映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~ S3 #9 クリスマスの悲劇 Run-Hide-Fight

WOWOWより抜粋

ニューヨーク州ブルックリンのショッピングモールはクリスマスプレゼントを買い求める客でにぎわっていた。そんな中、銃乱射事件が発生。買い物中に偶然会ったラクロイとバーンズは一緒に犯人を追うが、共犯がいて出口に向かう客を押し戻し、次々と犠牲者が出てしまう。また、犯人グループがモール内の防犯カメラを切断、全入口にシャッターを下ろして爆弾を仕掛けたせいでニューヨーク市警の警部は突入をためらい……。

以下ネタバレ注意

 

ホリデー・シーズンの作品ということで、いつもより大規模でド派手な事件となっている。
ラクロイやバーンズの家族も事件に巻き込まれ、その上、バーンズの妻シャーロットは出産間近の妊婦。クリスマス・エピのため悲劇は無いと信じつつも、ハラハラしながら見届けました。

ショッピングモール銃乱射事件

事件に遭遇したメンバー
ラクロイ捜査官
・父バイロン:バーンズと共に移動
・娘タリ:サラと従業員スペースに避難 サラに日ごろの態度を謝罪する。
・恋人サラ:タリを支え、励ます。
・バーンズ捜査官:バイロンに協力してもらい、モールの管理室へ。
・シャーロット(アパレル店に逃げ遅れた客と共に非難)
・ウィリアムズ:元警官で銃を携帯。ラクロイと共に行動する。

モールの外
・ハナ・ギブソン分析官
オルティス捜査官:爆弾を仕掛けた男を逮捕
・ゲインズ捜査官:バイロンへ指示を出し、屋上からSWATと共に店内へ。
・ウィリアムズの息子で警官のエディー

犯人らは、事件現場となったショッピングモールでの仕事をクビになり、復讐のために事件を起こす。
爆弾5つのうち4つは解除するが、残りの1つが見つからず、発見時には起爆まで残り十数秒。元警官のウィリアムズが、爆弾を抱え、走り出す。
起爆するが、ウィリアムズは一命をとりとめ、爆弾の被害者を出さずに済む。
(事件解決)

ウィリアムズの息子エディーは、父に愛を伝える。
タリの寄宿学校への進学に動揺していたラクロイも、タリの頑張りを褒め、合格を祝う。


乱射事件やヘイトクライムにはうんざりという発言も。
過去の乱射事件として、サンディフック(小学校銃乱射事件)、オーランド(ゲイクラブ乱射事件)、ラスベガス(音楽祭会場銃乱射事件)の3か所を取り上げていた。

ラストで、ついにバーンズの子供が産まれる。
「It's a boy!」と叫ぶバーンズ。
ハッピーエンドで、ドラマの幕が下りる。



1番の見どころ

今回の1番の見どころは、犯人がここ(避難場所)に来たらどうするの?と心配する人々にラクロイが檄を飛ばす場面。

You fight. And you don't fight fair. Use whatever you can. You see that fire extinguisher? Hit them in the head, spray them in the face. The scissors here, these things. Even a pencil works. Okay? The most important thing is your mindset. You say to yourself, "I'm not a victim! I'm not gonna die today!” I promise you, you are not.

「戦え!部屋にあるものは何でも使え。あの消火器で頭を殴れ。ハサミで刺したり、鉛筆だって武器になる。いいか、一番大事なのは強い覚悟だ。やられてたまるかと思え。ここで死んでたまるかと。約束しよう、死なせない。」

怯えているだけの人々の人々が、覚悟を決める様子が伝わり、ドラマを観ている側も奮い立ってくるようなシーンでした。
FBIで、最重要指名手配リストに載る凶悪な逃亡犯と日々戦うチームを指揮するラクロイの力量も描いたということなのだろう。
とにかくカッコ良い決めセリフでした。