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CSI:科学捜査班 S8#7 ラスベガスに別れのキスを Goodbye and Good Luck

CSI: Crime Scene Investigation - The Eighth Season

番組オフィシャルブログより

西ラスベガス大学の学生寮で、キーラ・デリンジャーが自室の窓から落ちて死亡する。キャンパスでは飛び降り自殺が相次いでいたが、調査の結果、何者かに引きずり落とされたことによる他殺と判明。CSIは殺人事件として捜査を進める。
その後、現場にあったある物から出た指紋と、キーラの部屋の窓枠に残されていた指紋が、マーロン・ウェストのものと一致する。彼はかつて、女子高生のステイシー殺害で裁判にかけられ、無罪となった人物。妹のハンナが偽証して、審理を混乱させて無罪の決め手になった記憶がCSIメンバーに甦る。

以下ネタバレあり

 

女子大生殺害事件
被害者:キーラ・デリンジャー
西ラスベガス大学の学生寮の自室の窓から落ちて死亡
調査の結果:他殺(何者かに引きずり落とされた)→指紋採取

夫婦げんかの通報
ヒメネス夫妻の家の部屋:血痕が多数
妻キム・ヒメナス:背中にナイフが刺さった状態で帰宅
夫アダム・キメナス:続けて帰宅 警察を呼んだのか?と激怒→すぐに逮捕
→夫アダムは、妻キムを日常的に虐待?
→ロニーは心配,サラは自分達に出来ることはないと投げやり?

キーラの検視
指の間から人間の歯の破→犯人のもの?
レイプによる裂傷はないが膣には精液
セックス・ローションのチューブ発見

セックス・ローションのチューブに付着していた指紋
キーラの部屋の窓枠に残されていた指紋→マーロン・ウェストのものと一致

マーロン・ウェストとは
女子高生のステイシー殺害で裁判にになり、無罪となった人物。
12歳だが天才的な頭脳の持ち主である妹のハンナが偽証し、審理を混乱させて無罪に。
裁判後、サラにハンナが真犯人はマローンだと告げていた。

サラは、今度こそ…と捜査の担当を申し出る。

西ラスベガス大学 マーロン・ウェスト
被害者キーラとは、同じゴスバンドに所属し、恋人同士だと説明。
唇に傷→昨晩、キーラにキスをしようとした男に追い払おうとした時、逆に男に殴られた。
DNA提供するよう迫る→妹ハンナ登場!
ハンナ…東部の大学を卒業 現在:西ラスベガス大学の院生
令状がないならDNAの採取には本人の同意が必要だと指摘
→2人の両親は去年交通事故で死亡→判事が2人に同情する可能性が高い
→令状を取るのは困難→DNA採取は諦めることに

薬物検査結果
GHB
(デート・レイプ・ドラッグ)を摂取
キーラのブログ:ジョーダン・ロックウェルとマーロンとの三角関係だったことが判明

ジョーダン
市内の病院に入院 キーラの元彼
キーラたちのバンドのライブを見に行き、キーラに付きまうマーロンを殴りつけた。
→キーラにしつこくしたのはマーロン?
その後、キーラに自室に招き入れられ関係を。
ジョーダンは、具合が悪くなったため車で帰宅。キーラも寝てしまっていた。
運転中に調子が悪くなり、電柱に激突し、病院へ。
GHBが陽性と判明

セックス・ローションにGHBが仕込まれていた→フラれたマーロンの仕返し?
マーロン:化学の授業を受けている 
ハンナ :化学を教える立場 →2人とも怪しい

キーラの手に挟まっていた歯→マーロンの歯型と一致→犯人はマーロン?

キーラのバンドのコミュニティ・サイト
グレッグが、ライブの日の動画を見つける。
ジョーダンがに殴られているマーロンの姿が映っていた。→やはり仕返しか?
揉み合いになった時にキーラがマーロンを殴り、マーロンの歯が欠けてキーラの手に挟まった?

動画には、ハンナが何かを拾っている姿が。→マーロンの欠けた歯では?

欠けた歯:キーラの右手に刺さっていた時の向きと殴った時に落ちた場合の向きが矛盾
→すべてはハンナの仕業?

