以前ジャックともめたアルバニア人ギャングサディークの息子ペトロスと、その母であるサディークの愛人ジュリアが誘拐される。ジャックはささいな罪でサディークを逮捕、失踪者を探すべくFBIに連行して話を聞こうとするが、サディークは当然話さない。
脚本: ジョン・ピーターズ
監督: ディエゴ・グティエレス
以下ねたばれあり
以前登場した、ギャングのボス、サディーク。
「LOST」のジェイコブ(俳優Mark Pellegrino)です。
ジェイコブ役のイメージが強すぎて、皆を島に連れて行こうと計画中なのか?と想像してみたり。
このサディークの愛人と息子が誘拐されたというのが今回の事件。
でもちょっと切なくてラストで涙。
事件の流れ
サディーク、事務所で怪しいネオナチの男性トラヴィス・ホルトを紹介されるが、交渉決裂でトラヴィスに銃を向けている。
サディークの息子、ペトロスがパパのもとに。
パパがトラヴィスに銃を向けている姿を見てびっくり!
サディークは、映画の真似とごまかす。
自宅でパパの銃を見つけたペトロスが、ママたちに銃を向けて「手を挙げろ!」とパパの真似をし、映画ごっこをしはじめる。
ママのジュリアは、慌ててペトロスから銃を取り上げるが、ぞっとしたジュリアは、サディークの本妻に協力してもらい、外国へ逃亡することを計画。
偽のパスポートを入手し、サディークの地位を狙う野心家の部下に手伝わせることに。
逃亡当日、護身用の銃を鞄の中に入れたジュリア。
少し目を離したすきに、それを見つけたペトロスが謝って発砲し、事故死してしまう。それでも計画通り、誘拐されたように叫びながら自宅を出る。
ハリントン公園に息子ペトロスを埋め、部下は口封じに殺す。
ジュリア一人が開放されたと保護される。
サディークは、トラヴィス・ホストが犯人だと考え、トラヴィスの自宅へ。
サディークが暴行監禁している部屋にマーティンとヴィヴィアンが踏み込む。
トラヴィスが潜入捜査官だと判明。
逮捕されたサディークは、他には心当たりがないと訴える。
(自分の母親が殺された時の話しなども)
ジュリアを追及するジャック。
ジュリアが、事故死だったことを告白。
あれだけペトロスを愛しているのであれば
サディークは、真っ当な職につけばよかったのに。
そして銃社会には、家の中でも危険が潜んでいるという警告も。
銃での事故死は年間どのぐらいあるものだろうか?
小さな子を連れた母親が、護身用とはいえ鞄に銃があるという状況が恐ろしい。
裏の世界で活躍してきたサディーク。
自業自得な運命とも言えないだろうか?
サディークは、どんなことを思いながら服役するのか?
運命は残酷。
でも残酷なことをしてきた人だから、こんな運命になったのかもしれない。