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WITUOUT A TRACE FBI失踪者を追え S4 #23 命の格差 White Balance

WITHOUT A TRACE / FBI 失踪者を追え!〈フォース・シーズン〉 コレクターズ・ボックス [DVD]

 

Super!drama TVオフィシャルサイトより

アッパーウエストで裕福な白人の女の子エミリーが、ハーレムでは貧しいが成績優秀な黒人の男の子ダーネルが、それぞれ同日に失踪。
テレビ局が取材に来てプレス対応はバン・ドーレンが仕切る。
ジャックは同じ比重で双方の事件に当たろうとするがバン・ドーレンは早々に、人員をエミリー捜査に多くかけるよう指示する。

ゲスト: ジョージ・ニューバーン「花嫁のパパ」「ブル」
脚本: グレッグ・ウォーカー
監督: ジェフ・トーマス
音楽:ジェームズ・ブラント "Cry"

以下ネタバレあり

 

 

 

白人少女、エミリー
エミリーの父:父親名義のカードで400ドルを引き出していた
エミリーの母:内緒でタトゥーを入れていた

 

コーヒーショップの防犯カメラ
エミリーが男性といたことが判明

同僚女性
エミリーが、お客さんの忘れ物のビデオカメラを無断で持ちだしていた。
レポートのためだと説明したが、彼氏にあげるためだったようだ。
同僚女性の協力で、一緒にいた男性の似顔絵が完成

ニュースを見た女性
エミリーといた男性は、マイルズ・サスマーだと証言。元カノだと言う。
付き合っていた当時、マイルズにヴァージンしか相手にしないという男性と関係を持つよう説得され、男性と関係を持ってしまう。
しかし、その男性と会った後、彼は消えた。

失踪後47時間
マイルズを発見。顔に殴られたあざが。
エミリーは直前で抵抗し、逃げ出していた。
マイルズは、男性からボコボコに。
気づいた時には、男性もエミリーも消えていた。

エミリー発見される。

 

黒人少年、ダーネル
ハーレムで、母親と二人暮らし。成績優秀で真面目な男の子。

学校の先生
カーターとディスクの事で喧嘩になっていた。
(カーターが頼んだが、急に要らないと言ったため、揉めていた。)
先生は、CDのコピーは禁止しているので取上げたと説明。
CDを調べると、学校の先生のPCの個人ファイルが見られ、成績まで改ざん出来る設定になっていた。

カーター
旅行に行きたいために、成績を改ざんしようと考え、ダーネルにハッキングを依頼したが、バカらしくなり断る。
しかし、ダーネルはお金を返さなかった。
再度ダーネルに会うが、ある黒人男性が現れ、銃を向けて、ダーネルを無理やり車に乗せていたことを証言。

ダーネルを連れて行った男性
ダーネルをダーネルの父親に会わせるために車に乗せたと説明

ダーネルと父親
父親は、ダーネルに謝罪。体調が具合が悪いようだ。
その後、毎日のように父親に会いに来た。
銃をもって無理やりつれてきたのではないようだ。
(カーターが嘘をついていた)

ヴィヴィアン、ダーネルの父親に会いに行くが、彼は亡くなっていた。
ダーネルが、父親が死んでいるのを発見。
隣人の女性が警察に連絡をしたが、死体が放置されたままだった。
女性は、ダーネルが出て行った後、若い男性とダーネルが言い争いをする声を聞いていた。
カーターが、ダーネルを殺害していた。

 

エンディング
サマンサから「1人は生きていた。1人は死亡。」とジャックに報告。
並んで座っているエミリーの母と、ダーネルの母に報告するために二人のもとに向かうジャック。


今回は、黒人と白人とはニュースの扱い方、捜査内容も変わってきてしまうということがテーマでした。
白人の少女の失踪のほうが、ハーレムの少年の失踪よりも情報も多く寄せられ、ニュースとしての注目度も高いため、FBIは白人少女の事件のほうに人員を増やしていました。

ジャックは、そんな上からの命令に抵抗はするが、逆らわず。
これが、ちょっといつものジャックらしくなくて変な感じだったのですが、問題視するために、渋々従う設定になっていたのでしょう。
テレビ局のレポーターは、2人のニュースを流すとジャックに説明しますが、結局はエミリーの情報しかニュースに流さず。
騙されたジャックが怒っても、結局は何も出来ず。
その上、ダーネルは亡くなっていました。
白人少女は生きていた、というのも皮肉な結果でした。

ダーネルの母親に
「実際、黒人の息子の命は白人の命より軽いの。」
と言われてしまいます。

ヴィヴィアンからも何度もイヤミを言われるジャック。
カチンときたジャックが、ヴィヴィアンに怒るが「あなた傲慢すぎて自分が屈したことを認められないのよ。結局は権力に屈したのよ、かのジャック・マローンでもね。」と言い返される始末!

そして、最悪の結末が。
2人の母親が並んで座るもとに、報告をしにいかねばならないジャック。
その後の様子は写っていなかったが、自分で自分が許せなかったのではないかなと思う。

久々ズシンとくるエピソードでした。