空き家で、リズボンが意識不明で倒れているのが発見される。その顔には血でスマイルマークが描かれていた。リズボンは病院に運ばれ、スタンガンによる火傷以外は無傷であることが分かるが、大事を取って入院することになる。
ゲスト:ザンダー・バークレイ「24」、リード・ダイアモンド、ヴィク・サヘイ「CHUCK/チャック」、ジェームズ・アーバニアク『ヘンリー・フール』
脚本:トム・セントジェルジ
監督:ロバート・ダンカン・マクニール
以下ネタバレあり
鑑識官のブレッド・パートリッジの殺害現場に到着したジェーン。
顔にレッドジョンのスマイルマークを描かれていたリズボンのために
水が欲しいと訴え、綺麗に顔を拭いてあげていた。
【容疑者6人の動き】
CBI局長室に集合
・ゲイル・バートラム…CBI局長 (チョウとリグスビーが怪しいと感じている)
・トーマス・マカリスター…ナパ郡保安官
・リード・スミス…FBI捜査官 ローレライの身柄を横取り
リズボンの病室へ
・レイ・ハフナー…ビジュアライズ職員 元捜査官
今回登場せず
・ブレッド・スタイルズ…宗教団体ビジュアライズのトップ
・ボブ・カークランド…国土安全保障省捜査官
精神科医 ソフィー・ミラー Sophie Miller
登場エピ:S1 #10 赤レンガの虚栄 Red Brick and Ivy
レッド・ジョンに妻子を殺害されたジェーンを診察した精神科医
ジェーンは、レッド・ジョンが情報を得るため、彼女と接触した可能性があると考え電話をかけるが留守電。
何度電話をしても連絡が取れないため、ヴァンペルトに住所を調べてもらい自宅へ。
“Dinner's in the oven!”(レッド・ジョンのスマイルマークが!)
オーブンを開けると、そこにはソフィー・ミラーの首!
ソフィーに患者として接近した可能性。⇒過去半年間、1,2度しか診察しなかった男性患者を探す。
ジェイ・ロス Jay Roth(Roth:語源はドイツ語で赤) カルテは自宅でも大学でも見当たらず⇒レッド・ジョン
診察記録を音声で残していたことは、レッド・ジョンは知らず。
ソフィー・ミラーの音声テープ再生
Mr. Roth came in complaining of a recent issue with severe acrophobia.
ロスさんは、重度のアクロフォビア(高所恐怖症)に悩んでいると訴えている。
He’s middle-aged, in good health, with no stated prior history of psychiatric issues.
健康な中年男性で、今まで精神疾患にかかった記録は無し。
He has no living family, but many friends on whom he relies for company
and emotional support.
家族はいないが、いつもそばで精神的に支えてくれる友人が大勢いる。
He’s well-spoken, good posture, self-possessed.
上品に話し、態度に落ち着きがある。
In the waiting room, he sat calmly in one place, needing no distraction.
待合室でもイライラしたりせず、じっと座っていた。
Though I note, he is an excellent whistler.
意外にも口笛を吹くのが上手。
(このシーンで、口笛を吹くトーマス・マカリスターが映る。)
His self-presentation is pleasant, but there are hints in his behavior of a damaged
and narcissistic personality.
自分を言い表すのが上手いが、どこか歪んだ自己陶酔的な一面も見え隠れする。
He says he deals with conflict and adversity easily, though.
本人は心の葛藤に対処できると言う。
I’m not convinced he’s being truthful about this.
だが私には、去勢を張っているように見える。
In fact, much of what he said, though spoken convincingly, did not match what I can only call my instinctive response to his presence, though I cannot point to identifiable clinical behaviors that indicate this.
実際、彼の自信ありげな発言と私が彼から直観的に受けた印象は相反していた。
だが私がそう思う具体的な根拠は提示出来ない。
I sense something deceptive and dark in his emotional makeup.
彼の心には闇の部分があるように感じる。
However, there is every indication that his phobia issues are real whether acrophobia
or some other issue remains to be seen.
まだアクロフォビアだとはっきり決まったわけではないが、何らかの恐怖症を
抱えていることは明白だ。
An interesting case.
とても興味深い。
I look forward to further sessions with him.
次の診療が楽しみである。
今回、事件のほうは、省略。
レッド・ジョンが、ソフィー・ミラーに接触したことが判明し、証拠が見つかる
可能性が出てきそうだが
この情報さえも筒抜けで、証拠が消さえる可能性も高い。
1人ずつ容疑者が消されていくことになりそうだが、次は誰?
局長室に集まっていたあの3人は、かなり怪しく見えたが、怪しく見せかけるだけの
設定かもしれない。
それとも、あの中にレッド・ジョンが?
リズボンの病室にやってきたレイ・ハフナーも、明らかに怪しいが
彼はブレッド・スタイルズに命令され、探りに来ただけだとも考えられる。
ただ、個人的にはブレッド・スタイルズは、レッド・ジョンではないと思っている。
最後に強引なこじつけ設定で、最終回がガッカリしてしまうことがないよう祈る
ばかり!
ジェーン頑張れ!