映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

クリミナル・マインド S5#16 『母の祈り』 Mosley Lane

 冒頭シーン

オフィシャルブログより

ヴァージニア州アッシュバーン。家族連れで賑わう冬祭りの会場で、隣にいた母親が周囲に気を取られたほんの一瞬の隙に、8歳のエイミー・リンチが掠われた。事件の捜査にあたっているBAUを、ひとりの女性が訪ねてきた。彼女の名前はサラ・ヒルリッジ。8年前に息子のチャーリーが誘拐されたが、生存を信じており、同じ年頃の子供が掠われるたびに、同一犯ではないかと考えてBAUにやってくるのだった。悲しみから酒を飲むようになり、家庭も崩壊させてしまったサラ。いつものことと、当初は取り合わなかったJJだが、やがてエイミーの誘拐の状況が、チャーリーの事件に酷似していることに気づいた。二人とも、人が多く、警備がゆるやかな環境で、母親が子供を捜す女性の声に気をとられた隙に誘拐されているのだ。やはり最初は懐疑的だったチームも、JJの分析に納得、過去10年の類似事件を洗いはじめる。

以下ネタばれあり

- Spoiler ネタばれあります -

☆連続児童誘拐事件☆

犯人:ロイスウッド夫婦

夫:ロジャー 妻の言いなり

妻:アニタ  主犯 実家が葬儀社を営む(火葬場もあり)

10年間で、12人もの子供を誘拐。

犯行手口

人が多い場所

警備がゆるやかな環境

アニタが子供を大声で探し始める。

母親らが子供を捜すアニタの声に気をとられた隙に

ロジャーが子供をさらっていく。

サラ・ヒルリッジ

息子チャーリーを誘拐された母親

(8年前)チャーリー・ヒルリッジ(当時8歳)が誘拐される。

(3年前)サラが成長したチャーリーを街中で目撃。一瞬でいなくなる。

児童誘拐の被害者の会に入会

現在、ほとんどの家族が脱会。

サラだけがチャーリーの生存を信じて捜しつづけていた。

夫ジェイクと離婚、娘は父親と生活。

酒浸りになりながらも、児童誘拐事件があるたびに

同一犯ではないかとBAUにやってくる。

今回の事件

ヴァージニア州アッシュバーンの冬祭り会場

エイミー・リンチ(8歳)が誘拐される。

母親が子供を捜す女性の声に気をとられた一瞬に連れ去られた。

事件を知ったサラがBAUにやってくる。

サラの誘拐の時と事件が酷似→同一犯?!

過去の誘拐事件の被害者家族に集まってもらう。

再聴取

同じように子供を捜す女に注意をそらされていたことが判明

成長したチャーリーの姿の似顔絵製作

エイミーの両親が誘拐現場にチャーリーに似た青年がいたのを目撃

プロファイリング開始

民家のない場所に住んでいる。

通報により福祉局の訪問を受けた家庭。

夫婦のどちらかは子供の世話のため、単一収入家庭。

該当する容疑者23件を一件ずつ訪問

ロイスウッド家を訪問

夫ロジャーが対応。

家族写真の中に成長したチャーリーに似た青年を発見。

監視カメラでFBIが来たことを知った妻アニタ

子供らを連れ車で火葬場へ。

警察犬を使い家の周囲をくまなく捜査。

隠し扉を発見し、子供達が拉致されていた部屋を特定。

チャーリーがポラロイドで撮っていた被害者の写真が見つかる。

アニタ

火葬場で証拠物件を燃やした後、薬を注射され意識が無い

エミリーを殺そうとしていた。

メイ(被害者少女)

ショックを受け大騒ぎしはじめる。

チャーリー

アニタがメイをなだめようとしている隙に、アニタのバッグから銃を取り出し

アニタへ発砲、殺害。

BAUが火葬場に到着。

夫ロジャーは、自宅浴室で首をつって自殺。

今回は、リード君ことマシュー・グレイ・ギュブラーの初監督作品!

凝ったエピソードで、夢中で観ていまた。

恐ろしい事件でハラハラドキドキ、あっという間の45分でした。

オフィシャルブログによると、“自分自身が登場する場面を演出するのが

難しかった”と語っていたそうですが、

今回の名場面は、やはりリード君のシーンでは!?

事件解決後、チャーリーの母親サラとリード君の場面。

8年ぶりに息子と再会することを心配する母親が、リード君に

アドバイスを求めます。

最初は、リード君らしく説明し始めるので心配になりましたが…

I'm a doctor, I put my faith in facts and statistical probabilities.

僕は博士なので、事実や統計的可能性のほうを信じるタチなんですけど、

But today, eight parents are going to have closure, three children are going home with their families, all because you believed your son was alive.

今日は8組の家族が、気持ちに整理をつけられて、3人の子供が家に帰れる。

あなたが息子の生存を信じたおかげで。

That's as close to a miracle as I've ever seen.

これは、奇跡に近いことです。

いいセリフだなって思いました。(贔屓しすぎ!?)