WOWOW公式サイトより抜粋
ロンドン北東部の川でスーツケースに入った遺体が発見され、キャシーとサニーは現場へ向かう。
遺体は鹸化し保存状態はいいが、死亡時期の特定は難しい。
遺留品の腕時計の内ふたに「W・スミス」という職人の署名と2つの修理日が刻まれてあり、遺体の胸腔にはさびた刃先とポケベルの残骸が残っていた。
以下、結末に関するネタバレあり
#1 開かれる過去
ロンドン北東部の川でスーツケースに入った遺体が発見される。
遺体の胸に凶器らしきナイフと、ポケベルが残っていた。
遺留品の腕時計には「W・スミス」という職人の署名と2つの修理日が刻まれていた。
ロンドン中の時計店を回り、W・スミスの甥に辿りつく。
W・スミスの昔の取引記録からD・ウォーカーという人物が浮上。(=被害者名か?)
#2 怯える容疑者
遺体は、デヴィッド・ウォーカーという男性。
デヴィッドの元妻(テッサ)から事情を聴くが、何か隠している様子も。
遺留品のポケベルから解読したデータや、当時の捜査データにあった住所や電話番号から、
弁護士のコリンと教師のサラに話を聞きに行くことに。
#3 明かされる素顔
被害者の友人グレゴリーの話から、被害者は小学生の頃、教師から虐待を受けていたことが判明。
加害者の教師と対決するような話をしていいたようだ。
また、過去を忘れるため、酒と麻薬におぼれ、頻繁に売春婦と関係を持っていたことも判る。
また、過去の捜査資料にあった住所の家を訪ねることに。
#4 壊れる日常
関係者と思われる弁護士のコリン、教師のサラ、看護師のマリオンは警察の事情聴取が原因で
お互い家族とギクシャクしてしまう。
教師のサラは、被害者と面識はないと言うが、彼と接触があったと疑われる日に
重傷を負い、病院へ行った事実が判明する。
弁護士の、コリンが以前勤めていた銀行で、同僚女性に性的暴行で訴えられていたことも判明してしまう。
#5 行き詰まる捜査
コリンとマリオンとサラが知り合いである可能性を考え、3人を同時に警察署へ呼び出すことに。
署内で鉢合わせた3人は、目も合わすことなく、世間話もしようとしない。
故意に他人のふりをしているのではないかと、疑いが強まる。
しかし、彼らのアリバイは崩れず、被害者との接点が見つけられずにいた。
#6 迫られる選択 (最終回)
彼らのアリバイが完璧すぎることに違和感を感じたキャシーは、交換殺人の可能性を考える。
その仮説を捜査班に説明し、立証するために、再度関係者から事情を聴くことに。
すると、それぞれの関係者から新たな証言を得て、加害者らしき二名が自殺していたことも判明。
キャシーは、マリオンの後をつけ、田舎のパブに辿りつく。
そこには、コリンとサラも…。
登場人物紹介
容疑者① コリン・オズボーン
職業:弁護士
同性愛者 恋人のサイモンと共に、養子縁組の申込み中。
養子に迎えようとする少女の実父より脅され、お金をせびられるも
養子縁組が破談になることを恐れ、警察に相談出来ず、苦しむ。
過去に銀行に勤めていたが、同僚女性にレイプされたと訴えられ、示談後退職。
その件も、養子縁組に不利になると隠しており、さらに追い詰められていく。
容疑者② サラ・マームード
職業・教師
会計士の夫との間に3人の息子。
女性の権利向上の活動に熱心に取り組む。
1年弱、売春婦だった過去があるが、夫に打ち明けていなかったため、夫婦喧嘩になり
その話を聞いていた三男から、サラの過去の噂が広がってしまう。
容疑者③ マリオン・ケルシー
職業:看護師
姉のエリースや母と折り合いが悪く、10年ほど家出をしていた。
優しい夫と二人で暮すが、子供には恵まれず。
夫は、何か秘密を抱えていると気付いているが、踏み込もうとすると逃げ出すので
未だに真相を聞けずにいた。
容疑者④ テッサ・ニクソン
職業:警部補
被害者の元妻
夫が行方不明になり、その後、獣医師の男性と再婚。
何かを隠している様子。
海外ドラマでの過去の怨恨がらみの殺害は、今回のように性的虐待ものが多い。
被害者が泣き寝入りしたり、自暴自棄になって世捨て人のようになったり
過去を封印し他人と壁を作って生きている場合が多く、
真相に辿りつくのが困難のため推理にはぴったりなのだろう。
容疑者が悲惨な虐待の被害者ということで、警部のキャシーは大岡裁きを。
個人的には、主人公キャシーの相棒のサミーが、キャシーに告白したシーンにドキドキ♡
マリオンの自宅に使われた建物 ドラマでは、背景を少々加工しているよう。
サニーが、キャシーに告白してしまったお店。 ザ・エンタープライズ
イギリスのドラマなので、ロケ地も気になります。