連続殺人犯ウェイン・カリソンに、唯一の生存者である被害者ジャネットを自殺に追い込まれ、裁判で負けてしまったスターク。
彼の手口に酷似した方法で殺害された女性が発見される。
スタークは、今度こそ!と気合を入れて捜査にあたるが…。
ロサンゼルスの地方検事として15年間働いてきたジェシカ・デヴリンがとうとう去ることに。
ジェシカは、必ずカリソンを有罪にしてとスタークに話します。
この最終回、ちょっと衝撃的でなかなか感想UP出来ませんでした。
怖かったし、ちょっと無理あったし、後味悪いしー。
スタークが弁護士時代に悪い手も使ったというのは、こういうことなのかもと考えたり…。
大どんでん返し!
第12話「ウェインズ・ワールド」 Wayne's Worldに登場したウェイン・カリソン(カールソン)にリベンジすることになったスターク。
知能指数180以上という容疑者ウェインは、前回の裁判で自分自身を弁護し、なんとスタークに勝利!(唯一の生存者で被害者のジャネット・バトラーは、ウェインに脅され自殺に追い込まれてしまった…。)
今回の事件は…
被害者ハンナ・モートン(27歳)が殺害される。
太ももには見覚えある切り傷が…。
ウェインの殺害手口に似ていた…。
無罪になったウェインは、なんと「追い詰められた男:全米一の検察官に勝利」という本を出し、サイン会を開いていました。(原題The Hunted Man)
そこへスタークが。「最近の仕事(被害者)を見たよ。」と言い、
「今夜は楽しめ。次の作品は死刑囚監房で書くことになる。」
Enjoy the party, Wayne.
'Cause when I'm done with you, you'll be writing your next best-seller from death row.
と脅し去っていく。
被害者の発見場所は、前回自殺をしてしまったジャネット発見現場に近いことが判明。
時計は、10時4分で止まっていた。
マデレン達は、ウェイン・カリソン(カールソン)の本を読んだ模倣班では?と言うが、スタークはウェインと接点がないか遺族に聞くよう指示。
カリソン宅の捜査令状を取るよう命令するが、ライナやサミュエルは少々強引では?と反対。しかし、スタークは「今度こそ終らせる!」と息巻いていた。
被害者ハンナの母
15歳の時に統合失調症になり入退院を繰り返していたことを話す。
ウェインには見覚えないという。
2年間入院し、3週間前にタクソンの精神病院を出たばかりだった。
友達はおらず、同じ境遇の人とネットで交流していたという。
被害者の司法解剖でわかったこと。
犯人は、身長180センチ以上。左利きで、力が強い。
ジャネットの傷と比較し、同一犯の可能性が高いことがわかる。
しかし、ライナは「傷が一致しても証拠として認められません。」と慎重。
そこへアイザックが。
殺される1時間前にカリソンと特徴があう男性が現場で目撃されていた。
男性が乗った車は、カリソンの車と同じ車種。
スタークはすぐに逮捕を!というが、ライナはまだ逮捕は無理だと言うが、スタークは止まらない。
なんと、カリソンは“Larry King Live”に出演!
なんとそこへスタークが乗り込み、カリソンをハンナ殺害容疑で逮捕!
そしてスタークがかわりに5分間だけテレビ出演を。
裁判に向けてスターク達は徹底的にカリソンについて調べ上げることに。
まず、マデレンが彼が23歳の時に書いた精神病患者が女性を虐待する話しを発見。
タイトルは「血筆」。殺人の様子は生々しく、また彼の手口に似ている場面も。
しかし判事は、これを証拠とすれば陪審員の偏見を招くと却下される。
ハンナの友人ジェフリーの自宅に、ハンナを祀った箱が。
アイザックとケイシーは、ジェフリーも容疑者ではないかと考えるが、スタークに激怒される。
その後、スタークが1人でジェフリーのもとに。ハンナにつながるものを全て渡すよう命令する。
そして自宅の暖炉でその箱を燃やしてしまった!
いよいよ裁判開始!
