入れ墨)

ジェフリーは、黒人らにガレージに監禁され、薬で眠らされている間に全身に真っ黒な入れ墨を入れられてしまう。
その後、自宅近くの道で開放されるが、窓に映った自分の姿に驚愕する。

(帰宅)

ジェフリーは、自宅にたどり着くが、全身真っ黒に入れ墨を入れられた夫の姿を見た妻クリスタは、不審者だと勘違いし、拳銃を手に警察へ通報。
ジェフリーはなんとか家に入り、銃を向ける妻に必死に訴え、夫だと気づいた妻は銃を下ろすが、トロイが背後からジェフリーを撃ってしまう。

~終~

 

 

 

 因果応報な結末に心臓がバクバク。
純真な子供達が影響され、思想や怒りが引き継がれてしまうのが恐ろしい。