映画とドラマとロケ地

映画や海外ドラマの撮影地の紹介+レビュー

ブラッド・レッド・スカイ Blood Red Sky Transatlantic 473 (2021)

ドイツに住むナディアは、白血病の治療のため、息子のエリアスと共にNYへ向かう飛行機に乗る。

しかし、母子が乗った飛行機はハイジャックにあい、テロリストに占拠される。

座席から飛び出した息子を追ったナディアは、テロリストに射殺されるが、彼女はしばらくして息を吹き返す。

 

以下ネタバレあり

 

 

 

【映画ロケーション】

 

主な撮影は、チェコの首都プラハにて。

他は、Prague, Zlicin studio, Smilkov, Kouty, Hermanicky, Arnostovice,

Brno – Lisen, Turany airport等で。Czech Film Commissionより抜粋

 

 Curtiz役のChidi Ajufoのインスタグラムより。

皆、このように特殊メイクされていったのでしょうね。

 

 

※ネタバレ注意

 

 

 (あらすじ)

 

主人公:ナディア(未亡人)

息子 :エリアス

夫  :ニコライ(エリアスが乳幼児の頃、死亡。)

 

NY行きの飛行機

ドイツのある空港にて。

病気で具合の悪い母ナディアのかわりに、息子のエリアスは一足先に空港へ行き搭乗手続きを行っていた。

エリアスは、空港でファリードという男性と親しくなり、母の病状(白血病)について語る。

 

ハイジャック犯(テロリスト)

飛行機が出発ししばらくした頃、複数のハイジャック犯らが動き出す。

男性の客室乗務員(エイトボール)や副操縦士らも犯人らの仲間で、機長は毒をもられて殺害され、2人のスカイマーシャル(航空機警乗警察官)もすぐに殺されてしまう。

ブラックボックスも処理され、飛行機は追跡不能に。

犯人らは、爆弾を設置し、犯行声明の準備も始める。

 

ナディアの秘密

息子エリアスを追い、席を立ったナディアは、犯人に射殺されてしまうが、しばらくすると、彼女は意識を取り戻し、夫ニコライが殺された日を思い出していた。

雪の夜、車が故障し、夫ニコライは妻ナディアとまだ赤ちゃんだったエリアスを車に残し、1人で助けを呼びに歩いていく。

いつまでたっても戻らない夫を心配したナディアは、足跡を追い、ある農家に。

夫は何者かに惨殺され、彼女も化け物に襲われ、噛みつかれてしまうが、朝日をあびた化け物は苦しみながら死んでしまう。(化け物=吸血鬼)

その後、吸血鬼にかまれたことで、ナディアも吸血鬼になり、答えを探しに襲われた農家へ向かう。

そこで、ナディアを襲って死んだ吸血鬼の父親と遭遇するが、ナディアは相手を殴り殺し、彼が持っていた吸血鬼抑制剤を奪い、農家に火をつける。

 

ナディアの反撃

ナディアは、貨物スペースに移動し、犬の血液を吸い、吸血鬼パワー?を得て、ハイジャック犯の1人を襲い、さらに彼の血を吸っていく。

犯人らは、飛行機に爆弾を設置し、自分たちは貨物室からパラシュートで脱出し逃亡しようと計画していた。

ナディアは、コックピットを占拠するため、飛行機の操縦が出来る人物を探し、息子エリアスと共にコックピットに籠城。

犯人らにより進路変更されていた飛行ルートを元に戻そうとする。

 

ハイジャック犯vsナディア

ハイジャック犯は、コックピットを占領するナディアに向かい、開けなければ乗客らを1人ずつ殺すと言い、少女を連れてくる。

ナディアは、コックピットから出て、ハイジャック犯らを襲っていくが、彼女の持ち物から、事情に気づいたエイトボールは、彼女の血を注射器で採取してしまう。

 

吸血鬼だらけ

エイトボールは、ナディアの血液を自ら注入し、吸血鬼に変貌する。

ナディアは、エイトボールを殺害しようとするが、失敗。

エイトボールを一度は、個室に閉じ込めるが、怪我をした乗客がエイトボールに噛みつかれてでも生きようとして、エイトボールを開放してしまう。

その後、エイトボールに襲われた人々らが次々に吸血鬼となり、機内で人間のまま残っているのは、エリアスとファリードだけになる。

 

スコットランド空軍基地

スコットランドの空軍基地に飛行機は着陸。

エリアスは、パラシュートのロープを使い、地上へ降り救出される。

その後、コックピットにいるファリードが、詳細を説明しようとするが、ファリードは、テロリストの一味だと疑われたままだった。

 

ラスト

エリアスは、ファリードを救うために、車から飛び降り、飛行機へ向かう。

ファリードは、手錠をかけられ、飛行機から降りたところだった。

機内に入った軍人らは、次々に襲われ、正気を失ったナディアは機外へ。

エリアスの声も、今のナディアには届かない。

そこで、エリアスは、テロリストが持っていた起爆装置のスマホのスイッチを押す。(飛行機も母ナディアも大爆発に巻き込まれ、炎に包まれる。)

~終~

 

 

 

 

 

Dominic Purcell等、有名な俳優も出演していたが、この映画で光っていたのは、エイトボール役のAlexander Scheer!

サイコぶりがすさまじかった。

怖いけど目が離せないキャラクター。

映画「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」で、実在の人物である東ドイツのミュージシャン、ゲアハルト・グンダーマンを演じ、数々の賞を受賞している。

 

 

苦手なホラーだったが、怖がりながらもなんとか観終えることが出来た。

可愛いエリアス君が緩和してくれたからだと思う。