検察側の証人男性は、ハンナ殺害現場付近でカリソンを見たと証言。
しかし、カリソン自身の反対尋問でその男性が実は、ジャネットの腹違いの兄であることがわかり、証言の信憑性が無くなってしまった。
メンバーは、他の容疑者を探すべきだと言うが、スタークはカリソンが犯人だという証拠を見つけろ!と命令する。
ケイシーの捜査で、カリソンの故郷で1975年に未解決の殺人が5件起きていることがわかった。
死体の1つはカリソンの家の近くで発見されていた。
カリソンに悪意がある発言を繰り返したとうことで、スタークが証言台に立つことに。
前回のジャネットの事件の真相を伝え、陪審員にカリソンが恐ろしい人物であると印象付けることに成功。
しかしカリソンは、ハンナの友人ジェフリーを発見し、スタークに証拠を提出したことを説明し、お金を渡し町を出るよう言ったことまで知られていた。
判事は激怒し、スタークは裁判から外れることになる。
そこでスタークは、ジェシカ・デヴリンに指揮をとってもらうことに。
ジェシカが証言させたのは、カリソンの本を出した出版社の担当女性。
彼女が、カリソンのために嘘の証言をしたことが判明し、カリソン自らが証言台に立たなければいけない状況に追い込んだ。
ジェシカは、カリソンの子供時代のことから話し始める。
母親は彼が幼いころに家を出て、父親はアルコール依存症でウェインに虐待していた。
1975年8月4日に地元のバーテンダーの女性ロンダ・ジェームスが、ウェインの父親と一夜を過ごした後、翌朝手足を切断された死体が近所で発見された事件を説明。
なんと、ロンダとハンナの傷が一致。
ジェシカは畳み掛けるようにウェインを責め続け、最後に
「彼女の死を見ながら考えていたのは、母親のこと?」
Tell me, Wayne, when you were cutting Rhonda's throat... when you were watching her die... were you thinking about your mother?
という質問。ウェインは逆上し、
「罰せられて当然のお前みたいなアバズレのことだ!」
I was thinking of every dirty little whore like you who deserves to be punished.
と激怒!
凍りつく陪審員。ウェイン慌てるが、既に後の祭…。
判決は…
「LA郡vsウェイン・カリソン事件、特殊状況下の第一級謀殺罪、被告を有罪とする。」
裁判後の2人。
スタークは、弁護士になるというジェシカに、一緒に働こうと誘う。
安月給の検察官にはなれないといわれるが、たとえ良い生活をしていてもある日「自分は悪人だ」と気づく日が来ると話すスターク。
そして、いいコンビになるだろうと言って、ジェシカのもとを去っていく。
ああ、付き合っちゃえばいいのになあ、この2人!あくまでストイックなのがいいの?
そして…衝撃のラストシーン。スタークVSウェイン。
スタークは看守に席を外させて、1対1になり、話を始める…。
ウェインが無罪になってから、スタークは失踪事件を追い始めた。
しかし、考え方を変え、自分が被害者を提供してやったらどうかと考えた…。
ハンナは殺されたのではなく、一酸化炭素中毒で自殺をしていた女性で、なんと殺されたようにみせかけるために偽装したという。
協力したのは、頼みを聞いてくれる若くて熱心な検死官。(前半登場した検死官の青年だった!)
その上、ハンナの母親まで協力をしていた。娘の短くて悲しい生涯に意味を持たせたいと言い、ウェインのような悪い男性から他の少女を救いたいと!
ウェインは「一人娘の死体をささげるよう説得したのか?!」とビックリ!
その上、出版社のウエンディまで巻き込んでいたのだった。気のあるフリをしていただけ。
(さすがのウェインも女性の色仕掛けにはすっかり騙されたようだ。)
その上、ウエンディは偽名で、実は警官。ロンダ・ジェームズ殺害事件を担当していた。
あの箱を作っていたジェフリーまでもが、実は協力者。
知らなかったのは部下達だけ。
一切書類やメール等証拠として残していないという。
控訴をし訴えたとしても、有罪を受けた変質者のたわごとにすぎない…と囁いて去る。
そんなスタークにウェインは、「君と私は大して違わない。」と話す。
しかし、ほんとウェインの言うとおり、スタークとウェインは紙一重なのかもしれない。
もちろんウェインは連続殺害犯だけれども。
ショッキングなラストに、口があんぐりでした。
そして、こんなことして大丈夫なのか?とドキドキ。
ドラマを観ただけで動揺するようじゃ、敏腕検察官にも有能弁護士にも絶対なれませんね。