ハンナの取り調べ
動画の中で拾っていたものは?→ガムの包み紙
キーラ殺害に関して追及→否認
逆にサラに対し、模型殺人犯の被害に遭ったことを挙げ、サラを動揺させようとする

マーロンの証言
キーラと付き合っている時にハンナにいつもしつこく干渉され、邪魔されていた。
彼女が別れたがった原因もハンナ。(最中に部屋に入ってきたり!)
キーラを困らせるため、ハンナの手を借りセックス・ローションにGHBを仕込んだことは認める。
あれだけ自分を束縛していたハンナが自分をはめようとしている理由は分からない。

マーロンvsハンナ
ハンナに理由を聞くが、「あなたを愛しているから」と答えるのみ。
ハンナは「毎週会いに行く」と言い、すぐに留置場を去る。
絶望したマーロン→留置場で首吊り自殺を。
ハンナにマーロンの自殺を伝える。
首を吊ったマーロンの写真を見せられたハンナは、動揺し号泣。

 

 

ラボへ戻ったサラ
ホッジスの目の前で、唐突にグリッソムにキス!
ロッカールームで、サラは、CSIのベストから自分のネームタグを外す。
「グッドラック」と襟元に書きロニーのロッカーへ。
ネームタグは、ゴミ箱。
グリッソムに置き手紙を残し、CSIを出て行く。


感想
ハンナ…、いくら天才でも人として未熟。
結局、最愛の人を自分で自殺に追い詰めてしまった。
さすがにそのことは、認識しているだろう。
裁判で無罪を勝ち取り、ベガス市警と対等にそれ以上にやりあったとしても、自分の周りには誰もいなくなる。
変わらないといつかまた別の事件を起こしそうな気がする。
兄に罠を仕掛けたのは、本当はどういう思いでだったのだろうか?
自分だけを見てくれなかった兄に嫉妬したのか?
自分だけが頼りだとわからせたかったのか?
それにしてもどっと疲れる事件の結末になってしまった。
もう出てこないで、ハンナ。
ドラマとはいえ、会いたくない。

サラは、とうとうCSIを去ってしまいました。
2人の幸せそうなシーンがとても好きでした。
まさか、本当にサラが去ってしまうなんて。
ベガスは、CSIで一番最初で思い入れが強い。
シーズン8まで観ているので、メンバーに関する色々な出来事もあり、感情移入が激しいです。
今回のエピでも、キャサリンの娘リンゼイがもう大学生になると知り、「大きくなったのねえ…」と感慨深くなったり。

 

 

最後のサラの手紙を。


Gil, You know I love you. I feel I've loved you forever. Lately, I haven't been feeling very well.
Truth be told, I'm tired.
Out in the desert, under that car that night, I realized something, and I haven't been able to shake it.
Since my father died, I've spent almost my entire life with ghosts.
We've been like close friends, and out there in the desert, it occurred to me that it was time for me to bury them.
I can't do that here. I'm so sorry.
No matter how hard I try to fight it off, I'm left with the feeling that I have to go.
I have no idea where I'm going, but I know I have to do this.
If I don't, I'm afraid I'll self destruct, and worse, you'll be there to see it happen.
Be safe. Know that I tried very hard to stay.
Know that you're my one and only. I will miss you with every beat of my heart.
Our life together was the only home I've ever really had. I wouldn't trade it for anything.
I love you. I always will. Good bye.
ギル、あなたを愛してるわ。心から愛しているのはわかっているでしょう。
最近かなり参ってしまって。正直言ってもう疲れたの。
砂漠で車の下敷きになっていたあの夜悟ったことが、どうしても頭の中から離れない。
父が亡くなってから、私はずっと亡霊達を引き連れていた。
彼らは親友のような存在になっていたけれど、砂漠で思ったの、ゴーストを葬り去る時だって。
でもここにいたら出来ない。ごめんなさい。
そんなことは忘れようとどうあがいても、心はその思いで占められてしまう。行かなければ。
行き着く先はわからないけれど、こうするしかないのはわかっている。
行かなければ私は自分を見失い、あなたをもっと悪いことに巻き込んでしまう。
傷つけたくない。出来ればあなたのもとを離れたくなかった。
あたしにとって最愛の人。どんな時もあなたのことを思っている。
一緒に過ごして初めて自分の居場所を持てた。かけがえのない場所が。
愛している。いつまでも。さようなら。